小グループで聖書を学ぶ                                     

13 成長する聖徒、成長する教会(エペソ4:11〜16)

「心の門を開いて」
 
 聖書が教えている牧師とは何でしょうか、聖徒とは何でしょうか、そして、理想的な教会とは何でしょうか。この箇所から、学ぶことにしましょう。そして、それを知って、教えられている聖徒を目指して、理想的な教会を建てましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 まず、牧師の仕事は、牧師の働きは何であると教えられていますか。
・11〜12節/


2 主が牧師を立てられたのは、「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせる」ためだというのですが、聖徒たちを整えるとは、何をもって整えるのでしょうか。
・Uテモテ3:16〜17/


3 聖徒たちが御言葉で養われて、御言葉で整えられるように助けることが牧師の働きなのです。それは、御言葉を生活に適用して生きること、御言葉によって聖徒たちが霊的に造り変えられて行くことでした。では、聖徒たちの働きとは、何でしょう。「奉仕」(12節)と訳されている言葉は、英訳聖書では、ミニストリー(主の働き)となっています。
・Tペテロ2:9/
・Tテモテ4:6/

4 奉仕とは、掃除等も入りますが、もっと包括的に主の働きをすることです。イエス様の働きは、人々に福音を伝え、人々を助けることでした。その働きができるようになるために聖徒たちは整えられるのですが、この「整える」という原語が、「網を繕っていた」というところに使われています。整えるという原語には、傷付き、壊れた所を改修し、回復するという意味が含まれています。つまり、神様は、御言葉を通して傷付いた心、壊れた家庭、失敗した生活を修繕してくださるというのです。このことからあなたの感じることは何ですか。
・マルコ1:19/


5 聖徒たちが、御言葉によって整えられ、主の働きをするようになって、キリストの体である教会が建てられます。そのために、何が必要なのでしょうか。聖徒たち一人一人が、どのような人になって、どのような人にならないことが必要だと言っていますか。それぞれの特徴は何ですか。違いは何でしょうか。
・13〜14節/


6 私たちは、救われた時は、どんなに年を取っていても、社会経験や世間的分別があったとても、信仰的には幼子です。なぜなら、イエス様に救われた時、新しい人として誕生するからです。大人という原語は、成熟ということです。信仰が成熟して行けば、どのように分かち合うようになりますか。どこまで成熟して、成長するのですか。
・ローマ14:19/
・Tヨハネ3:2/


7 霊的に幼子である場合の特徴として、変化を嫌うということがあります。私はこのままでいい、と信仰が固まってしまうことです。心理学の用語に固着というものがあります。過去の幼稚な習慣、あるいは否定的な習慣を捨てずに維持することにより、心理的な安定を得ようとする現象を言います。固着があると、成長途中で心理的に処理できないような感情やストレス、葛藤を抱えた場合、固着地点まで退行します。これを読んで、どんなことを感じますか。



8 聖徒たちの信仰が成長し、霊的に成熟するためには、何が必要ですか。何による整えが必要なのですか。
・Uペテロ3:18/


9 聖徒たち一人一人が、霊的に成長して、信仰が成熟すると、教会がどのようになると教えていますか。
・16節/


「命の実を刈り取ろう」

 聖徒一人一人の成長がなければ、健康な教会としての成長がありません。もちろん、健康な教会があれば、それが聖徒たちの成長のための理想的な教会の姿です。これは、これからも目指して行く姿です。これが、主の命令であり、御旨だからです。ですから、私たちは、子どものままでいるのでなく、信仰の成熟、霊的成長を求めましょう。今日の学びを通して、発見したこと、気付かされたこと、決意したこと等を分かち合いましょう。Tペテロ2:1〜2。               

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