小グループで聖書を学ぶ
慰めよ。わたしの民を(イザヤ40:1〜5)

「心の門を開いて」

 昨年私たちには、様々なことがありました。悩んだり、病気になったり、職場で痛みを受けたり、家族に問題が起こったり、身近な者が召されたりしました。ですから、新しい年を迎えた私たちに必要なことは、慰めです。神様の慰めが語られるイザヤ書40章の箇所から学びましょう。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 神様に背を向け、偶像を拝み、罪の生活をしていたユダは、北イスラエルがアッシリアによって滅びたのを目の当たりにして、罪の裁きによる滅亡の預言を重く受け止めました。やがて国が滅びて、捕囚になるとは、絶望しかありませんでした。深い絶望や悲しみに陥っている者に、主の言葉が与えられます。どんな特徴がありますか。
・1〜2節/


2 人の心が疲れて、深い悲しみや絶望に陥るのは、様々な理由があります。仕事での失敗や挫折もあり、人間関係のストレスもあります。家族の問題で心を痛めることがあり、愛する者との別れもあります。体の病気ばかりでなく、心の病にもなることもあります。燃え尽きて、空しさに陥ることもあります。あなたは、どんな時慰めを必要としましたか。



3 ユダの民は、堕落し、偶像を拝み、神に背を向け、罪を犯し続けて、行き着いたのがバビロン捕囚でした。ですから、ユダの民には、罪の赦しが必要です。何と宣言されていますか。ユダの民が神を離れても、神はその民を見捨てませんでした。民は神を忘れましたが、神は民を忘れませんでした。その神様は、民を何と呼んでおられますか。ここには、どんな神様が表されていますか。
・2節/
・ローマ2:4,Uテサロニケ3:5/ (参考)

4 原文は、美しい詩文体で書かれています。それも、「優しく語りかけよ」と言われています。どれほどの慰めが込められているでしょうか。すべての人が慰めを必要としています。問題のない人はいません。誰もが、慰めを受けたいのです。悩みや痛みを抱え、労苦しています。そんな人々に、神様が慰めの言葉を優しくかけてくださいます。労苦が多かったね、でも、もう労苦は終わると言ってくださるのです。あなたなら、どう思いますか。
・1〜2節/
・詩篇94:19 /

5 神様の愛は素晴らしいのです。わたしの民、ご自分の民なので、回復させてあげたい、落胆した者を慰めてあげたいと思われるのです。私たちも、そうされます。神は、いつも私たちを助けるために準備しておられる方です。民への慰めはどのように与えられると言うのでしょうか。どんな場面を思い出しますか。慰めはどこから来ると示されていますか。
・3〜5節, ルカ3:3〜6/


6 今日の箇所は、イエス様が来られることを準備したバプテスマのヨハネのところで引用されていた箇所です。この箇所は、救い主の来られることを預言したところです。救い主イエス様が私たちに来てくださることは慰めです。イエス様は、人々にどんな慰めを与えてくださいましたか。いくつかあげてみましょう。
・ルカ2:25/
・ルカ19:5〜6,8:43〜44/(参考)

7 イエス様を信じて救われていることが、どれほど素晴らしいことか、どれほど神様の愛が溢れていることか、どれほどイエス様が自分の救いのために犠牲となられたのか、黙想し、確信しましょう。新しい年を迎えて、まずするべきことは、これです。慰めを受けるために、どんな備えをする必要がありますか。これは、どういうことを意味しているのでしょうか。
・3〜5節/
・ヨハネ12:12〜13/

8 私たちがすることは、心の障害物を取り除いて、主を迎え入れる備えをすることです。捕囚の生活が長く続くと、民の心には帰国の希望すらなくなります。戻って来る気力すらありません。神様は預言者イザヤを通して、絶望に陥っていた民に対して、慰めを語らせました。このことは、私たちに何をするように教えていますか。
・Uコリント1:4/


9 慰めは、人を変える力があります。慰めの言葉一つが、落胆していた者から落胆の思いを消し、喜ばせます。倒れていた者の心を慰め、立ち上がらせます。イエス様に救われ、慰められた者は、他の人を慰めることができます。私たちも、失意に陥っている人々を慰め、周りの苦しんでいる人を慰めるのです。続けて、慰めの働きは何を教えていますか。
・Uコリント1:5〜6/

「命の実を刈り取ろう」

 私たちは、慰めの人でなければなりません。そのためにも、私たち自身、イエス様から慰めを受ける者になりましょう。思い煩い心が落ち込む時、慰めの御言葉を思い出し、主の慰めが、私たちのたましいを喜ばしてくださいますようにと願います。学びを通して与えられた気付きや決心を分かち合い、互いのために祈りましょう。詩篇94:19

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