小グループで聖書を学ぶ

3 主の道を歩むなら (T列王記2:1〜25)

「心の門を開いて」

 ダビデ王が世を去ろうとしています。10〜11節。そこで、ダビデはソロモンに遺言を残します。世間では、遺言というと遺産のことになりますが、ダビデは精神的なことでした。どんな内容でしょうか。私たちへの適用としましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ダビデからソロモンに王位が引き継がれて行くためには、十分に準備されて、譲り渡されることが必要です。ところが、ダビデによって完全に解決されていない危険が残されていました。それは、ソモロンにとって大きな敵対勢力となるであろう人々でした。どんな人ですか。
・5〜6節/
・Uサムエル3:21,27/

2 ヨアブは将軍としては有能で、イスラエルを勝利に導いて来ました。しかし、彼には大きな欠点がありました。神様の御心よりも、いつも個人的感情や利害関係が先に立っていたということです。王の意向さえ無視してしまう人でした。あなた自身にも、このような傾向はありませんか。



3 シムイは、サウル王の一族の者で、サウル王家から王位を奪ったと言ってダビデを逆恨みしていたのです。ダビデにどんなことをしましたか。それにもかかわらず、ダビデはどうしましたか。こういう人は、聖書では何と言っていますか。
・8〜9節/
・ローマ2:4/

4 心残りは、悪い人のことばかりではありません。亡命生活をしている時に助けてくれたバルジライの子どもたちをどうするように頼んでいますか。そうすることは、ソロモンにとって、どんなことが予想されますか。
・7節/


5 ダビデの死後、すぐにダビデの心配は現実のものとなります。それは、ヨアブでもシムイでもなく、アドニヤ王子の陰謀でした。どうして、そう言えるのでしょうか。
・15〜17節/
・1:3〜4/

6 ダビデや側近の者には単純に看護師なのですが、外部の者には、ダビデ王の側室に見えたことでしょう。ですから、アドニヤがこの女と結婚すると、人々はアドニヤがダビデの後継者かと思うようになり、混乱するはずです。バテ・シェバは何も知らずに、そのままソロモンに伝えましが、それを見抜いたソロモンをどう思いますか。
・22節/


7 ダビデは、大変年を取り、今世を去ろうとしています。1節。果たして、ソロモンがどう歩むことができるだろうか、どうすれば国の統治を引き継ぎ、様々な困難を乗り越えて、治めていくことができるだろうか、自分が死ねば、何を頼りにすればよいか、どう生きていくのか、大事なことを遺言として残しました。そのために、危険人物に関することよりもっと重要なこととして言い残しました。それは何ですか。
・2〜4節/


8 私たちは、次の世代のために、どうすればいいのでしょうか。家族に残してあげられるものは何でしょうか。人々は、世での競争に勝ち残ることができるように、権力や財産と思うようです。しかし、聖書では私たちがどう生きるように教えていますか。
・詩篇1:2〜3/
・申命29:9/

9 これまではソロモンの絶対的な保護者でした。もう守ってあげることはできません。ソロモンは、これまで父ダビデの信仰のお陰で守られて来ました。ダビデの信仰のゆえに神様の恵みを受けていましたが、これからは、自分の信仰で神様の御心に従い、御言葉を守って生きなければなりません。私たちの場合も同じです。親の信仰、夫や妻の信仰で守られて、家族が恵みを受けています。しかし、その信仰の家族が世にいる間です。残される家族がどうすることが必要ですか。私たちにできることは何ですか。
・ガラテヤ6:10/
・使徒20:24/


「命の実を刈り取ろう」

 この変転極まりない世で、競争や肉の原理が横行する社会で生きる彼らに何を伝えなければならないのか、私たちは真剣に考え、行動しなければなりません。伝え、残すべきは、私たちを救い、私たちを幸いに導いてくれたイエス様の救いです。そのために、私たちの愛する人々が、自分でイエス様の十字架を信じて、救いの恵みを受けて生きるようにしなければなりません。私たち自身が信仰の恵みを享受して、信仰生活自身が遺言であるかのような人生を生きて、証しが遺言となるようにしたいのです。今日の学びを通して気付かされたこと決心したことを分かち合いましょう。

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