小グループで聖書を学ぶ

14 キリストが形造られるまで(ガラテヤ4:12〜20)

「心の門を開いて」

 今日の箇所には、産みの苦しみという表現が出て来ますが、陣痛は人間が自制出来る最大の痛みだと云われています。数時間から10時間にも及び、立ち会っている夫の方が耐え切れず、騒ぎ出したり、貧血を起こして倒れる人もいるそうです。産みの苦しみに例えて伝えようとしていることを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 パウロは、以前の自分とガラテヤの聖徒たちとの親密な関係を思い出しています。まず、パウロのガラテヤの聖徒たちに対する思いが表れています。どのような姿勢が表れているのですか。
・12節/
・Tコリント9:19〜20/

2 パウロは、誰に対しても自由でしたが、すべての人々を獲得するためにすべての人の奴隷になった人でした。その姿勢は、誰から影響を受けたのでしょうか。このことを学んで、自分が覚えるあの人この人のためにはどのようにしたらよいと思いましたか。



3 その時のパウロの健康状態、体の様子はどうでしたか。パウロは、そのような体で、ガラテヤの人たちを愛して仕えました。 彼らと同じように生きて、福音を全力で証ししました。ガラテヤの人々は、そんなパウロをどのように迎えてくれましたか。パウロのためにはどうしたいと思っていましたか。
・13〜15節/
・Uコリント12:7〜8/


4 ガラテヤの聖徒たちは、パウロを認め、敬愛し、キリストを迎えるように受け入れてくれました。聖徒たちは、福音を聞いて感激し、救いの恵みを享受し、福音を伝えてくれたパウロに対して大きな感謝を覚えたからです。このような美しい出会いと愛の関係が築かれました。ところが、この関係がどのように急変してしまったのですか。
・15〜16節/


5 最初に福音を聞いて喜び、幸せを感じた皆さんの心は今どこに行ったのですかと言っています。残念です。あれほどパウロを敬愛していたガラテヤの聖徒たちの態度がまったく変わってしまいました。なぜですか。この時のパウロの心はどうなったでしょうか。あなたがパウロの立場だったら、どんな思いになりますか。
・16〜17節/
・ガラテヤ1:6〜7/

6 人間関係から来る葛藤は、人生の現場である家庭や職場、学校等でしばしば起こります。親しかった間でも起こります。共に過ごし、共に働いている関係にもひびが入り、わだかまりが生じます。ちょっとした誤解や期待外れが、その関係を急速に変えてしまいます。そんな時、裏切られたと憤慨しますか。自分はあれだけやったのにと落胆しますか。どうしたらいいでしょう。この時、パウロはどうしましたか。
・19節/


7 子供を産むには、母親の犠牲的な労苦が必要です。つわりの苦しみや不快感、痛みを経験します。とりわけ出産時の痛みはどれほどでしょうか。パウロは、なぜ「再び産みの苦しみをする」と言っているのですか。その意味は何ですか。
・Tコリント4:15/
・Tテサロニケ2:7〜9/

8 霊的命が生み出され、成長するのですから、犠牲や痛みも伴います。裏切られた、労苦が無駄になると思っても、「再び」産みの苦しみをするのです。産みの苦しみは彼らの中にキリストが形造られるまでと言っていますが、この「キリストが形造られる」とは、どういう意味ですか。
・エペソ4:13〜15/
・Uペテロ3:18/

9 イエス様の贖いの十字架を信じて救われたクリスチャンにとって大事なことは、自分のうちにキリストが形造られる人生を生きることです。私たちは、人が養育され、霊的に造り変えられるために仕える働きをします。霊的命が生み出され、成長するのですから、犠牲や痛みも伴います。心変わりしたガラテヤの聖徒たちに対するパウロの姿勢を通して悟ったことは何ですか。


「命の実を刈り取ろう」

 福音に根ざすことは、状況の変化に関わらず、労し続けることです。どんな状況でも、主の与えられた使命に忠実であるということです。失望落胆する時があり、倦み疲れる時もあります。 悔しい思いをする時もあり、誤解される時もあります。それでも、救いの恵みを握りながら、再び産みの苦しみをして行くのです。それは、互いにキリストが形造られるためにそうして行くのです。今日の学びを通して与えられた気付きや適用を分かち合い、互いのために祈りましょう。エペソ4:13〜15。

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