小グループで聖書を学ぶ

26.偽りの信仰(Uペテロ2:1〜9)

「心の門を開いて」

 この世に多くの偽物があります。一流ブランド品から日用品にいたるまで多くあり、私たちも騙された経験があるでしょう。偽物に騙されるなら損害を受けます。品物ならお金を損するだけですが、信仰であるならば、むなしく過ごすことになります。何が偽りの信仰なのかを知って、本物をしっかり握って、人生を生きなければなりません。

「御言葉の種を蒔こう」

1 日本には良い品物が多くありますが、それらの品と似せた多くの偽物があります。偽物は、すぐに壊れたり、事故を起こしたり、被害が出ることもあります。ここでは、どんな偽物が登場していますか。それが引き起こすことは何ですか。
・1節/


2 偽物は、買う人が本物と騙されて買うことを目的としています。学者や教師の中には、聖書の真理を世の教えや肉の思いに換えてしまう人々がいました。どうして偽りの教えを本物の信仰だと騙されると思いますか。(参考/ヤコブ1:14〜16,Uテサロニケ2:2〜3)



3 クリスチャンであるなら、イエス様を否定はしないでしょう。しかし、偽りの教えを信じる者は、「自分たちを買い取ってくださった主を否定するようなことさえして」しまうと言います。偽りの教えを信じる人の状態は、どうなっているのでしょうか。
・Tテモテ6:3〜5/


4 本当は、私たちは「イエス様の十字架という代価を払って買い取られたのですから、神の栄光を現し」(Tコリント6:20)て生きる者であるはずなのに、「高慢になって、何一つ悟らず、ことばの争いをし、ねたみ、争い、そしり、悪意の疑りが生じ」るなら、人々からどう受け取られますか。あなたも失敗することがありましたか。
・2節/


5 当時聖徒たちの信仰を揺るがしていた偽りの教えは、本物ではないので「作り事」と呼ばれていました。たとえば、肉の耳に聞こえのいいことだけ言い、神様は愛のお方だからとだけ強調し、肉の耳の聞きたくない罪や悔い改めは言いません。罪の悔い改めがなければ、イエス様の十字架の意味はなく、結局主の救いの御業を否定することになるのです。その結果どうなると警告されていますか。
・3節/


6 偽りの教えにだまされて、自分なりの信仰になっている人々の誤りを目覚めさせるために、偽りの教えの結果の例を三つ記しています。私たちへの警告は、どんなことですか。
・4〜6節


7 美しい御使いも、高慢になって、反逆したために地獄に落とされました。人間の力を誇り神様を忘れた文明は、洪水で滅ぼされました。「ソドムとゴモラ」という地は、美しく肥沃なところでしたが、その地の人々があまりにも堕落したために、灰燼と化してしまいました。神様が最も嫌われるのは、私たち人間が己の分を越えて、放縦することです。高慢で、肉の思いで生きる者を惜しまれません。自分を振り返ってみて、どうですか。



8 罪を悔い改めて、真実にイエス様中心に生きなければ、私たちの肉の性質は変わりません。霊的造り変えはないということです。私たちが高慢になり、ことばの争いをし、怒りや妬みを発して、周りの人々のそしりを受けているとしら、素直に悔い改めなければなりません。悔い改めようと思ったことが何かありますか。



9 ソドムやゴモラの人々はすべてしたい放題にして生きていました。しかし、神様に従っていたロトは、どんな人と言われていますか。彼は、そのような人々の中にいて、どん思いをしていましたか。あなたは、この混乱と放縦の世にあって、どのように感じていますか。どのような思いで生きていますか。
・7〜9節/


「命の実を刈り取ろう」

 私たちは本物の信仰をいただいているのですから、義人と言われたノアやロトのように神様の義、神様の御心に従って生きたいのです。神様が守って、救ってくださるのは、偽りの教えにだまされないで、真実な信仰生活をする者たちです。主の救いの御業に拠り頼み、神様の御言葉に聞き従う者を神様は愛してくださいます。私たちは本物を証しして生きるために、どのようにしますか。エペソ4:29〜32

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