小グループで聖書を学ぶ
19 互いに従い、愛しなさい(エペソ5:21〜33)

「心の門を開いて」

 有名な心理学者は、男女について火星から来た男と金星から来た女性という別の生き物と譬えています。男女の違いを認識しないで、自分の考えと方法だけを主張するからです。人々は、お互いの違いを理解して、違いを信仰で受け入れて補完する時、幸いな関係を築くことができます。人間関係の基礎である夫婦関係から学びましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 まず、妻たちに対して夫にどのようにしなさいと言っていますか。
・22節/
・33節/

2 夫婦関係で最も大切なのは、愛ではありませんか。でも、聖書は愛よりも先に夫に従うこと、夫を敬うことを命じています。共に生活していれば、愛が冷めるときもあり、嫌ったり、失望したりする時もあるでしょう。それでも、従い、敬うということです。専門家は、妻があまりにも夫を尊重しなさすぎると言います。敬い従うに値するならそのようにするということではありません。どうして、妻は夫を敬い、夫に従えるのですか。
・23〜24節/


3 妻が夫に仕える実際的アドバイスを引用しましょう。「夫を賞賛する言葉をたくさんしてください。賞賛が薬です。夫を尊敬する態度を持ってください。『妻が夫を王のよう尊敬するならば女王になる。しかし、夫をお金を稼ぐ男のように思ったなら、妻はメイドに変身する。妻がプライドに固執して夫を無視すると、夫は暴力を振るう暴君に急変する』という格言を覚えてください。自分を美しく、特に内なる人を美しく育ててください。夫が下した決定に対して信頼してみてください。」
 信仰が成熟して霊的に変えられたなら、新しい関係へ信仰による取り組みができます。自分にできることはなんですか。自分が忘れていたすべきことは何ですか。


4 一方、夫に対しては、妻を愛しなさいと言っています。どのように愛すべきなのでしょうか。夫が妻を愛するならば、どのようにしなければならないと言っていますか。
・25,28節/
・コロサイ3:19, Tペテロ3:7/

5 夫が妻を愛する実際的なアドバイスを引用しましょう。「妻をよく知るように努力してください。専門家は、夫は妻の心情を知らなすぎるといいます。細やかな関心は、思いやりのある態度です。たとえ夫婦喧嘩をしても、生活を別にしないでください。妻が探す幸せは小さな幸せであることを覚えてください。たとえば、記念日を忘れてはいけません。妻を心込めて世話し、妻をたくさん賞賛してください。」
 人間関係の問題に対する責任を相手に回していませんか。それは、ワーストスリーの一つ、妻のせいにしたアダムの姿です。このままでいいと先延ばししないでください。機会を失う愚か者となります。気付かされたことは、何ですか。


6 夫婦は、お互いを知って理解することが必要です。そのために、多くの時間を一緒に過ごし、互いに知るために会話も必要です。男女は互いの属性を知りません。男と女の違いを知るべきです。たとえば、男女はショッピングスタイルが異なります。男は早く買って家に帰る狩り式のショッピングをし、女性はプロセスを楽しむスタイルです。女性は一日に男性の倍の単語を使用します。男性は、結論を話しますが、女性は過程を話します。ですから、お互い言葉が通じないのです。認識が違っていたと思うことは何ですか。
・ローマ15:7/


7 神様は、「彼にふさわしい助け手を造ろう」と言って、アダムにエバを造ってくださいました。何かが足りない面があるので、助け手が必要だという話ではありません。「一人でいるのは良くない」からでした。つまり、人は、互いの人生を一緒に分かち合い、人として整えられ、豊かな人生を生きるために、夫婦となり、家庭を築き、教会という神の家族を与えられているのです。あなたは、誰と人生を一緒に分かち合っていますか。
・創世記2:18/


8 今日の個所を注意して読むと、必ず夫婦の関係を何かの関係になぞらえています。今日の個所全体に繰り返され、強調されています。夫婦関係の中に、どんな奥義が含まれていたのですか。
・32〜33節/


9 夫婦関係、人間関係は、福音に基づいていました。イエス様は、私たちを愛して、救うために、私たちの罪と滅びを背負って十字架にかかられました。イエス様が教会を愛し、自身を十字架にささげられたように、夫は妻を愛するのです。キリストの犠牲の愛を受けて救われた教会がイエス様に従うように、妻も夫に従うのです。つまり、夫婦関係をはじめすべての人間関係の回復に必要なものは、何ですか。
・エペソ2:16/

「命の実を刈り取ろう」

 夫婦関係に限らず、福音によって救われた者は、恵みの中で「キリストを恐れ尊んで、互いに従う」ようになります。21節。救われた者に起こる、驚くべき変化です。人間関係に問題がある時、イエス様の目で相手を見て、自分を見ましょう。今日の学びを通して、悔い改めたこと、変わることを決意したことを分かち合いましょう。

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