小グループで聖書を学ぶ
6 平安があるように (T列王記4:1〜34)

「心の門を開いて」

 ソロモン王の時代、イスラエルの人口は増加し、領土は最大となり、イスラエル王国の最盛期を迎えました。ソロモン王と国民は、繁栄と平安を享受しました。神様から受けた祝福は、どんなものなのでしょうか。そこから私たちへどんなメッセージを与えられるのでしょうか。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ソロモン王の元に、1〜19節のリストにある多くの高官や地方長官が、様々な役目と仕事を担い、王国を形勢し、発展させて行きました。この時代、ソロモン王のもとイスラエル王国は、どのような状況となりましたか。
・20〜21節/


2 これは、神様がアブラハムに約束されたことの成就と言うことができます。大事なことは、アブラハムや族長たちが、その約束を信じて、流浪の民の境遇にあったということです。族長たちが不安になり、失望しそうになった時、神様がその度に御言葉を与え、約束を思い起こさせてくださいました。このことから私たちが学ぶことは何ですか。
・創世記15:18,22:17/
・ローマ4:20〜21/

3 ソロモン王が受けた祝福の一つとして、食料の豊かさが記されています。多くの食料が生産されたという記録ではなく、食事を味わい、恵みを享受したということを記録しています。私たちは、信仰の恵みを享受しているでしょうか。礼拝の恵みを味わっておられますか。豊かな御言葉の養いを体験しておられますか。私たちの心が信仰の恵みで満たされることがないとどのようになる危険がありますか。
・22〜23節/
・エペソ5:18/

4 これだけの量の食事は、王とその家族だけの分量ではありません。外交関係のあった国々から来た外交官や使節やソロモン王の話しを聞きたいという人々も招かれたでしょう。そこで神様のことが話され、御言葉が語られ、信仰が伝えられたことでしょう。イエス様が食事を共にしながら、人々と交わり、話しをされたということを思い出します。ここからどんなことを思いますか。生活伝道や家族伝道で学んでことを思い起こしましょう。
・マタイ9:10〜11/
・ルカ7:36〜38/

5 神様の祝福は、お腹を満たしてくださるよりも、もっと大切なものをもたらしてくださいました。神様が与えてくださる大切な贈り物です。それは、何ですか。
・24〜25節/


6 王国の平和と民の平安は、ダビデの戦いによってもたらされたものです。これは、私たちへの霊的な適用を含んでいます。私たちは、神様が優しいから罪を赦してくれたと思っているのでしょうか。私たちの罪と滅びのために戦いが行われ、私たちの救いのために偉大な犠牲が払われました。誰が戦われ、どんな犠牲を払われましたか。何が私たちにもたらされましたか。
・コロサイ1:20/
・イザヤ53:5/

7 イエス様の十字架の犠牲によって私たちに罪の赦しと平安がもたらされ、私たちは癒されました。平和と平安を与えられた私たちは、どのようにしなければならないと教えていますか。平安でいるためには、どうすればいいのでしょうか。
・コロサイ3:15/
・ヨハネ16:33, ピリピ4:6〜7/

8 神は、ソロモンに誰よりも優れた知恵と広い心を与えてくださいましたか。それによって、ソロモンは、どんなことをしましたか。
・32〜33節/


9 ソロモン王は、その知恵と霊的洞察力をもって、多くの箴言や歌を作りました。箴言は、人々の成長のために役立ち、私たちの人生と仕事において導きを与えてくれます。聖書が、あなたの人生の確かなガイドとなっているでしょうか。ソロモンは、多くの動植物を観察して、生物を研究し、世に貢献しました。ソロモン王の知恵は、そうした学びと研究の備えがあってのことだいうことが分かります。あなたは、自分の分野にどのように取り組んでおられますか。私たちが、このことから何を学び、どうすることが必要ですか。


「命の実を刈り取ろう」

 会社の仕事にも色々な専門分野があり、家庭の仕事でも、料理、掃除、会計、育児、教育等々と様々な分野の知識や知恵が必要です。私たちが、信仰をもって取り組んで行くならば、神様はそれを祝福してくださり、御言葉の知恵を与えてくださいます。ソロモン王の知恵と知識は評判となり、多くの人が王の知恵に満ちた話しを聞きに来ました。34節。今、私たちは、あらゆることが内包されている聖書を読むことができます。どんなに恵まれていることでしょう。
 ソロモン王の知恵と平和は、イエス様を示したものでした。今私たちは、イエス様の救いによって平安を与えられています。よみがえられたイエス様は、「平安があるように」と言われました。この平安を享受して生きたいですね。今日の学びから受けた導きと決心を分かち合いましょう。ヨハネ14:27。

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