小グループで聖書を学ぶ

3 イエス様に出会ってから(ガラテヤ1:11〜24)

「心の門を開いて」

 私たちの人生は、一人で生きていくものではありません。多くの人々と交わり、分かち合います。とりわけ信仰の友と人生を分かち合うことによって人生を歩んでいくことができます。イエス様と出会ってからのパウロの人生から学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 パウロは、ガラテヤの聖徒たちに自分の人生を分かち合っています。自分の人生の物語を語っています。私たちにも、自分の人生があり、人生の物語があります。まず、パウロは、何について話していますか。どんな内容ですか。引用箇所を参照しましょう。そこには、その頃のパウロのどんな思いが現れていますか。
・13〜14節/
・使徒22:3〜4,ピリピ3:5〜6/

2 パウロは、裕福なユダヤ人の家庭に生まれ、ギリシャ文化と教育の町タルソで育ち、修辞学を学びました。青年時代には、エルサレムで最も厳格な学派ガマリエルのもとで聖書を学び、パリサイ派に属し、先祖の伝承に人一倍熱心なあまり、教会を迫害するほどでした。ところが、そんなパウロの人生が一変する出来事が起きます。それは、何ですか。引用箇所でも、確認しましょう。今日の箇所では、何が強調されていますか。
・使徒26:16〜18/
・15〜16節/

3 イエス様に出会ったパウロは、イエス様を信じて、福音を伝える者になりましたが、その理由は、「神が私を選び出し、恵みをもって召してくださった」、「神が御子を私のうちに啓示された」と言っています。多くのクリスチャンは、自分がイエス様を信じる決心をした、自分がキリスト教を選んだと思っていますが、私たちはどうなのですか。
・エペソ1:4〜7/


4 イエス様と出会ったパウロは、もはや自分の思いで生きていくのではなく、自分と共におられる神様に信頼して生きていくようになりました。イエス様に出会ったパウロの変化は、その後の行動にも現れています。どんな行動をしていますか。あなたは、そのパウロの行動をどう思いますか。そこで、何をしていたのでしょうか。
・16〜17節/
・ルカ1:80,4:1,5:16/

5 アラビヤとは、砂漠や荒野の地域です。人はいません。何もありません。そこに行ったのは、神様と深く交わり、黙想するためでした。そこで神様の訓練と御言葉の養育を受けました。パウロは、これまで自分中心で生き、自分の思いでがむしゃらに行動して来ましたが、これからは神様の御心を求め、神様に聞く必要がありました。あなたは、パウロにとっての「アラビヤ」をどのようにして持とうと思いますか。
・マルコ1:35/(参考)
・Uテモテ3:16〜17/(参考)

6 パウロにとって、神と過ごしたアラビヤは、御言葉を悟り、造り変えられる恵みを体験するところとなったことでしょう。その後、パウロはどうしましたか。その期間何をしたと思われますか。
・18〜19節/
・Vヨハネ1:14,ピレモン1:6/(参考)

7 パウロは、ダマスコで体験したイエス様との出会いと召しを話し、ケファ(ペテロ)は、イエス様と過ごした様々なことを話したでしょう。それぞれの人生の物語を分かち合い、互いに共感し、喜び、励まされたでしょう。クリスチャンは、人生を分かち合わなければなりません。今、互いにパウロのようにかつての自分、イエス様との出会い、救われた後の変化について短く分かち合ってみましょう。



8 パウロは、ケファからイエス様の話されたこと行われたことを詳しく聞いて、信仰が増し加わり、その後の宣教の導きを受けたことでしょう。それで、その宣教の様子が証しされています。宣境地を地図で確認しましょう。パウロの宣教活動を知ったエルサレムの聖徒たちはどうしましたか。
・21〜24節/


9 人生の物語を分かち合うのは、聖徒たち同士だけではありません。まだ囲いの外にいる人々とも人生を分ち合うように、イエス様から使命をいただいています。救いの恵みを広げていくために、あなたにとって分かち合う対象は誰ですか。どのようにしますか。
・16節, Tコリント9:23/

「命の実を刈り取ろう」

 パウロの人生の物語は、パウロだけのものではありません。信仰の人生は個人的なものではありません。あふれ出て、人々と互いに分かち合うものです。イエス様に出会い、救われ、訓練と御言葉の養育を受け、聖徒たちと人生を分かち合って互いに整えられ、人々と人生を分かち合い福音を伝えて行くのです。これが、私たちの共通した人生の物語です。学びを通して与えられた気付きや適用を分かち合い、互いのために祈りましょう。エペソ4:16。

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