小グループで聖書を学ぶ
2 信仰と働きをつないでいく(U列王記2:1〜25)

「心の門を開いて」

 今日の箇所は、北イスラエルのために長い間働いて来た預言者エリヤがその役目を終えて、エリヤからエリシャへ預言者の働きが受け継がれて行くところです。ここから、私たちが信仰と働きをつないでいくことと召されることへの備えを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 今日の箇所は、旧約聖書の代表的な預言者エリヤが天国へ召される時です。エリヤは、何をしていますか。誰と一緒に動いていますか。
・1〜6節/


2 エリヤは、これらの地域に預言者学校を建てて、預言者としての信仰と働きを受け継いで行く若者たちを養育していました。エリヤがそこにエリシャを連れて行ったのは、自分の働きを受け継ぐエリシャに見せているのです。この大切な働きをエリシャにバトンタッチしたのです。このような姿は、私たちに信仰と信仰の働きを受け継いで行くことを教えています。あなたは、どんな人に伝えて、どんなことを残そうと思いますか。



3 エリヤは、それぞれの所でエリシャに「ここにとどまっていなさい」と言い、エリシャは、3度ともエリヤに「私は決してあなたから離れません」と答えて、付いて行きます。なぜ、エリヤは、3度も繰り返しているのでしょうか。エリシャは、どんな思いで答えていたのでしょうか。エリシャの姿は、私たちに何を教えているのですか。
・マタイ7:7〜8/(参考)
・ルカ9:23/(参考)

4 エリヤは、エリシャが自分の意志と意欲でエリヤの働きを受け継ぐことを確認しているのでしょう。信仰とその働きを受け継いで行くには、自分の意志と意欲が必要です。エリシャは、最後にエリヤから欲しいものを願えと言われた時、「あなたの霊の、二つの分け前」を求めました。それは、エリヤが受けたよりも豊かな聖霊の力です。なぜ、エリシャは、それほど霊的力を求めたのですか。私たちについてはどうですか。イエス様が天に戻られる後を心配していた弟子たちに何と言われておられますか。
・9節/
・ヨハネ14:16〜17,使徒1:8/

5 エリシャは、単に仕事を受け継いだというのではなく、信仰と価値観を受け継ぎました。エリシャがエリヤの預言者の働きを受け継いだことが、分かる出来事が起こっています。どんな事件ですか。私たちがイエス様に救われて、イエス様の御霊を受けていることは、どんなことで分かったのでしょうか。一般に、聖徒たちが信仰を受け継ぐ者となっていることは、どんなことで証しできますか。
・14〜15節/
・マタイ5:13〜14/(参考)

6 エリシャの姿は、働きが大きく労苦が多いならば、自分の努力だけでなく、聖霊の力を強く求めることを教えています。聖霊の満たしを求めましょう。エリヤが天に行く準備の姿から、私たちの御国への備えを学ぶことができます。エリヤ自身、天に召されることを知っており、弟子たちも知らされていました。ギルガルからベテル、エリコ、そしてヨルダン川を巡って、天に召されています。召される準備ができていたということです。聖書に登場する信仰の人々は、どんな心で過ごしていましたか。
・3節/
・ヘブル11:13,16/

7 エリヤは、何百人もの偶像の預言者と戦い、王たちを戒め、国を守る働きをするとともに、次代のために預言者の若者を教育し、次の指導者エリシャを立てて養育しました。エリヤは天国へ召される瞬間まで、その働きをしています。私たちも天に召される時まで、信仰とその働きを続けることができます。どんなことをしたいですか。どんなことができますか。
・使徒9:36,39/(参考)
・ルカ2:37/

8 エリヤの最期の感動的なシーンは、死を経ずして天に上げられます。イエス様を信じる聖徒たちが罪を赦され、天国の命がすでに与えられているということは、霊的には罪の結果である死を経ずして天国への命を与えられたことを示しています。どんなに大きな恵みでしょうか。聖徒たちは、どうしてそうされているのですか。
・11節, ヨハネ11:25,26/
・ローマ3:24,6:23/

9 エリヤの召される光景は、イエス様の昇天を示す出来事です。イエス様は、十字架にかかられて復活された後、天に昇られました。このエリヤの出来事は、将来の私たちのためのモデルです。イエス様がこの世に再臨するときのシーンにその姿が約束されています。栄光のシーンです。それを読んで、どんな思いになりますか。
・使徒1:9〜11, Tテサロニケ4:16〜17/

「命の実を刈り取ろう」

 地上の生涯は、とても辛い苦しいこともありますが、その中でも、私たちは輝かしい栄光を期待しながら、それらに耐えることができます。すでに十字架を信じて救われた者は、この素晴らしい祝福を受けている者です。やがて復活のからだを着て、天に上り、天国に入るという救いの恵みを覚えて、日々感謝と喜びの中を生きて行くことを願います。受けた恵みや導きを分かち合い、祈りましょう。ヘブル11:13。

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