小グループで聖書を学ぶ
21 生命力ある祈り (エペソ6:18〜22)

「心の門を開いて」

 クリスチャンは、祈る人と言ってもよいでしょう。祈りをどのようにしているかが、信仰のバロメーターになるでしょう。主を信じて、信頼すれば、祈らずにはいられないからです。手紙の最後で、使徒パウロは、自分のために、聖徒のために祈ってほしいと頼んでいます。それだけ、祈りが重要なのです。祈りについて学びましょう。

「御言葉の種を蒔こう」

1 祈りは特権です。神様から与えられた偉大な特権です。にもかかわらず、祈りを強調すると、プレッシャーになり、重荷に感じたり、義務のように考えたりします。いつでも全能の神と会うことができ、何でも求めてよいとされているのです。先には、サタンとの戦いのために神の武具を取りなさい、と学びました。私たちが、サタンの攻撃から身を守り、勝利する人生を得るには、祈りが必要です。どんな祈りをするように言っていますか。
・18節/


2 まず、すべてのことについて、そしてどんなときにも祈りなさいと言っています。祈りの模範は、イエス様です。祈りは習慣、父なる神からの導きを求めて祈ること、励ましや赦しのためのとりなしの祈り、絶望や苦しみの中での祈ることを、主ご自身の姿をもって教えてくださいました。皆さんの祈りの生活はどうですか。
・マルコ1:35, ルカ6:12〜13/
・ルカ22:32, 44,ルカ23:34/

3 聖霊によって祈るようにとは、聖霊の導きを受けてということです。自分本位の祈りは限界があります。聖霊の導きによって祈るのでなければ、驚くべき神様の恵みと奇跡を体験することはできません。私たちは、どういう祈りをしてしまいがちですか。
・マタイ6:7/
・ヤコブ4:3,/

4 「絶えず目をさまして、祈りなさい」と命じられています。祈らないで働き、奉仕をすれば、すぐ文句が出て来ます。祈りは、神の御心を実現する道であり、神の力を供給される通路です。精神的な生命力を祈りを通して供給される者が、悪い者の攻撃に勝利できます。イエス様は、どうするようにと言われましたか。
・マタイ26:41/


5 自分のことだけ祈るのではなくて、すべての聖徒のためにも祈りなさいと言われました。たとえば、何のために祈る必要がありますか。あなたがとりなし祈るべきことは何ですか。あなたのとりなしの祈りを必要としている人々がいますか。
・ルカ23:28,Uサムエル7:28〜29/
・T歴代4:10/

6 使徒パウロは、自分のために祈ってほしいと言っています。有能で、何でもできそうな人は、祈ってもらわなくてもと思うのですが、とりなしを求めています。私たちには、なおさらとりなしが必要だということです。この時、パウロは鎖につながれて獄中にありましたが、そういう苦痛の解消のための祈りを要請しないで、何のために祈ってほしいと言っていますか。あなたは、牧師のそういうことのために、祈っていますか。
・19〜20節/


7 パウロは、とりなし祈ってもらうために、自分の様子や思いを知らせようと、テキコという人を送っています。とりなし祈ってもらうには、様子や思いを伝える必要があります。私たちも、事情や問題を知らせて、祈ってもらいますね。祈りは、自分の様子や思いを神様に知らせ、助けを求めるものですが、それを通して、何を知り、どうするようになりますか。イエス様の祈りの模範はどうですか。
・21〜22節/
・ヨハネ4:34/

8 イエス様の祈りは、常に父なる神との交わりを求め、御父の語り掛けを聞くことでした。主ご自身、祈りを通して御父の御心を求め、それに従われました。祈りの本当の喜びは、祈りを通して主の御心を知って、それに従って行くことです。あなたの祈りは、どうですか。自分の欲求を一方的に訴えるだけになっていませんか。私の境遇を変えてほしいと繰り返していませんか。その祈りの結果は、どうですか。



9 イエス様は、「わたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう」と言われていますが、イエス様の名によってということは、神の御子イエス様が世に来られ、なぜ十字架にかかられたのかを理解して、祈るということです。主を信じる者が、祈って自分の様子や思いを知らせる理由は、何ですか。
・ヨハネ14:12〜14/
・ローマ8:32,エレミヤ33:3/

「命の実を刈り取ろう」

 祈って自分の様子や思いを知らせるのは、神が私のために働いておられ、私を呼んでおられるからです。イエス様が私のために十字架に死なれたことによって、私の人生が神様に用いられる人生となったからです。私たちが誰かと会い、何かを働くことで、神様に用いられる中にあるという大きな枠組みを理解して生きて行くのが、祈りの生活です。今日の学びで、適用の導きを受けたことは何ですか。

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