小グループで聖書を学ぶ
7 志をたてさせ、事を行わせて (T列王記5:1〜18)

「心の門を開いて」

 私たちは、仕事や勉強、自分の立場や責任をどう考えているでしょうか。何かをしようとする時、どのように備え、どんな思いで取り組もうとしているでしょうか。信仰は、どう関わっているのでしょうか。神様のみこころはどうでしょうか。この大事な観点について、ソロモン王の神殿建築準備から学びます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ソロモンの神殿建築のきっかけは、イスラエルの北にあるツロの王ヒラムの使者が来たことによります。ソロモンは、自分の思うままに神殿の工事を始めることはできません。何を必要としていたのですか。
・1〜2,6節/


2 イスラエルには、建築に足るだけの木材がありませんでした。石材だけでは建てることができません。ところが、当時レバノン山脈は、鬱蒼としたレバノン杉で覆われていました。しかし、レバノン杉入手も、神殿建築の材料にすぎません。ソロモン王が、神殿建築そのものをしようとしていた理由は、何ですか。
・5節/
・T歴代28:5/

3 ソロモン王が、神殿建築をしようとしたのは、神様がダビデ王に彼の息子ソロモンが神殿の建築をすると約束されたからです。大事なことは、神様のみこころ、御言葉に基づいて行ったということです。イエス様を信じて救われ、新しい人となった時から、神様のみこころと御言葉に基づいて仕事をし、学び、人生を歩む者となります。何か事を行う時、あなたは、家庭や社会での働き、学校での学びにおいて、どんなビジョンが与えられていますか。その働きは、御言葉に基づいていますか。



4 私たちは、これが神様のみこころなのだろうか、何が神様の導きだろうかと思い惑うことがしばしばあります。時には、勝手に導きだと言って押し進めてしまうときもあります。このことについて、聖書は何と教えていますか。
・箴言 16:1〜3,9/


5 自分の計画が純粋だと思っても、神様に聞いて、委ねてみなければなりません。神様が判断してくださいます。これでいいのだろうか、どうすればよいのかと不安になっても、神様が確かにしてくださいます。神殿建築の志を与えられても、いつどのように始めるのがいいのか、ソロモンは、どのようなことでそれを察知したのですか。どんなことで神殿建築の導きが分かったのですか。
・3〜4節/
・7〜8節/

6 ダビデ王とヒラムの友好関係があったために、レバノン杉を手に入ることができました。戦いがない安息もダビデの功績です。そのほか、ダビデは神殿建築のために、どんな準備をしてくれていましたか。ソロモン王の神殿建築のためのダビデのような働きは、何か事にあたる私たちに対して何を教えていることになりますか。
・T歴代28:11〜12, 29:2/
・Uコリント9:10/

7 こうして、平和と安息、友好的外交関係、豊かな材料、先人の準備という環境が整って始めて、神殿建築が開始されます。私たちが何かをしようとする時、ビジョンが示された時、神様の導きにあるなら、人の助けや障害の除去、必要な材料の備えがあります。それが神様のみこころであるなら、そのための環境や条件が備えられます。そのことがよく分かる事例をあげてみてください。



8 御言葉やビジョンが与えられて、環境や条件が整えられたのなら、後はどうしますか。神殿建築の環境や備えを知ったソロモン王は、何を開始しましたか。そこには、どのような信仰の姿勢があらわれていますか。
・13〜18節/
・Tコリント 4:1〜2/

9 神様は、私たちの仕事や生活のために導きを与え、環境や条件を備えてくださいますが、それに応えて、私たちはその事を忠実に、最善を尽くして取り組まなければなりません。御心が示されたとしても、中々思うように行かなかったり、反対されたり、評価されなかったりすると、この事は神様の導きだろうかとつぶやいたり、自分にできるのだろうかと疑うことはありませんか。それに対して、聖書は、何と教えていますか。
・ピリピ2:13〜14,16/

「命の実を刈り取ろう」

 事の始まりが御言葉や神様からのビジョンに基づいているのであれば、神様の備えがあり、神様の評価があります。神様の導きの中にあるなら、私たちのすべきことは、神様の忠実な管理者として、誠実に働き、その事に忠実に取り組むということだけです。私たちは、イエス様を信じて新しくされた時から、仕事や学び、生活のすべてにおいて、神様の導きの中にあり、信仰をもって取り組む者とされています。Uコリント 5:17。きょうの学びで気付かされたこと、示されたことを分かち合いましょう。

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