小グループで聖書を学ぶ
16 信仰を生きる(コロサイ4:2〜6)

「心の門を開いて」

 外出規制の続く中で、インターネットを使ったオンライン会議や授業、リモートワーク、ラインなど新たなつながりや会話の姿が急増しています。教会でも、ユーチューブによる礼拝中継やラインでのセルも行われています。クリスチャンの信仰生活は、交わりや関係そのものです。今日の個所から、そのことを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 今日の個所が実質的な手紙の最後の部分です。聖徒の信仰生活とはどのようなものかについて教えています。それは、まず何ですか。それは、聖徒たちをどのような状態に導くものですか。
・2節/
・Tコリント1:9,Tヨハネ1:3/

2 祈り(プロセウケー)というギリシャ語を分析すると、願いの交換、つまり対話だという意味です。御言葉と祈りで、神と人の対話が成り立ちます。クリスチャンは、神様と一対一で交わりができます。祈っている時間は、主と単独で面談できる時です。心を開いて、自分の抱えている問題を洗いざらい出して、相談できます。素晴らしい至福の時です。 そのような時を持っているでしょうか。どんな祈りの習慣がありますか。
・詩篇119:24/
・マルコ1:35,マタイ6:6,ダニエル6:10/

3 祈りについて、単に祈りなさいではなく、「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい」と言っています。神と対話の祈りをしている人々は、祈りがまるで呼吸のようであることを知っています。たゆみなく祈らなければ、自分が困った時、何かほしい時だけしか祈らなくなります。どうして、祈りに感謝が付いているのでしょうか。霊的に目を覚まして祈っていないと、不平不満や文句、恨みや嘆きばかりが出て来るからです。対話の祈りの大切さ、祈りのない生活について感じることは何ですか。
・出エジプト16:2〜3,17:3/


4 聖徒たちには、御言葉の適用の分かち合い、信仰生活の分かち合いがあります。神様との交わり、対話に続いて、信仰者の交わり、とりなしの祈りが記されています。どんな課題をどのようにとりなし祈るのですか。
・コロサイ3:13,16/
・3〜4節/

5 パウロの祈りの要請は、キリストの奥義、すなわち福音を伝えることができるようにということです。福音宣教のために祈ってくださいとは、宣教師パウロとしては、当然の課題ですが、彼の置かれた状況はどうですか。その状況からすれば、どんな祈りの要請となるはずと思われますか。
・3節,コロサイ4:18/
・詩篇60:5/

6 パウロにとって一番必要なことは、牢獄から出るよりも、福音が伝えられることでした。実際に、パウロは、牢獄においても、看守や囚人に福音を伝え、裁判の調査をする役人や裁判する高官たちと話したことでしょう。その結果、とりなしの祈りは、どのように答えられましたか。
・ピリピ1:12〜14/
・ピリピ4:22/

7 今日の最後の部分には、人々との関係、交わりについて教えています。私たちが信じただけに留まらず信仰を生きるには、世において人々の中でどのようにしたらよいのでしょうか。どんなことを勧めていますか。
・5〜6節/


8 クリスチャンは、社会の中でイエス様を証しする存在として必要とされています。世の人は、始めから聖書の教えを知っているわけでありません。人々がキリスト教を知る機会は、それを信じているクリスチャンを通して知るでしょう。であるなら、私たちは、どうすることが必要ですか。
・エペソ5:15〜17/
・Tペテロ3:15〜16/

9 「親切で塩味のきいた言葉」とは、相手の感情を敏感に観察して答えるということです。関係に気を使って言葉を言うということです。たとえば、YOUメッセージとIメッセージという言葉があります。YOUメッセージは、「あなたは、けっこう頑張った」と発信する側の主観で言うので、評価や非難が伝わり易く、相手の心をざわつかせます。Iメッセージは、「そうしてくれて、私はうれしい」と発信する人の素直な気持ちを伝えるので、たとえ願いや不満を伝えても、心配や気づかいも一緒に伝えられるので、聞く人も受け入れやすくなります。具体的な例をあげて、印象を分かち合ってみましょう。


「命の実を刈り取ろう」

 聖書には、特に言葉の教訓が多いです。むやみに口から出された言葉のために、交わりや関係が傷つき困難になることが多いからです。御言葉を食べて、祈りで呼吸する私たちは、信仰の言動で証しの生活をし、人々と良い関係を持ち、地の塩世の光となるのです。適用やとりなしの課題を分かち合い、祈りましょう。マタイ5:13〜14。

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