小グループで聖書を学ぶ

2 同じ言葉、同じ心、同じ志(Tコリント1:10〜17)


「心の門を開いて」

 コリント教会は、パウロ自身が最も弱い時、恐れや何かで弱くなっていた時、立てられた教会です。2:3。パウロが最も弱い時、弱いと見える時に立てられた教会であるために、人々の心の中に問題が生じたようです。しかし、このような教会に送った手紙が、私たちに信仰的な示唆を多く与えてくれています。

「御言葉の種を蒔こう」

1 パウロにコリント教会での争いが伝えられたのを受けて、パウロは争いをしていたコリント教会の聖徒たちにどのようなことを勧めていますか。
・10〜11節/


2 パウロは、コリント教会の聖徒たちに対して、「仲間割れ」しないようにと勧めています。わざわざ、「主イエス・キリストの御名によって〜お願いします」と言っているのは、どんな理由が考えられますか。



3 パウロ個人が命じるのでなく、イエス様の願われることですよ、イエス様が命じておられることですよ、ということです。パウロが言うと聞かない人々も、イエス様の御名によることなら、聞かざるを得ません。あなたは、御言葉を神様が命じておられる、ということを自覚して聞き従おうとしていますか。それとも、自分の気持ちで判断していますか。誰かから御言葉を言われたら、素直に聞けないことがありますか。



4 「みなが一致して」は、原文では「みな同じことばを話して」となっています。さらに、「同じ心、同じ判断を保ってください」とお願いしています。性格や考え方の違う人々が、どうして「同じことば、同じ心、同じ判断」となることができるのですか。一致することのできる鍵は何ですか。
・ローマ15:5〜7/


5 なぜコンリント教会の人々は、一致できなかったのでしょうか。争っていた人々の心の根底には、何があったのでしょうか。コンリントという都市は、富と哲学と武力で有名でした。コリントの人々も、それらを誇りにしていました。
・箴言13:10/
・Tテモテ6:4〜5/

6 聖書は、高慢によって論争する病気にかかると教えています。富と哲学と武力で有名なコリントの人々は、元々とても高慢だったようです。クリスチャンとなっても、それを引きずっていたのでしょう。人は、過去のことで高慢になるか、所有しているもので高慢になるか、はたまた自分のことでないことでも高慢になります。あなたは、どんなことで高慢になり易いですか。どんなことにプライドを持っていますか。



7 コリント教会で争っていた人々は、御霊に属していたのでなく、肉に属していたので、高慢になりました。どんな高慢ですか。具体的に、どんな問題を起こしていましたか。
・12節/



8 おそらくコリントの哲学諸派の間にあった争いのように、彼らの間に争いが起こっていたのでしょう。彼らの党派心、派閥争いが何を引き起こしており、どうなる危険があるとパウロは警告していますか。どんな悔い改めを求めているのでしょうか。
・13節/


9 私たちも、世にあって否が応でも派閥に組み込まれ、知らず知らずに争いの渦中に入れられ、噂話や批判の中に置かれてしまいます。そして、人を傷つけ、自分も痛み、その交わりや関係を悪いものにしてしまいます。どのように対処したらよいのか困ることもあります。思い当たることを分かち合いましょう。



10 私たちが別れて争うことがないようにするには、イエス様の十字架がむなしくならないためには、福音を信じて救われた私たちがどのようになることが必要ですか。
・17節/
・ガラテヤ2:20, Uコリント5:17/

「命の実を刈り取ろう」

 救われた私たちも、肉の自分に執着するのを止めて、イエス様中心、十字架中心の本質的な信仰に立ち返るなら、一つとなることができます。救いの御言葉の宣言通り、十字架で古い自分が死んで、新しい自分となったことを覚えて生きるなら、教会も家庭も、一つとなることができるでしょう。そして、私たちが遣わされている所が主の恵みを受ける場となります。きょうの学びで示されたこと、受けた導きは何ですか。

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