小グループで聖書を学ぶ

5 思い出してください(イザヤ46:6〜13)

「心の門を開いて」

 願った通りにならない時、「神様は助けてくれない、頼りにならない」と言って、神様に背を向けたりする人がいます。確かに問題の中で、苦しめばそんな思いになることもあるでしょう。このような聖徒たちに、神様はどんなことを教えておられるのでしょうか。今日の箇所から学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 イザヤの時代、神の民は偶像崇拝に陥っていました。偶像は、「立ったまま動かず、叫んでも答えず、苦しみからも救ってくれない」と言っています。神様以外に頼っている空しさ、愚かしさが表現されています。そのような神の民は、何と言われていますか。
・5〜7節/
・8節/

2 「背く者」と言われるのは、自分の思い通りにならなければ、神様に文句を言い、恨み、神様に背を向けるようになるからです。こんな状態で何の好転もありません。ますます酷い状態になるでしょう。空しく、苦しくなります。どうすれば、よいのでしょうか。それは、どんなことについてですか。
・8〜9節, 詩篇103:2/
・申命記1:30〜31/

3 目の前のことが自分の思い通りにならないと、その先もだめだと思ってしまいます。未来に失望し、落ち込むようになります。ですから、昔のことを思い出しなさいと言うのです。過去の恵みを見れば、神に拠り頼むようになるからです。神の民がエジプトから出る時、彼らがしたことは何もありませんでした。ただ神様の恵みに従っただけです。未来への希望も神にしかありませんでした。私たちも同じです。不安や恐れの中で、過去の恵みを思い出し、希望と前進へ導かれたような経験があれば、分かち合ってください。



4 自分の思うとおりに行かなくて、心が苦しくなった時、神様に背を向けるのではなく、過去を振り返って、神様の恵みを思い出してください。神様の助けや守りを思い返してみましょう。立ち返れば、希望を見出します。どのようにしてくださいますか。
・10〜11節/
・民数記23:19,詩篇33:11/

5 ユダがバビロンに滅ぼされ、民が捕囚にされるという時、そのような苦しい時に民をあわれんでくださり、キュロスによってバビロンが倒されるという計画を告げてくださいました。ですから、私たちが苦しく辛い時に、神様は私たちをあわれんでくださり、なさることを知らせて、働いてくださいます。あなたが不安で辛い時、主はどんなことを教え、どのように悟らせてくださいましたか。
・イザヤ45:1〜4/


6 聖書が教えている計画とは、神様のあわれみの働きです。私たちは罪のゆえに滅びる者でしたが、神様は私たちをあわれんでくださり、イエス様によって御国を受け継ぐ者にしてくださいました。聖書に記された御言葉の約束を握ってください。不安や恐れがある時、引用箇所からどんな確信が与えられますか。
・箴言3:5〜6/
・Tコリント10:13/

7 御言葉の約束はあっても、それがいつなるか分からない、不安だと言う人もいるでしょう。不安の中にいる民にどう語っていますか。
・12〜13節/


8 「わたしの計画は成就し、わたしの望むことをすべて成し遂げる」という約束について、「それは遠くはない。わたしの救いが遅れることはない」と宣言されています。バビロン捕囚の中にいる民へのバビロンからの解放を告げるハバククの預言にも同じ約束があります。これを読んで思うことは何ですか。
・ハバクク2:1〜3/


9 成就の時は定まっており、神様によって決められています。ユダの民がバビロンに捕囚になること、その期間の終わりに戻されると啓示された通りになります。ですから、人生の問題や様々な出来事に戸惑い苦しむ現代のクリスチャンにとって、どうすることが必要ですか。
・U歴代36:21〜23/
・ヘブル10:35〜37, 詩篇62:5/

「命の実を刈り取ろう」

 ヘブル10:37の「来るべき方」とは、イエス様です。イエス様を信じた者には、救いが与えられています。救い主イエス様こそが、私たちのすべての問題に対する神様の答えです。人生の困難を経験されていますか。神様の用意された答えを掴んで下さい。イエス様を信じ、イエス様に人生の問題を委ねて下さい。御言葉の答えを期待して、神様の導きを待ち望みましょう。学びを通して与えられた気付きや決心を分かち合い、互いのために祈りましょう。ヘブル10:35〜37。

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