小グループで聖書を学ぶ                                      

10 落胆することのないように(エペソ3:1〜13)

「心の門を開いて」
 
 人は、様々なことで落胆します。落胆することで、病気になったり、生活が破綻したりします。人は誰でも、落胆しないでいられたら、すぐに立ち直れたらいいのにと思います。獄中にいる使徒パウロは、落胆している聖徒たちに対して、落胆しないようにと書いています。その理由は、何でしょうか。

「御言葉の種を蒔こう」

1 落胆するには、落胆する理由があります。今日の箇所で、落胆しないようにと言われていますが、誰が何のために落胆していたのですか。
・13節/
・ピリピ1:7/

2 エペソ教会は、パウロがもっとも長く滞在して宣教し、御言葉の訓練をした教会です。パウロが、囚人となって獄中にいることは、聖徒たちにとって大変なショックでした。主の働きをしているパウロが投獄されたことで、困難な状況で生活している者たちは、望みが失せ、落胆してしまいました。私たちは、どんなことで落胆するでしょうか。落胆すると、どうなってしまいますか。



3 パウロは、落胆することのない理由を三つあげて、励ましています。まず、理由の一つ目は、何ですか。私たちが立っている土台に目を留めさせています。繰り返し、強調されている言葉に注目しましょう。
・3〜6節/
・コロサイ1:27/

4 奥義とは、イエス・キリストの福音です。このことをパウロは、牢獄の中での味わい、感激し、落胆しませんでした。奥義の原語ミステリオンは、ミステリーの語源です。イエス様の十字架による救いが素晴らしいから、奥義と言っています。パウロも、以前は知らずに迫害していましたが、今は知っている恵みを強調しています。福音の素晴らしさを知っていれば、とても秘密になどしておけません。どうするようになりますか。



5 パウロは、宣教の働きの結果、今獄中にいます。人を救うという良いことをして、使命感を持って宣教したのに、それで投獄となれば、当然落胆するでしょう。パウロは、なぜ落胆しなかったのですか。落胆しない二つ目の理由は、何ですか。
・7〜9節/


6 かつて迫害者だったパウロが、救われて、神様の恵みにより、福音に仕える者として用いられていたことを強調しています。そのために、宣教の働きで投獄されようとも、落胆することがありませんでした。神の恵みによってその働きや立場に導かれ、神の御力によって仕事をなし、神様に守られているなら、たとえ思うようにならなくても、失敗したとしても、どのような受け止めができますか。
・2節, Tコリント15:10/
・ローマ8:31〜35,39/

7 たとえ投獄されて宣教の働きが挫折し、困難な状況になったとしても、なぜ、その先の導きを確信し、希望がもて、落胆しないでいられると言っていますか。三つ目の理由は、何ですか。
・11節/
・ローマ8:28/

8 聖徒たちがパウロの投獄を聞いて、福音宣教が挫折したと落胆したのですが、実際福音宣教は、どのように展開して行くことになりましたか。
・ピリピ1:12〜14/


9 「三本の木」という絵本があります。三本の木には、それぞれ自分がなりたい夢がありました。ところが、世界一美しい宝物の箱になりたかった木は、飼い葉桶にされ、世界一強い船になりたかった木は、湖に浮かぶ小舟にされ、世界中の人が神様を考える木になりたかった木は、十字架にされてしまいました。三本の木の夢は失敗に終わったようでしたが、最終的には、考えも及ばない方法と形で木々はイエス様に用いられました。
 この本の内容を読んで、どんな感想を持ちましたか。



10 今失敗していても、困難に会っていても、どこに行くか分からないとしても、イエス様を信じているからどのようになれると言っていますか。結局、パウロの投獄は、エペソの聖徒たちにとって、どのようになるのですか。
・12〜13節,/

「命の実を刈り取ろう」

 頑張ってても失敗し、挫折することがあります。信仰で生きているのに、患難に出会います。信仰のために会う困難もあります。それでも、信仰によって落胆することなく生きることができるのを感謝します。きょうの学びを通して与えられた、励ましや導き、決心などを分かち合いましょう。ローマ8:28 

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