小グループで聖書を学ぶ

21 すべてのことを福音のために(Tコリント9:1〜27)

「心の門を開いて」

 人は、時が経てば人格が成熟して来るのでしょうか。知識を増やせば、人として成長するのでしょうか。私たちは、クリスチャンとして、信仰が成長し、成熟した信仰者になることを望みます。パウロの証しから学びましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 パウロは、使徒としての弁明から、どうしたら成熟したクリスチャンになるのか、どうしたら福音宣教が進展するのかを証ししています。そこで、使徒であるために自分が持っている権利を1〜14節に列挙しています。その権利をどうしたのですか。パウロが言いたいことは、何ですか。
・12,15節/


2 権利を持っていましたが、福音のために用いなかった、ということを強調しています。親や子としての権利、夫や妻としての権利、先生や学生としての権利、職場の職責の権利、住民としての権利等々、様々な権利を人は持っています。あなたは、どんな権利を主張して、ぶつかることがありますか。



3 福音のために、人々の救いのために、人の心の癒しために、当然行使できる自分の権利を用いないという考えもあります。権利を捨てるとか、諦めろというのではありません。福音のために、人のたましいのために、一時期対象を限定して、用いないということです。その状況に応じて「権利を脇に置く」のです。その考え方を知って、どう思いますか。



4 パウロは、福音宣教について何と証ししていますか。なぜ、それほどまでに言うのでしょうか。
・16〜18節
・Tテモテ1:12〜13, Tペテロ2:9〜10/

5 人は、イエス様によって救われたことで、たましいの自由を得ています。罪と肉の原理の支配から自由にされたことは、素晴らしい救いの恵みです。福音によって人が救われるという目的のために、パウロは、その自由をどうしていると証ししていますか。たましいの救いのためにどのように人々に接しているのでしょうか。パウロには、そのようにするモデルがいます。それは、誰のどんなことですか。
・19節/
・マタイ20:27〜27/

6 パウロは、人のたましいの救いのために「すべての人の奴隷」、すなわち「仕えるしもべとなった」と証ししています。イエス様はご自分に倣うようにと命じておられます。あなたは、「仕えるしもべ」について考えたことがありますか。どのようにしてみましたか。
・ヨハネ13:14〜15,ピリピ2:5〜8/


7 この「しもべの神学」を称賛することは簡単ですが、しもべとなることは簡単ではありません。難しくても、「何とかして、幾人かでも救うために」とパウロは、人々に対しました。そのパウロの取り組み方は、大変素晴らしい秘訣を私たちに教えています。それは、どんなことですか。真似をすることなのですか。その意味するところは何ですか。
・20〜22節/


8 パウロは、律法主義の文化、偶像や迷信の文化の中にいた人々や様々な弱さを持った人々に対しても、彼らのその状況と心情を思いやることに心を注ぎました。つまり、苦しみや疲れの中にある人、ねたみと憎しみの中にある人に対して、その思いを察し、その心に寄り添うのです。このようなことを、コンテキスチュアリゼーション「文脈化、文化への適用」と言います。言葉や文章を文脈の中で理解するように、その人をその文化や状況や心情の中で理解しようとすることです。私たちは、聖書の教えをその人の文化や生い立ち、心情に合わせて適用していくことが必要です。このことを知って、あなたの心に浮かんだこと、考えかたことは何ですか。



9 福音を証しし、たましいの救いに仕えるためには、言葉だけで伝えるのではなく、結局福音を証しする私たち自身が整えられ、霊的に成熟し、成長することが必要です。。パウロは、運動競技会を例に説明しています。レースで賞を受ける者は一人だけですが、クリスチャンはすべて、勝利の人生を送ることができます。パウロがアドバイスしていることは、どんなことですか。三つのことを見つけましょう。
・24節,25節,26〜27節。

「命の実を刈り取ろう」

 走ることを決心し、ひたむきに、そして、ゴールについて考えながら走ります。多くのは、目的を持たず、考えることなしに人生を走っています。私たちは、人生の輝かしいゴールを目指して、イエス様を思いながら、信仰の生涯を走り続けたいのです。主が用意されたゴールへ向かうライフスタイルです。あなたの人生の最優先は何ですか。
・ヘブル12:1〜2, Uテモテ4:7, 使徒20:24/

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