小グループで聖書を学ぶ
18 来た道を戻ってはいけない(T列王記13:1〜34)

「心の門を開いて」

 今日の箇所には、一人の無名の預言者が登場しています。彼の不思議な行動が記されていますが、それを通して読む者に色々なことを考えさせ、省みさせます。私たちへの豊かなメッセージを汲み取りしょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 北イスラエルに偶像崇拝を導入したヤロブアム王が、ベテルにあった偶像の祭壇で儀式をしている時、ある無名の預言者がユダから来て、預言をしました。どんな内容ですか。
・1〜2節/
・U列王23:15〜16/

2 ヨシア王とは、南ユダ王国に登場する最も信仰的な王で、宗教改革を行い、偶像礼拝を一掃することになる王です。それを聞いたヤロブアム王は、自分たちがベテルで行っている偶像礼拝への裁きを言っているのだと分かりました。ヤロブアム王は、悔い改めましたか。その結果、どうなりましたか。
・4節/


3 裁きの預言を恐れなかったヤロブアム王でも、自分の体に起こったことには恐れました。王に頼まれた無名の預言者がとりなしの祈りをすると、王は癒されました。これは、神様のどんな取り扱いがあらわれていますか。あなたにも経験がありますか。
・6節/
・ヨハネ3:16, Tペテロ1:3/

4 人は、どんな時に神様の愛とあわれみを多く体験するでしょう。自分の病気が癒された時、大きな問題が解決された時ではないでしょうか。ところが、神様の愛とあわれみを最も早く忘れてしまうのも、病気が癒された後や問題が解決した後です。ヤロブアムは、この悔い改めの機会を生かすことができませんでした。それでも、王が食事に招待し、贈り物をあげたいというと、預言者は何と返答しますか。その理由は何ですか。
・7〜9節/

5 命を賭けて王に警告するという重大なミッションを終え、王の接待も贈り物も断ったたこの無名の預言者のもとへ、ベテルにいた一人の年老いた預言者が会いに来ます。そして、自分の家に来て、一緒に食事をするように招待します。老預言者は、無名の預言者をどうしましたか。
・11,15〜18節/

6 はじめは、王の招待を拒んだように、老預言者の招待も断ります。しかし、私も同じ預言者だ、御使いが来て言いましたという言葉にすっかり騙されてしまいました。そして、神様の命令を無視して、老預言者の家に行って、食事をすることにしました。その結果、どうなりましたか。
・19〜22節/
・26節/

7 パンを食べ、水を飲むことが、なぜそんなに問題なのでしょうか。「この所では」(8,16節)いけないと言っています。もはやベテル(神の家)と呼ばれた町は、どういう所となっていたからですか。「もと来た道を通って帰ってはならない」という命令も繰り返されています。それほどに、何をしている王を戒め、悔い改めに導こうとしているのですか。
・創世記28:16〜19/
・T列王12:28〜29/

8 偶像の家で飲み食いすれば、偶像に与ったことになります。無名の預言者がベテルに来たのは、偶像礼拝という罪の道に戻ったヤロブアム王を責めるためでした。あなたにとって元来た道とは何ですか。来た道に戻るとは、どういうことになりますか。戻ろうとしていることはありませんか。
・Uペテロ2:20〜21/


9 この衝撃的な事件を聞いたヤロブアムはどう反応しましたか。その結果はどうなりますか。騙した老預言者は、どのように変化しましたか。
・33〜34節/
・31〜32節/

10 老預言者の遺言に信仰の道に進んだ希望が見えます。騙してしまった無名の預言者を丁寧に墓に葬り、その傍らに自分を埋葬してくれるように頼みます。無名の預言者が伝えた御言葉のようになると証ししています。信仰を回復し、無名の預言者の働きを継いでいます。この箇所を読んだ多くの人たちが、騙された無名の預言者が死んで、騙した老預言者にはお咎めなしでは、そんな不条理納得できないと言います。イエス様は、神の御子であり、罪のないお方なのに、イエス様が十字架にかけられ、罪のある私たちがその代わりに罰を免れました。そんな不条理納得できませんか。どう思いますか。
・Tペテロ3:18/
・エペソ2:4〜5/

「命の実を刈り取ろう」

 神の御子であり、罪のないお方であるイエス様が十字架にかけられ、罪のある私たちがその代わりに罰を免れました。ここに神様の愛とあわれみがあります。ずっと後の時代に、ヨシア王がベテルで行ったことを読んで、今日の学びから示されたこと気付いたことを分かち合いましょう。
・U列王23:17〜18/                                       (T列王記13:1〜34)

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