小グループで聖書を学ぶ

3 わたしは主、ほかにはいない(イザヤ45:16〜25)

「心の門を開いて」

 アイドルというと、歌手やタレント等を思い浮かべると思います。アイドルとは、偶像、崇拝されるものから転じて、いわゆるアイドルに用いられるようになりました。聖書は、アイドル、偶像を崇拝するのではなく、まことの神を礼拝することを教えています。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 古代ではもちろんのこと、現代でさえも偶像はたくさんあります。偶像と言っても、木や石で作ったものばかりではありません。その人が神のようにしているものです。例えば、拝金主義は、お金がその人の偶像になっています。時にはタレントやゲーム、地位や名誉欲、恋愛や仕事でさえも偶像になります。では、偶像に囚われるとどうなると言っていますか。それは、なぜですか。
・16,20節/
・イザヤ44:13〜19/

2 偶像化されたもののために生活が乱れ、人間関係が壊れ、人生が破綻するなどが起こります。タレントやゲームに囚われて生活が破綻したり、偶像化した地位や仕事のために人を裏切ったり、悪いこともします。ですから、本当に注意しなければなりません。かつてあなたにとって、偶像は何でしたか。あなたにとって偶像化しているものが、何かありましたか。
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3 どうすれば、恥を見ないで、辱めを受けることがなくなるのでしょうか。なぜ、そのように言えるのですか。(ここで言うイスラエルとは、神様を信じる神の民のことを言います。)
・17〜18節/
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4 偶像崇拝がいけないのは、人の手で作った物を拝んでも、救われず、恥を見るだけだという理由だけではありません。偶像に比べて、神様が、どのようにしてくださると教えていますか。
・19,21節/
・イザヤ44:7/

5 聖書の神様は、まことの神であり、「正義を語り、公正を告げる方」です。「これを昔から聞かせ、以前からこれを告げたお方」です。つまり、御言葉を通して語り、教えてくださるお方です。偶像は何も教えてくれません。人が自分の願いをぶつける対象であるだけです。今日の箇所で、神様について、繰り返されている表現は何ですか。
・18,19,21,22節/
・出エジプト20:3/(参考)

6 聖書の神とは、唯一のまことの神です。「わたしは主、ほかにはいない」ということを繰り返し教えています。この表現について、世の人々から排他的だ独善的だと批判されることがあります。「わたし以外に、ほかの神々があってはならない」という有名な十戒の第一戒には、そう命じる理由があります。どんなことですか。
・出エジプト20:2/


7 十戒の第一戒は、他の宗教に対して反発したり、対立的な態度を取ることを命じているわけではありません。あなたを導き出した神、あなたを救った神なのだから、わたし聖書の神だけを礼拝しなさいと言われたのは、当然ではないでしょうか。あなたは、自分を愛して、救ってくれた神様に対して、どのような思いでいましたか。「わたしは主、ほかにはいない」ということを繰り返していることについて、どう思いますか。



8 「わたしが正しい神、救い主、わたしをおいてほかにはいない」と言われる神は、私たちに何を求めておられるのでしょうか。偶像に囚われないためには、どうすればよいのでしょうか。
・22節/
・ミカ7:7/

9 「仰ぎ見なさい」と訳された原語を調べると、「向きを変える」という言葉です。「仰ぎ見なさい」とともに「立ち返りなさい」とも訳されています。聖徒たちが、悲しみ苦しんだり、失望落胆したりするのは、見つめなければならない主を見ずに、自分や問題だけを見つめるからです。あなたは、誰を見つめていますか。何のことをいつも思っていますか。これからは、どうしますか。
・ヘブル12:2/(参考)

「命の実を刈り取ろう」

 イエス様を見てください。イエス様は、私たちのために十字架に苦しみ、死んでよみがえり、救いを成し遂げてくださいました。様々な問題の中で苦しみ悲しみ、失望落胆しているのでなく、まことの唯一の神、主に立ち返りましょう。いつも主の前に出て、主を仰ぎ見ることを願います。決心や気付きを分かち合い、互いのために祈りましょう。ヘブル12:2。 

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