小グループで聖書を学ぶ

19.凛として生きよう(Vヨハネ1:1〜15)

「心の門を開いて」
 
 ここに二人の人が比較されています。一人は影響力を持ち、世で成功しているように見え、一人は地味で、目立ちません。しかし、その中身は違います。悪になびかず、凛として生きていたガイオという人の生き方を学び、見ならいたいと思います。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ガイオはある教会のリーダー、長老のような人物だったようです。手紙の書き出しで、ヨハネは、ガイオのことをとても心にかけています。それは、ヨハネにとって、ガイオは霊的に生んで育てた信仰の息子だからです。ヨハネは、ガイオについてどのような祈りをしていますか。(参考/創世記12:3)
・1~2節/


2 ヨハネの祝福の祈りは、何よりもガイオのたましいの幸いを祈っています。たましいが健康で美しくなるなら、心が神様の恵みで満たされ、主にある自分の価値観を回復し、体の癒しや生活の整えへと進んで行くからです。このような全人的な癒しと人生の変化は、どのようにしてはじまりますか。
・ガラテヤ2:20/
・Tペテロ1:3/

3 ガイオは、後に出て来る人に比べると、外見的には目立たず、世で成功している人には見えません。でも、彼と交わりを持った人々は、彼がどんな信仰で生きていたかを証ししています。純粋に信仰に生きていたガイオは、誠実に実際的に御言葉に従って行動していました。どんなことをしていましたか。(参考/テトス1:7~9)
・3~4節/
・5~6節/

4 ガイオは、純粋に信仰に生きていました。彼は、堅実に御言葉に生きていました。彼のような生き方は、自己主張や見た目が価値観の世にあって、評価されず、損な役割を担う時もあるでしょう。勝ち組負け組み、利己主義の横行する時代にあって、純粋に誠実に信仰に生きるのは、時代遅れの人という扱いを受けるのでしょうか。



5 ガイオが伝道者や宣教師を積極的に助けていたことについて、伝道者や宣教師を助ける働きは、どのような者と同じだと言っていますか。それをどう思いますか。
・8節/


6 ガイオとは正反対のデオテレペスというリーダーもおり、目立って、影響力のある人のようでしたが、実際はどんな人ですか。(参考/ガラテヤ5:19~21)
・9~10節/


7 大変傲慢で利己的で権力欲の強い人でした。しかし、力や知恵があり、活動的で、影響力もあって人を従えます。彼のような人は、会社や学校、地域にもいます。実際、悪い人とはあまり思われていないのです。このような人を見かけますか。あなたとどんな関係にありますか。どんな影響を受けていますか。



8 デオテレペスのような人は、ガイオのような人が気に入りません。自分の悪やでたらめが明らかになるからです。自分になびかないからです。それで、ガイオの働きを邪魔し、悪く言ったようです。もし、私たちも正しく誠実に生きているのに、憎まれ、悪口を言われたなら、どう受け止めますか。どのような姿勢をとりますか。(参考/Tペテロ4:14,16)



9 問題は、ガイオがデオテレペスの悪い影響を受け、揺さぶられる恐れがあったということです。デオテレペスのような人が世間では幅を利かせ、影響力があり、勝っているように見えるので、ガイオのような者は、自分は不利で損に思え、これでいいのかと不安になる時もあったでしょう。何を命じていまか。
・11~12節/

「命の実を刈り取ろう」

 私たちの人間関係でも、デオテレペスのような人々が多く、私たちは影響を受け、揺れ動き、罪の生活になる恐れがあります。ガイオのような生き方を学び、地道に人々を助け、励ますことが大切です。人が悪賢い生き方、ずるい生き方をしていても見ならいません。評価されなくても、意地悪されても、動じません。人を助け、仕える誠実な姿、神様に従い、純粋に御言葉に生きようとする姿は、凛としています。あなたはどのように生きようと思いましたか。(参考/ヘブル12:2~3,Tペテロ2:20~21)

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