小グループで聖書を学ぶ
1 悔い改めて、主に立ち返る(U列王記1:1〜18)

「心の門を開いて」

 今危機の時代ですが、ある経済専門家はその著「危機の時代」の中で、「危機が起き、経済が崩壊しても、必ず復活する。実際に危機が起きた際にこそ、過去の歴史から学ぶことが大事だ。問題は、ほとんどの人が過去の歴史をきちんと見ていないことだ。歴史を振り返れば、今起きていることが何であるかが、きっと見えてくることだろう。」と言っています。列王記の歴史から学びましょう。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 時代は、古代イスラエル王国が南北に分裂して、北イスラエル王国の4番目の王朝、オムリ王朝三代目、アハズヤ王の時、紀元前855年頃の出来事です。アハズヤ王は、危機の中にありました。どんな危機ですか。3つ答えてください。
・1〜2節前半/
・/

2 アハズヤ王は、父の戦死で、急に王国を受け継ぐことになりました。それを見て、それまで服属していたモアブがそむきました。そして、自分自身も大怪我が元で病気になりました。危機に危機が重なり、どれほど苦しく、心細く、悲壮感に覆われたことでしょうか。私たちが、家庭や社会、自分のことで、次々と問題に襲われ、危機に陥るなら、どんな気持ちになりますか。そのような経験をした時、どうでしたか。



3 アハズヤ王は、どんな人でしたか。主は、この危機を通して、王がどのようになることを望まれたのですか。
・T列王記22:52〜53/
・エゼキエル33:11/

4 人は平安を望みますが、誰にでも人生の危機や問題は訪れます。アハズヤ王の姿は、私たちが、危機の時、なぜこのような危機に会うのか、苦しみを通して何を教えようとしているのか、御言葉を通して深く考え、黙想して祈りなさいと教えているようです。これらの危機に襲われたアハズヤ王は、どうしましたか。
・2節後半/


5 アハズヤ王の場合、聖書の神を知らなくて、偶像に伺うということではありません。王は主なる神を知っていたのに、危機の中で、主に尋ねることを考えなかったのです。なぜでしょうか。父アハブ王も同じようなことをしています。引用聖句も参考にして考えてみてください。
・T列王記22:8,13/
・Uテモテ4:3~4/

6 主は、それでもアハズヤを顧みていてくださり、悔い改めと立ち返りの機会を与えてくださいました。主は、預言者エリヤを遣わして、バアル・ゼブブへの使者に途中で出会わせて、王への警告を与えました。王は、どうしましたか。この警告は、悔い改めと立ち返りの機会となりましたか。
・5〜8節/
・9〜11節/

7 3番目の50人隊長の姿は、1,2番目の隊長とは違います。この人の姿に注目しましょう。3番目の50人隊長は、1,2番目の隊長と比べてまったく違う対応をして助かりました。どんな対応ですか。命令を受けた時は、彼も危機に陥ったはずです。どんな危機に陥って、苦しみ悩み、どうしたのですか。想像してみてください。
・13〜14節/
・/

8 3番目の50人隊長は、賢い人でした。先の部隊の姿を見て恐れ、危機に陥りました。王の命令を拒否すれば命はなく、捕縛に行っても命はありません。絶体絶命のピンチです。どうすればいいのか、考えました。そして、心を主に向け、祈りました。悔い改めて、主に立ち返りました。どんな心理となり、主のどのような導きを受けたのでしょうか。
・イザヤ66:2/
・イザヤ30:15前半/

9 13節の脚注を見ると、「助けてください」訳されている言葉は、直訳すれば「あなたの目に尊いものとしてください」と記されています。これこそ、主に救いを求め、導きを求める者の言葉です。イエス様を信頼して、救われた聖徒は、主の御目に尊い者とされています。イエス様を信じている者は、危機の時、どうすることができますか。あなたは、どうしますか。
・Tペテロ3:12/
・詩篇145:18/

「命の実を刈り取ろう」

 今日の箇所は、危機の中で私たちがどのようにするべきかを示してくれています。この世で聖徒たちがどのように生きるべきか教えてくれています。悔い改めて、主に立ち返る者には、あわれみと恵みと助けが臨みます。御言葉は、私たちを動かす力です。危機の中でも御言葉に聞き従い、主の祝福と御力が臨む人生を生きましょう。今日の学びを通して気付かされたことや決心したことなどを分かち合い、互いのために祈りましょう。イザヤ30:15前半。                               

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