小グループで聖書を学ぶ

6.キリストのうちにとどまろう(Tヨハネ2:18〜29)

「心の門を開いて」
 
 アンチ何とかという言葉ありますが、ここにもアンチキリストという言葉があります。しかし、イエス様に反対しているのではありません。彼らが全面的にキリスト教に反対していたなら、クリスチャンが揺さぶられることはなかったでしょう。なぜ、試みを受け、揺さぶられていたのでしょうか。どんな対策が勧められているのでしょうか。

「御言葉の種を蒔こう」

1 クリスチャンの信仰が揺さぶられることなので、「小さい者たちよ」と呼びかけ、みんなに忠告されています。どんな人に注意するように言われているのですか。
・18節/
・22節/

2 「反キリスト」と言われた人々は、イエス様はすばらしいお方だと認め、その教えを学ぶのですが、イエス様が神様だとは認めなかったのです。人間中心の考えから、イエス様がキリストでないと言っていたのです。なぜ、彼らの言うことで試みを受け、信仰が揺さぶられたと思いますか。(参考/コロサイ2:8.Tコリント15:14,17)



3 クリスチャンも、人間中心で考えるならば、影響を受けます。そして、イエス様を偉人として尊敬し、聖書を道徳訓、よき教えと受け止め、自分の知恵で生きるようになります。十字架の死からの復活、救いの奇跡を割り引いてしまうのです。信仰を自分の頭の中に収めようとして、全面的に神様に従がおうとせず、聖書を誤りない神様の御言葉と受け止めません。御霊に導かれることもありません。あなたにも、そういう思いがありませんでしたか。試みや揺さぶりを経験したことがありましたか。



4 知らずに揺さぶれて、試みられていると、生き方にどうあらわれて来ますか
・Tコリント3:3/
・ローマ8:5~8

5 信仰が試みられ、揺さぶられないために、どうするように命じられていますか。
・24節/


6 あなたが福音を信じた時、どんな思いで信仰告白したか思い出してください。どんな気持ちで信仰生活を歩みはじめましたか。



7 亀裂があり、憎みあう中になった夫婦だとしても、はじめは互いを好み、結婚したはずです。そのはじめの気持ちに戻れば、回復する道があります。どんなに違った信仰になっているとしても、初めのあの純粋な信仰を取り戻すなら、新しい命に生きるようになります。これからはイエス様とともに生きて行くと決意した、あの素直に福音を受け入れた時の信仰が、どこから変わったのでしょう。これからどうしますか。(参考/黙示録2:4~5)



8 イエス様を信じた時、私たちの内に御霊が住まわれるようになりました。それを「聖霊の油注ぎを受けた」と言います。聖霊は、私たちにどうしてくれると教えていますか。
・27節/
・ヨハネ14:26,16:13/

9 イエス様の御霊が注がれているので、聖霊が教えてくださいます。御霊に願って祈れば、御心にかなうことなのか、人の思いや罪になることかが分かって来ます。間違った人の教えや罪の価値観に騙されないようになります。肉の思いに従い続けるなら、迷いや葛藤は尽きません。御霊が内住する心は、神様の真理を聞けば、喜びます。沈滞していた心に力がわいて来ます。私たちは、新しく生まれ変わったにもかかわらず、御霊の原理で生きないなら、肉に属する人となって、御言葉を疎かにし、「反キリスト」の状態で生きてしまうのです。あなたの思うところを分かち合いましょう。


「命の実を刈り取ろう」

 信仰深い人でも、継続的に御言葉を聞くのでなければ、霊的沈滞に陥ります。神様の臨在あふれる礼拝をささげるのでなければ、霊性は消え、ストレスがたまり、病気にもなります。神様の臨在と御言葉の養いの中で聖霊の油が注がれ、私たちの信仰が主に深く根ざすものとなりますように願います。心に与えられた決意、導かれたことを分かち合って、祈りましょう。
・28節/
・コロサイ2:6-7/

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