小グループで聖書を学ぶ

14 悪習慣から脱する(U列王記13:1〜25)

「心の門を開いて」

 悪習慣に支配されていると、ずっとその負のループから抜け出せず、続けてしまいます。しかし、悪習慣を止めればいいかと言うとそれは難しいのです。ただ止めるのは難しくても、別な新しい習慣と代えることはできるそうです。今日の箇所から、神の民にとって悪習慣とは何か、どう悪習慣から脱するのかを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 この習慣は、旧約時代の神の民が持っていたものです。北イスラエル王エホアハズの場合は、どのような習慣を見せていますか。どのようなことが一巡していますか。
・2〜6節/
・士師記3:7〜12/(参考)

2 神の民は、「1主の前に悪、罪を行う。2患難が起こる。3主に懇願する。4助けが与えられ、平安が来る。5=1再び悪を行う」という負のループを繰り返しました。今日でも、聖徒たちの生活の中で繰り返されていることです。患難から解放されてしばらくすると神様の恵みを忘れ、神様に背を向けて、自分勝手に歩み、問題が起こると神様に祈り、助けを受けるというようなことを繰り返します。思い当たることはないですか。
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3 人は、習慣的行動に支配されています。それで、悪い習慣も中々変えられません。日常的行動は、自動的に、無意識にしている行動です。意識して悪い習慣を止めればいいと思うのですが、止めようとしても、難しいのです。なぜでしょうか。
・6,11節/
・箴言26:11/


4 悪い習慣を止めようとすればするほど、脳の後帯状皮質は興奮状態となり、欲求が大きいと錯覚し、行動のコントロールは難しいと思い込んでしまうそうです。心理学では、簡単に悪い習慣を止めろとは勧めません。止めるのは難しいけれども、別な新しい習慣と代えることができるそうです。取り替えれば、悪習慣はなくなります。病床のエリシャは、ヨアシュ王にどんなことをさせていますか。それは、私たちに何を教えていますか。
・15〜17節/
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5 エリシャの言うことを聞いて、そのままヨアシュが行うということが繰り返されています。預言者の言葉通りに動いています。つまり、御言葉に従順であったということです。主に従順であり、御言葉に聞き従うならば、どんな祝福が約束されていますか。
・箴言1:33/
・エレミヤ7:23/

6 次に求められたのは、言われたことを繰り返すことではありません。エリシャとヨアシュの間で、どんなことがやり取りされていますか。なぜ、エリシャは、ヨアシュが言われたようにしたのに、怒ったのですか。これは、私たちにどんなことを求めているのですか。
・18〜19節/
・ヘブル4:16/

7 「主の勝利の矢だ。アラムに対する勝利の矢だ」と言われていたのですから、説明がなくても、熱心に何度でも、止めなさいと言われるまでしないでしょうか。情熱を持って誠実に何度でも地面を打つべきでした。主の恵みに情熱と誠実を持って応えることが、悪習慣から私たちを抜け出させてくれます。どうするように教えられていますか。それは、どんな時ですか。
・ヘブル4:16/


8 エリシャの墓の中に投げ入れられた遺体がエリシャの骨に触れると、その人は生き返り、自分の足で立ち上がったということが起こりました。これは、預言者は死んでも、神の契約は生きており、主は約束を果たされるということを示しています。23節では、どうしてアラムの虐げから助けられたと教えていますか。
・21〜23節/
・25節/

9 イエス様に出会い、たましいがイエス様に触れるなら、死んでいたたましいが生き返り、恵みを受けるようになります。イエス様の十字架の犠牲によって救われた者は、どのような約束にありますか。どのような者として生きるようになりますか。
・ローマ8:32/
・Uコリント5:17 /

「命の実を刈り取ろう」

 主を信頼して、誠実を尽くし、御言葉に熱心に聞き従うならば、約束通り勝利を得ることができます。私たちがいつでもどんな時でも、イエス・キリストを信じて拠り頼み、御言葉に従順に歩むという信仰の習慣を持つことで、悪習慣を脱することができます。今日の学びを通して示されたことや気付かされたことを分かち合い、互いのために祈りましょう。

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