小グループで聖書を学ぶ

1 福音による恵みと平安(ガラテヤ1:1〜5

「心の門を開いて」
 
 クリスチャンが手紙を書く場合、一般的な書き出しの定型とは違い、信仰者としての書き方をする場合があります。私たちは、自分のことをどう紹介しているでしょうか。聖書にある手紙は、どのような書き出しとなっているのでしょうか。どんなことが記されているのでしょうか。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 ガラテヤ人への手紙は、書き手であるパウロ自身の紹介から始まっています。どのように紹介していますか。そこで、強調されていることは、何ですか。
・1節/
・使徒9:15/(参考)

2 使徒とは、神から遣わされた者という意味です。遣わすために主によって召し出された者です。パウロが、自分の使徒職がイエス様と父なる神から与えられたと言う時、自分自身の存在がイエス様と父なる神によると確信しています。それについて、どんな証しをしていますか。
・Tコリント15:10/


3 クリスチャンにとって、職業や働きも神様からの召しと考えることができます。その働きを通して神の栄光を表し、神の国とその義を成し遂げるということが、クリスチャンの職業の召命観です。あなたは、自分の働きや立場について、どう思っていますか。
・エペソ3:7/(参考)
・Tコリント12:6/(参考)


4 パウロは、イエス様と出会わせて救ってくださり、罪を赦してくださり、生まれ変わらせてくださったと証ししています。今の自分は救いの恵みによるということがアイデンティティーとなっています。そのために、イエス・キリストによる救い、福音を証ししています。イエス様は、なぜ十字架に死なれたのでしょうか。
・4節/


5 一つ目の理由として、「私たちの罪のためにご自身を与えてくださいました」と言っています。これは、どういうことを意味していますか。私たちのためにしてくださった何を表しているのですか。引用箇所を参考にしながら、説明してください。
・ローマ5:8〜9/
・エペソ1:7/

6 イエス・キリストが私たちの罪の身代わりに十字架にかかられ、その犠牲によって神との和解が与えられ、罪赦され、天国への命が与えられました。神の御子が、自分の救いのために十字架に犠牲となられたという恵みをおろそかにしてはなりません。二つ目の理由は、「今の悪の世界から私たちを救い出すために」と言っています。それは、どういうことですか。あなたの救われる以前の生活はどうでしたか。
・エペソ2:1〜2/(参照)
・ガラテヤ5:20〜21/(参照)

7 イエス様は、私たちの罪のためにご自身を与えてくださり、今の悪の世界から私たちを救い出してくださいました。イエス様の十字架を信じる者は、救われただけでなく、この救いによって与えられるものがあります。パウロは二つのものが与えられるように祈っています。その特徴は何でしょうか。
・3節/


8 恵みと訳されたカリスと言う言葉は、喜び、親切、好意を意味する言葉で、人は誰でも恵み、喜び、親切、好意を受けたいと求めるものです。カリスという言葉には、プレゼントの意味があります。プレゼントは、代金を払って受けるものではなく、ただで受けるものです。私たちが救われること自体、恵みです。救われた後の生活も恵みが与えられます。どんな恵みが与えられましたか。思い出すことがあれば、分かち合ってください。
・エペソ2:4〜5/


9 救いによって与えられるもう一つの祝福は、平安です。誰でも平安を求めます。平安な人生、平安な働き、平安な家庭を必要としています。多くの人々が平安を感じることができないために、悲惨な生活をしています。人は、平安は環境が整えられることだと思い、困難や問題のない環境、自分の思い通り進む環境を望みます。パウロの環境は、どうでしたか。あなたは、不安や苦しみの中で平安でいられるためにどうしますか。
・Uコリント11:23〜28, 使徒16:25/

「命の実を刈り取ろう」

 人は、神との関係が整っている時、心の深いところで平安を感じます。ですから、神様との関係を正さないまま環境だけを変えたとしても、平安にはなりません。人が罪を悔い改めて、イエス様を信じることで神様との関係が回復します。信じたら、日々イエス様に拠り頼むことです。救われて神の子どもとされたのなら、自分の人生を確実に委ねることができ、たましいの平安を味わうことができます。学びを通して受けた気付きや決心を分ち合い、互いのために祈りましょう。ガラテヤ1:3。

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