小グループで聖書を学ぶ
子どもたちにイエス様の祝福を(マルコ10:13〜16)

「心の門を開いて」

 子どもの発達心理学によれば、12歳以前の発達がその後の人生に大きく影響を与えるそうです。10歳前後は、子どもから大人へ成長する大切な時期です。イエス様が、子どもたちを通して教えてくださることを通して、重要なことを学びましょう。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 預言されていた救い主と噂されていたイエス様を見ようと、あるいは体や心の病を癒してもらおうと、大勢の人が集まって来ました。その中には、どんな人々がいたと言っていますか。そこで、何が起こりましたか。その理由は何だと思いますか。
・13節/


2 当時、ラビという先生に子どもたちを祝福してもらうことは、大事な習慣でした。イエス様の祝福を受けさせようと子どもたちを連れて来た親たちを、弟子たちが叱って止めたというのには、弟子たちなりの配慮があったのです。連日殺到する群衆を相手に、疲労していたイエス様を思ってのことでした。私たちも、世的な論理で人々を福音から遠ざけてしまうこともあるかもしれません。どうでしょうか。



3 当時の社会では、子どもは数に入れられず、子どもたちの人格を認めず、重要な存在とは思われませんでした。私たちのうちにもある大人の論理、大人の都合というものです。子どもの思いに心を向けないで無視したり、子どもの言い分を聞かないでぞんざいに叱ったりしている親の姿があまりに多いです。自分にも、思い当たることはありませんか。
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4 そのような弟子たちの姿を見て、イエス様は、どんな思いを抱かれ、何と言われましたか。
・14節/


5 子どもたちを連れて来ようとしている親たちを弟子たちが止めるのをご覧になったイエス様は、失望し憤慨されました。イエス様は、子どもたちを大切に思い、その人格的存在を認めておられました。子どもについて聖書は何と教えていますか。
・詩篇127:3〜4/
・コロサイ3:21、エペソ6:4/

6 子どもは、神様からの贈り物、褒美だと言っています。子どもたちを気落ちさせないで、御言葉で育てなさいと教えています。私たちに神様が子どもたちを与えてくださったのは、その子によって私たちが幸福と喜びと平和を経験するためにです。子どもを愛されたイエス様は、連れて来られた子どもたちをどうしてくださいましたか。
・16節/


7 イエス様が子供を膝に座らせ、抱いて、子供のために祝福の祈りをしてくださったように、私たちも子供を胸に抱いて祝福し祈ってあげなければなりません。イエス様は、親自身が、どのような存在であり、どのようにしなければならないと言われましたか。
・15節/
・ヨハネ1:12,ガラテヤ3:26/

8 主は、私たちが学んだとおりに生きる子どもとなることを望んでおられます。そのために、どうするように命じていますか。そうすると、どうなると約束していますか。
・Uテモテ3:16〜17/


9 下記の詩を読んで思ったこと、印象を分かち合いましょう。
「親の祈り」
神様 もっとよい私にしてください。子どものいうことをよく聞いてやり、心の疑問に親切に答え、子どもをよく理解する私にしてください。理由もなく子どもの心を傷つけることのないようにお助けください。
子どもの失敗を笑ったり、怒ったりせず、子どもの小さい間違いには目を閉じて、良いところを見させてください。
良いところを心から褒めてやり、伸ばしてやることができますように、大人の判断や習慣で 子どもをしばることのないように、子どもが自分で判断し、自分で正しく行動していけるよう導く知恵をお与えください。
感情的に叱るのではなく、正しく注意してやれますように、道理にかなった希望は、できるかぎりかなえてやり、
彼らのためにならないことは、やめさせることができますように、どうぞ意地悪な気持ちを取り去ってください。
不平を言わないよう助けてください。こちらが間違った時には きちんとあやまる勇気を与えてください。
いつも穏やかな広い心をお与え下さい。子どもといっしょに成長させてください。
子どもが心から私を尊敬し慕うことができるよう、子どもの愛と信頼にふさわしい者としてください。
子どもも私も、神様によって生かされ、愛されていることを知り、他の人々の祝福となることができますように。

「命の実を刈り取ろう」

 まず私たち大人が、神の子どもとして御言葉に聞き従い、霊的に成長する者になることが大事です。謙遜に神に従おうとする姿、神の御言葉通りに生きようとする姿を見せることです。私たち自身が、神の子どもとして主にさわっていただくことを願い、イエス様に走って行く姿を見せましょう。神の国、天国はただイエス様を信じるだけで与えられる救いの恵みによって入る所です。今日の学びで気付かされたこと、決心したことは、何ですか。

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