小グループで聖書を学ぶ

5.みこころを行う者(Tヨハネ2:12〜17)

「心の門を開いて」
 
 長老教会はカルヴァンからはじまり、宗教改革に基づいています。宗教改革とは、当時の間違った信仰にプロテストして、教会が聖書信仰を取り戻した歴史的な出来事でした。現代も継続して、まことの信仰を勝ち取って行かなければなりません。信仰の試みが吹き荒れた時代であったヨハネの手紙から学びましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 当時は、1世紀末の頃で、キリストが広がって行くに連れて、間違った信仰が起こっていた時代です。ギリシャ哲学の影響を受けた誤った教えに揺さぶられていた聖徒たちに何と呼びかけていますか。年齢的なことではなく、様々な霊的状態にある人々に宛てているのですが、それぞれどんな説明がついていますか。
・12-13節/


2 まず、「小さい者たち(子どもたち)」の特徴は、「御父を知った」とあります。神様が与えてくださったイエス様の救いを知って、それを信じて罪から解放され、その喜びがあるけれども、まだ御言葉の養育や信仰の整えが少ないということです。そういう人々は、どんな試みや攻撃を受け易いですか。どんな思いが起こり、信仰が揺れ動き易いですか。
・14節a/


3 現代も、哲学や人間主義などの影響を受けて、自分の力で信仰生活ができる、自分の努力で霊的成長できるという教えがあります。御言葉中心、福音中心ではない、人の知性や力が中心の教えに揺さぶられます。聖書では、どんな対比で注意していますか。
・ローマ8:2-7/


4 「小さい者たち」に必要なことは、神様が罪人をイエス様にあって値なしに赦してくださり、ご自分の子どもとしてくださったという事実をしっかり握るということです。生きておられる神様と出会うことが大切です。試みる者たちと戦わないことです。肉の原理ではなく、御霊の原理で生きようとすればいいのです。このことをしっかり覚えておくだけで、攻撃や試みから守られます。あなたは、しっかり握っていますか。時々、揺さぶられるときがありますか。(参考/Tコリント2:1~3)

5 「父たち」の特徴「初めからおられる方を知った」というのは、御言葉の訓練を受け、霊的に整えられている人で、神様の救いの計画を知っており、御霊の原理によって生きていこうとしている人々です。父たちは、人の知恵に陥ることなく、騙すサタンの策略にかかりません。誘惑や試みに会う人々を助けることができます。あなたの周りには、霊的な助けや守りを与えてくれる人がいますか。(参考/Tテサロニケ5:11,14)
・14節b/


6 「若い者たち」の特徴は、御言葉の真理をもって霊的戦いに打ち勝つことのできる人々です。御言葉の真理をもって、誘惑や試みから守られ、打ち勝つことができた体験があれば、分かち合いましょう。
・14節c/


7 内なる試みや戦いがあれば、外なる誘惑や試みがあります。世に生きる聖徒たちには、世での思い惑いや試みがありました。それで、何と言っていますか。なぜですか。
・15節/
・ヤコブ4:4/

8 「世」とは、「世の人、社会、生活方式や価値観」のことです。神様は、世に生きる私たち一人ひとりを愛され、哀れんで、御子イエス様を十字架に渡されました。神様は、私たちが社会から逃避して生きることでなく、社会で重要な美しい役割を果たすことを求められます。神様は、御霊の原理、御言葉に聞き従うことで、私たちを世の悲惨から守ってくださいます。まだ、世を愛しますか。神様を愛しますか。(参考/ヨハネ3;16, マタイ5:14)



9 世を愛すると、どのような弱点、罪が出て来るのでしょうか。その中で、あなたが特に弱いものはどれですか。
・16節/


「命の実を刈り取ろう」

 世と世の欲は、本当の満足を与えることはできません。最後に残るものは、何ですか。誘惑や試みに会う中で、神様は、私たちにどんな生き方を求めておられますか。この学びを通して、どのように生きようと願い、祈られますか。
・17節/
・マタイ7:21/

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