小グループで聖書を学ぶ


闇に光が照った(イザヤ9:1〜9)

「心の門を開いて」

 この時期、クリスマスのイルミネーションがあちこちで飾られ、多くの人々がイルミネーションを求めます。なぜ人々は、この時期に光を求めるのでしょうか。人は、闇の中にいるからではないでしょうか。社会や人の心に闇があります。その闇の中に救い主イエス様が来られたということが、クリスマスの良き知らせです。

「御言葉の種を蒔こう」

1 この箇所は、救い主の誕生が預言されているところですが、それまで当時の人々の状態やその地の様子がどうだったと説明されていますか。
・1〜2節/
・イザヤ50:10/

2 心理学では、人は何かしら心の闇を持っていると言われます。深くて大きい闇に覆われている人もいれば、心の一部に闇を持っている人がいます。闇が広がる可能性は誰でもあります。なぜ人は深くて大きい心の闇を抱えてしまうのでしょうか。何かきっかけや原因があるのでしょうか。当時のその地の人々の原因やきっかけは何ですか。
・1節,Tテサロニケ2:2/
・4節,詩篇56:1/

3 人の世には、「苦しみ」があります。肉体の苦しみ、仕事や家庭での問題という苦しみ、人間関係の苦しみがあります。人から「はずかしめや蔑み」を受け、人から否定され、無視され、評価されない時、心に痛みや傷を受けます。その人生において「重荷やくびき」を負わされると、辛く感じます。現代社会では、人から「暴力や言葉の鞭を受け、いじめや圧迫を受ける」ことも多く、社会問題となっています。5節。現代社会では、職場や学校において「戦い」があり、人間関係において「争い」があります。競争社会という環境は、本当に大変です。あなたにとって、どんなことがありますか。



4 世の中には、闇の深い所がたくさんあります。人の心にも闇の部分があります。そこには、罪があります。憎しみや怒り、争いや敵対心、自己中心や妬みがあるからです。サタンの支配している所です。罪の縄目から解き放たれ、サタンの支配から解放されなければなりません。闇には何が必要ですか。救い主は、何に例えられていますか。
・1〜2節/
・ヨハネ1:4,9/

5 救い主が来られることは、大きな光と言われています。なぜなら、闇の中で苦しんでいる者にとって、救い主の来られることは、まさに光明を見出すことであり、希望の光となるからです。救い主が光のように来ると人々はどうなりますか。具体的にどのように変わるのですか。
・3節/
・4〜5節/

6 平和が来れば、軍服や軍靴などは必要なくなります。心の平和がイエス様によって与えられるなら、私たちの環境にも平和がもたらされます。救いの恵みは、重荷やくびき、苦しみやしいたげから解放してくれます。なぜ、そうなるのですか。
・Tペテロ2:24〜25/
・ピリピ2:6〜8/

7 「やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った」というのは、今日、イエス様に出会い、イエス様を救い主と信じる人にも起こる恵みです。イエス様はどのようなお方として来られたのでしょうか。
・6〜7節/


8 イエス様が世に来られた意味が、その名に含まれているのです。まず、「不思議な助言者」です。英訳聖書では、wonderful counselorとなっています。救い主は、私たちの素晴らしい相談者となります。次に、「力ある神」です。イエス様を信じて救われるということは、全能の神がいつも付いているということになります。イエス様に救われた者は、「永遠の父」である神の子どもとされる特権を得ます。「平和の君」です。イエス様を信じるようになると、福音によってまず自分自身が変わります。自分の家族が変わります。そして、社会が変わります。あなたがイエス様を信じて、どのようなことを受けましたか。
・詩篇119:24,ローマ8:31 /
・ヨハネ1:12,エペソ2:14/

9 7節に「万軍の主の熱心がこれを成し遂げる」と宣言されています。「熱心」と訳された言葉は、情熱や熱心、妬みという意味があります。神様は妬むほどに愛されると言われます。イエス様が世に生まれた、これがクリスマスの神の熱心、パッションです。熱心なしにどうして神の御子が十字架にかかれるでしょうか。この神の熱心にあなたは、どのように応えられますか。
・エペソ5:8/
・Tペテロ2:9/

「命の実を刈り取ろう」

 神の愛の情熱はあなたに向かっています。あなたを愛する故に、イエス様を世に送ってくださり、ついには十字架にまで渡して下さいました。あなたを救われた神様の熱心を今日感じてください。この情熱を受け入れるならば、救いの恵みを受け、あなたの人生に光が照ります。私たちも情熱をもって働き、情熱を持って学び、情熱をもって生きましょう。コロサイ1:27。受けた適用を分かち合い、互いのために祈りましょう。

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