小グループで聖書を学ぶ

29.高慢に働く(イザヤ14:12〜23)

「心の門を開いて」

 バビロンには、バベルの塔と言われるジグラット(高い塔)の残骸があります。「バベルの塔」では、神様のように高くなろうとした人の罪が教えられています。古代のバビロンは、絶対権力を手にして高ぶり、神様に敵対しました。私たちも陥り易い高慢という罪の姿、その罪に働くサタンについて学びます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 バビロンの特徴がいくつか記されています。まず、何かに譬えられていますが、どんなことを意味していますか。
・12,15節/


2 一時代の文明を築いたバビロンでしたが、バビロンは、本当の明星ではなく、偽物の明星であり、滅びてしまいました。落ちた明星は、他に何をあらわしていますか。
・ルカ10:18/


3 バビロンは、どのようになろうと記されてしていますか。それは、人のどんな罪の特徴をあらわしていますか。バベルの塔の話も参照しましょう。
・13-14節/
・創世記11:4-9/

4 バベルの塔の話も、バビロンの特徴からも、神と等しくなろうとおごり高ぶった人間の罪の姿が教えられています。高慢や高ぶりは、危険なものだと言っています。そこにサタンが働きます。高慢になって、痛い危ない経験をしたことがありましたか。
・箴言16:18/
・Tテモテ6:4/

5 その時代、バビロンほど絶大な権力を持った国はありませんでした。そのバビロンの最後の様子は、どう記されていますか。
・18-20節/


6 バビロンの滅亡を見ると、人間が傲慢になるなら、その最後はこんなにも悲惨なものだということ感じます。自分勝手に高慢に生きては、大変危険であるということです。人は、十字架の犠牲による、神様との平和が与えられなければ、本当に平安になることはできません。あなたは、神様との平和を得ていますか。たましいに平安がありますか。(参考/ローマ5:1,コロサイ1:20)



7 「バビロン」にサタンの姿を見ることができ、サタンに支配される人の姿を見ることができます。サタンは、角が生えた気味の悪い怪物の姿では出て来ません。どのような姿で現れますか。それは、サタンのどんな特徴をあらわしているのですか。
・Uコリント11:14/
・ヤコブ1:14~16/

8 本来、サタンという言葉は、告発する者という意味です。人を陥れるために、事実をまげて、悪く訴えるのです。サタンの役割は、人の過ちを探し出して、告発することでした。人を用いて、少しのことでも、悪く告発させ、責めさせることもします。人からの外なる告発、あるいは自分の内からの告発を受けたことがありますか。



9 イエス様を信じる者の鬱は、神様の赦しを信じないために生じることがあります。自分を赦すことができない場合に生じるのです。赦された心の平安、安らぎがないからです。サタンのわなに陥っているのです。神様は、私たちに対して何と言われましたか。
・ローマ8:33-34/
・黙示録12:10/

10 自分の知恵と力におごり高ぶり、サタンに付けいれられないようにするには、イエス様を、見なければなりません。私たちの救い主イエス様は、どのような姿でしたか。
・ピリピ2:6-9/


「命の実を刈り取ろう」

 バビロンは、強さと文明のために傲慢になり、サタンの奴隷となって、神様に敵対して罪を重ね、ついに悲惨な滅びに至りました。サタンは、人を騙して、人の思いを支配します。肉の思いを満足させることが幸福だと、騙すのです。人は、自分の知恵と力におごり高ぶり、また自分勝手になる時、サタンに付けいれられ、囚われます。バビロンの高慢とサタンの働きを学んで、示されたことは何ですか。

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