小グループで聖書を学ぶ

家族を救うために(マタイ1:18〜21,2:11〜15,使徒16:31)

「心の門を開いて」

 クリスマスの絵というと、ヨセフ、マリヤと幼子イエス様の三人のものです。これを聖家族と言います。最近の調査によると、クリスマスは、家族と過ごすという人が一番多かったそうです。クリスマスは、家族について省みる機会です。クリスマスと家族について学びましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 救い主として来るのに、色々な姿が考えられます。大軍勢を引き連れた将軍として来ることもできたはずです。しかし、ここで東方の博士たちが礼拝した救い主は、どんな姿でしたか。イエス様誕生の日、羊飼いたちが見たのは、どんな光景でしたか。
・11節/
・ルカ2:16/

2 彼らが礼拝したのは、ヨセフとマリヤと一緒におられた幼子イエス様です。この光景が聖家族です。つまり、イエス様は家族の中に来られたということです。何のために神の御子が世に来られたのでしょう。なぜ、こんな方法を取られたのでしょうか。
・マタイ1:18〜21/
・Tペテロ3:18/

3 家族もともに救うためにイエス様が来られました。ですから、聖書には、家族についての教えがたくさんあります。それぞれに対してどうあるように勧めていますか。
・コロサイ3:18〜

21/
・エペソ6:1~4/

4 私たちは、妻として、夫として、子どもとして、親として、上記の教えのようにするよう心掛けているでしょうか。このようなことを実行しようとする時、必ず「相手が…だから、できない」という思いが生じます。聖書は、霊的に成熟した方がまずしなさいと教えています。下記の箇所も参考にしながら、思い当たることがあれば、分かち合って、思いを新にしましょう。
・ガラテヤ6:10/
・Tテモテ5:8/

5 家族には、人生途上外からも多くの問題や患難がおそってきます。人が罪を犯して神様と離れた結果、考えや感情に疑いや怒りが入り込んで、その人を支配するようになりました。この家族は、どういう患難に遭遇しまたか。結果は、どうなりましたか。
・2:13〜15/


6 人の心の中にある罪が、互いを憎ませ、互いを疑うようにさせて、攻撃させ、破壊させるようにします。人々が互いに愛し合い、幸福に生きることができないようにするのです。イエス様が生まれる時、ヨセフとマリヤの間にどのような危険が生じる可能性があったと思いますか。実際にはどうなりましたか。
・1:18〜21/


7 この時の状況は、人間的にみれば、不倫だ、裏切りだと誤解させ、不信と憎しみが生じる場面でした。しかし、神様に祈り思い巡らし、信仰によって受け入れ合い、支え合う家族となって出発しました。家族に訪れる事件や問題が、かえって家族の絆をしっかりさせたことはありませんでしたか。
・/


8 信仰を持って家族の救いを願う多くの聖徒たちが、拠り頼む御言葉があります。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」という有名な御言葉です。使徒16:31。多くの人々がこの御言葉に期待と希望を寄せて祈りますが、家族が頑なで難しいと言います。どういうことが望まれていますか。この看守の事例では、看守は家族に対して、何をしていますか。どういうことをしたと思われますか。
・使徒16:27〜33/


9 「あなたの家族も」というのは、看守の信仰が彼の家族を救うという意味ではなく、彼の身に起きたのと同じことが家族にも起こるチャンスが開かれたという意味です。看守は、家族の救いの実現可能を信じて、家族全員を集め、自分の見たこと聞いたことを熱心に語り、福音を聞かせました。この御言葉に拠り頼む者に、どうするように教えていますか。


「命の実を刈り取ろう」

 福音を伝える者がどれだけ信じて、神に信頼して生きているかが鍵です。家族の頑なさや反発は問われていません。この信仰と生き方の影響が家族に及び、結果として家族も救われることになるのです。信頼できる夫として、尊敬できる父として、優しい母として、素敵な妻として、親を敬う子どもとして、家族との絆をしっかり再生して行く働きをすることが必要です。私を通して家族も救おうとされている恵みに、どう応えますか。

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