小グループで聖書を学ぶ
20 聖書に記された家庭の特徴(エペソ6:1〜4)

「心の門を開いて」

 神様が私たちに祝福を与えるために用意された機関が2つあります。それは、教会と家庭です。しかし、今日多くの家庭が崩壊し、大きな社会問題となっています。聖書に記された家庭の特徴について学び、神様の祝福を受けたく願います。

「御言葉の種を蒔こう」

1 聖書に示された家庭の特徴とは、どんなでしょうか。家庭は、子供を産み育て、人格形成の基礎を用意するところとして、誰によって立てられた制度ですか。そうだから、私たち自身と私たちの家庭は、どうすべきなのですか。
・創世記2:22〜24/
・ヨシュア24:15/

2 聖書に示された家庭となるように、今日の個所には四つの命令が記されています。これらの御言葉を守り行うならば、親子間が美しい関係となり、主の祝福された家庭が築かれて行くでしょう。まず、子どもに対する神様の命令の1つは何ですか。それをするために付帯されていることは何ですか。
・1節/


3 妻が夫に従う時の従うという原語は、妻が自発的に夫に従い仕えるという意味なのですが、子どもが親に従うのは、とにかく聞き従うという意味です。イエス様を主と呼んで従うように、子どもたちも自分の親に聞き従うということです。親に従うためには、親に対する何が必要ですか。二つ目の命令は何ですか。
・2節/


4 1〜2節の2つの命令には、約束が伴っています。なぜ、2つの命令を守ると約束のようになるのですか。あなたは、どう思いますか。
・3節/


5 両親を敬い従う生活は、心の平安と生活の安定をもたらし、心身ともに健康になるでしょう。親を敬い従う者はまた、自分の子どもたちがそれを見習って、自分たちを敬い従ってくれるようになり、幸いな老境を送ることができるでしょう。親が、敬い従うに値する者かどうかではなく、とにかく自分の親として信仰によって敬い、従い仕えよというのです。あなたは、親に対して不信感を持っていましたか。赦せない思いを抱いていることはないですか。



6 親たちに対しても、命令があります。その1つは、何ですか。それは、子どもの機嫌を損ねないということではありません。その意味することは、子どもにどうすることですか。親がしてはならないことは何ですか。
・4節前半/
・コロサイ3:21/

7 子どもは親の所有物ではなく、尊厳を持った人間として接しなければなりません。親の権威を振り回したり、暴言や否定の言葉をはいたりすれば、子どもは憤慨し、心に傷が残ります。親を相手にしなくなります。親からの適切な愛を受けていない子どもは、他の人を愛することがスムーズにできません。子どもに対して、親の権威を振り回したり、暴言や否定の言葉をはいたりしてしまったことはありませんか。



8 親に対するもう1つの命令は、何ですか。それは、どういうことを意味していますか。
・4節後半/
・Uテモテ3:15〜17,箴言22:6/

9 まず親が、言葉や行動や敬虔の訓練の姿を子供たちに見せなければなりません。そして、親は信仰によって子供をよく育てなければなりません。リンカーンが9歳の時、母はこのように息子に遺言しました。この話を読んで、どんなことを思いましたか。
 「エイブラハムよ。家が貧しくてあなたの学校に送れなくて申し訳ない。それでも私はいつもあなたに聖書の話をしましたよ。私はあなたが金持ちになり、地位の高い人になることではなく、聖書を読む人になることを願うわ。この聖書の教え通りに生きることがお母さんのお願いよ」。リンカーンは大統領就任式で小さくて古い聖書を持って来て、「この古い聖書は、母が私に遺してくれた最も貴重な遺産です。私は聖書の御言葉通り、この国を統治することを約束します」


「命の実を刈り取ろう」

 今日でも、御言葉通り取り組めば、神様の恵みが臨みます。クリスチャンの家庭は、社会の中で模範となる必要があります。驚くべき救いの恵みを味わった聖徒は、何よりも自分が属している家庭や隣人に仕え、愛の生活を示す必要があります。子どもたちは、主にあって親たちを敬い、仕えましょう。親たちは、主が喜ばれるように御言葉と敬虔の姿で子どもたちを育てましょう。今日の学びで示されたこと、悔い改めたこと、導きを受けたことなどを互いに分かち合いましょう。

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