小グループで聖書を学ぶ

神に栄光、人に平和(ルカ2:8〜14)

「心の門を開いて」

 世界で最初のクリスマスソングは何でしょうか。今日のルカ福音書2章14節にある御使いの賛美です。なぜこれが最初のクリスマスの賛美なのでしょうか。たった1節だけの短いものですが、重要なクリスマス賛美です。賛美歌98番、114番にもあります。クリスマスの意味を学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 今日の箇所は、羊飼いたちの所に御使いたちが来て、救い主イエス様が世にお生まれになったことを告げ知らせるシーンです。その時、御使いたち、天使たちが大合唱をして賛美をしました。その内容はどんなことですか。
・8〜12節/
・13〜14節/

2 イエス様の生まれた時代、ローマ帝国時代は、いわゆるパックス・ロマーナ(ローマの平和)と言われる時代でした。本当の平和ではなく、軍事力によって抑圧されていた平和です。御使いたちが神に栄光があるように歌っているのは、真の平和になるためには、神様との平和の関係が重要だからです。神と人との関係は、どんな状態でしたか。
・ルカ2:1/
・エペソ4:18,コロサイ1:21/

3 神様と人は、平和の関係ではありませんでした。人は、罪のために神様から離れていた状態でした。神に敵対する者となっていました。神と人の関係は、どのようにして改善されたのですか。
・エペソ2:14〜16/


4 最初のクリスマス賛美は、「いと高き所で、栄光が神にあるように」という賛美に続いて、「地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように」と賛美しています。神様との平和が与えられると、人との平和がもたらされることになります。なぜ、私たちの社会には、平和がないのでしょうか。どのように思いますか。
・エペソ4:31,コロサイ3:8/(参考)
・ガラテヤ5:19〜21/(参考)

5 人々の間に平和がないのは、人が神様から離れてしまったからでした。神を離れた人々の社会は、罪のゆえに、恨みと文句、争いと戦い、心配と悩み、恐れと不安に覆われています。人々の心は疲弊しています。救い主イエス様の与えてくださるたましいの平安が必要なのです。なぜイエス様が世に来られることによってこの世に平和がもたらされるのでしょうか。
・ピリピ2:6〜8/
・Tテモテ2:6/

6 人々の悩みは何でしょうか。中でも、 人との関係、人との平和のことではないでしょうか。平和を望んでいるのに、家庭や職場や学校などの人間関係において、不和や争い、妬みや憎しみが生じることがあります。あなたが改善や回復を望む関係は、どんなところですか。



7 イエス様の十字架の犠牲が私たちの罪の問題を解決してくださいました。私たちは、イエス様を救い主と信じることによって、罪赦されて、たましいの平和を味わうことができます。では、神様によって与えられた平安が人々との関係に向かうためには、何が必要なのですか。どうするように勧められていますか。
・ローマ12:18/
・マタイ5:9/

8 御使いたちが、羊飼いたちにイエス様の誕生を知らせ、賛美したのは、平和を失い、悲しみの間に生きる人々に、イエス様の平和を贈り物として与えようとするためです。この知らせを受け、神様との平和を与えられた私たちは、どういう者とされていまか。どんな使命が与えられていますか。
・Uコリント5:18〜19/


9 神様がイエス様を世に送られて平和を与えようとされたように、今も神様は私たちを世に送って、平和が壊れたところに平和を与えようとしておられます。まず、神は、イエス様の十字架によって私たちをご自分と和解させ、和解の務めを私たちに与えてくださいました。背きの責任を人々に負わせず、和解のことばを私たちに委ねられました。あなたは、どのようにして和解の務めを果たして行きますか。

「命の実を刈り取ろう」

 私たちの周りを見ると、平和という望みの代わりに憎しみと争い、悲しみと苦しみが生じているのを見ます。私たちの心を見ても、時には憎しみと怒りに囚われているのを見るかもしれません。しかし、私たちの忍耐と理解は、私たちの明日の小さな平和をもたらします。私たちを通して、神との平和が私たちの心から始まり、私たちの教会に家庭に職場に学校に友人に社会に臨むことを祈ります。私たちも、御使いのように救い主の来られたことを知らせ、賛美します。分かち合ったことについて互いに祈りましょう。マタイ5:9。

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