小グループで聖書を学ぶ

18 賢い人のように歩む (エペソ5:15〜20)

「心の門を開いて」

 先に、神に愛された子どもらしく、光の子どもらしく歩みなさいと言われていました。1,8節。そして、今日の個所では、賢い人のように歩むようにと言われています。これなら私もと思われるでしょうか。はたして、賢い人とはどういうことでしょうか。どうしたらなれるのでしょうか。

「御言葉の種を蒔こう」

1 愚かにならないで、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意しなさいと言っています。今日の個所を学ぶことで、おそらく自分は賢いと思っている人は悔い改め、自分は賢くないと思っている人は、希望を持たれるのではないでしょうか。賢い人は、どういう人でしょう。賢い人とは、どうする人だと言っていますか。
・15〜17節/


2 「悪い時代だから」というのですが、サタンは、私たちに神の子どもとしての生活をさせないように、様々な攻撃をします。私たちに、時間を無駄にして無為に過ごすように誘惑します。悪い時代とは、サタンが人の時を支配することを言います。悪い時代の特徴は、私たちの人生と時を浪費させます。忙しさに心が亡くなるようにさせる、無為に日々を過ごさせるようなことです。思い当たることはありませんか。



3 聖書は、機会を生かして用いることを勧めています。サッカーの中田英寿氏の座右の銘は、「カルペディエム、今を生きる」だそうです。古代ローマの詩人ホラティウスの詩にある有名な言葉です。明日は自分のものではないですが、今日だけは、今だけは自分のものです。人生を振り返ってみてください。学校や家庭、職場や社会において、主に仕えて生きる機会がどれだけありましたか。人々に証しする機会がどれだけありましたか。どれだけ主の名で良いことをする機会がありましたか。



4 次に、賢い人とは、「御霊に満たされた」人です。聖霊については、あまりよく知らないクリスチャンがいます。見えない神の力だとか、人が祈れば与えることができるとか誤解している人も多いです。聖霊は、三位一体の神の一つであり、父なる神、子なるキリストと同じく人格を持っておられるお方です。聖霊様を正しく理解するために、イエス様が直接聖霊について紹介された言葉に聞きましょう。何と言われていますか。
・18節/
・ヨハネ14:16〜17/

5 助け主パラクレートスとは、人を助ける者、弁護士、調停者、協力者という意味を持っています。クリスチャンのそばで励まして、協力して、弁護して、助けてくれるお方が、助け主聖霊です。イエス様は、私たちの罪を弁護して、十字架にかかられて罰を受け、神との間に仲介者となってとりなしてくださいます。イエス様の働きそのものである聖霊が内住してくださっておられることを知って、どう思いますか。
・Tヨハネ2:1/


6 18節で、「御霊に満たされなさい」と「酒に酔ってはいけません」とセットになっています。世の人が疲れを解消し、憂さを晴らそうと酒に酔いたいと思う時、私たちは聖霊の満たしを求めましょう。満たされることは同じでも、酒に満たされるのと、聖霊に満たされるのとでは、その結果が全く違います。酒の害と御霊の恵みを比較してみましょう。
・18節, 箴言23:29〜30, 31:5, ホセア7:5,14, ルカ21:34/
・18節, ヨハネ14:26, 使徒1:8, Tコリント12:11, ガラテヤ5:22〜23/

7 こうして聖霊に満たされると、健全な信仰の現れである2つのことが聖徒からあふれるようになります。それは、何ですか。
・19〜20節/

8 神様が私たちを人々の中から召し出して神の民とされたのは、私たちが神を賛美し、神に栄光を帰すためであると言われています。賛美には、病んだたましいを癒す力があり、苦難に勝つ力があり、障害物を崩す力があります。賛美は、苦しみと悲しみ、不満や不安を乗り越えることができる力を与えます。あなたの賛美の体験はどうですか。
・使徒15:25〜26,ヘブル13:15/


9 聖霊に満たされれば、感謝の人に変化されます。いつでも、すべてのことについて感謝しなさいと神様はなぜ言われたのでしょうか。
・20節/
・ローマ8:32/

「命の実を刈り取ろう」

 20節では、主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさいと言います。父なる神様が私たちを救うために、御子イエス様を私たちの身代わりに十字架の死に渡されて、私たちへの愛を明らかに示されました。その愛を受けた私たちは、父なる神様に向かって感謝するのは当然なことです。そうして、感謝する基盤が与えられ、不平の体質から感謝の体質に変わることが、信仰の生活です。逆境にも感謝できるようになります。今日の学びを通して、気付かされたこと、悔い改めたこと、決心したことは何ですか。Uコリント6:1〜2。

戻る