小グループで聖書を学ぶ
14 主にある幸せな家庭(コロサイ3:18〜21)

「心の門を開いて」

 今外出自粛や在宅勤務のために、家庭においてストレスや衝突が起こり、離婚や虐待が増えているそうです。ただでさえ苦しい状況にあるのに、さらに辛い状況になっています。今日の箇所から、幸せな家庭になる夫婦関係や親子関係について学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 閉塞感で夫も妻もストレスがたまり、家庭で仕事は進まない、家庭にいるのに、家庭での役割を果たさない、いらいらして相手をなじり、争い、崩壊する家庭が増えているそうです。一緒にいる時間が増えたからというのでしょうか。逆だってあり得ます。今日の箇所では、夫と妻について何と言われていますか。読んで、どう思いますか。
・18〜19節/


2 人によっては「夫に従いなさい」なんて、とても受け入れがたいと感じられるでしょう。「従う」の原語ヒュポタッソーの意味は、「神の取り決めの下に置かれて」です。神によって夫に従うように、夫を尊重するようにされています。男性は、尊重されて働き、尊敬を受けて生きるものです。神から「夫を尊重しなさい」言われるなら、どうしますか。



3 夫に対しては、「妻を愛しなさい」と言われています。この愛は、自己中心のエロスの愛でも、互いに見返りのあるフィリアの愛でもありません。見返りを求めない犠牲も厭わないアガペーの愛です。妻に「つらく当たってはいけない」と言われています。どうして、夫に対してこのように言われているのですか。
・Tペテロ3:7/
・エペソ5:23,25/

4 つらく当たってはいけないとは、相手を無視したり、辛い思いをさせてはならないということです。男性は、かしら、つまり、リーダーシップの責任があるからです。妻に対して配慮しなければなりません。かえって、困難な状況でこそ、責任を持って妻や子どもを守る責任があるということです。では、親子関係については、何と教えられているのですか。親と子、それぞれの立場では、どう思うでしょうか。想像してみてください。
・20〜21節/


5 すべてのことについて親に従えなんて横暴で、時代錯誤だと言うでしょうか。「従う」の原語ヒュパカウオーの意味は、「聞いて下に置く」です。親の言葉を聞いて、その下に自分を置くということです。つまり、親の言うことを尊重してよく聞いて、実践しなさいということです。親に対して「子どもが気落ちしないために、子どもを怒らせないように」というのですが、どういうことですか。
・エペソ6:4/
・使徒20:28/

6 親から拒否されたり、否定されることが、一番子どもを憤慨させ、落胆させます。親の無理解は、子どもを気落ちさせることになります。つまり、親は、子どもの状態や心を理解して、配慮しなさいということです。そうすれば、子どもも親を敬い、親の言うことに聞き従うようになるでしょう。親として、子どもの心を理解しようとしていますか。子どもの状態に配慮していますか。



7 幸せな家庭になるためには、「互いに尊重し合い、互いに配慮し合う」ことでしたが、それが成り立つためには、1つの条件があります。共通していることは、何ですか。
・18,20節/
・エペソ5:22, 25, 6:1/

8 非常事態の中では、平時ではしないような、相手を精神的に追い詰める言動をしてしまいます。罪の性質があらわれ、互いに怒り、争い、憎み合い、家庭を破壊してしまうのです。そんな人の罪のために、イエス様はどうしてくださったのですか。
・ローマ4:25/
・Tテモテ2:6/

9 アメリカの社会学者が、親が後の世代にどのような影響を及ぼすかの追跡調査をしました。近所で教会学校に通っていた2人の男とその子孫についてです。マックス・ジュークスは、信仰を拒否して放蕩しました。その子孫の内300人が早死、100人が刑務所生活、190人が売春婦、100人がアル中でした。ジャナサン・エドワーズは、プリンストン大総長を務め、大リバイバルを導き、妻と共に主にあって尊敬し合い、愛し合いました。その子孫の内300人が伝道者や宣教師、65人が大学教授、13人が大学の学長、60人が作家、3人が国会議員、1人が副大統領になりました。この調査を読んで、どんなことを思いますか。


「命の実を刈り取ろう」

 幸せな家庭になる秘訣は、家族が一緒に主にあって人生を生きることです。互いに尊重し合い、互いに配慮し合う家庭は、神が与えられた祝福の通路です。神が立てられた家庭に真の幸せがあります。家庭において自分の役割は何であり、守るべきことが何なのかを知って、主にあって実践をし、幸せを享受できることをお祈りします。気付かされたこと決心したことを分かち合い、祈りましょう。Tペテロ4:8。

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