小グループで聖書を学ぶ

19 イエス様の家族とは(マルコ3:31〜35)

「心の門を開いて」

 家族とは、私たちにとって最も貴重で重要なものです。健康な家庭でなければ、人生を豊かに過ごすことができません。家族が人の成長と生活の妨げにもなるからです。本当に健康な家族関係とは、どんなものなのでしょうか。聖書が示す真の家族とは、何でしょうか。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 この箇所は、どんな場面ですか。イエス様のところに誰が尋ねて来ていますか。何をしていますか。この状況から、尋ねて来ている人々の心情がどのようであったと考えられますか。
・31〜32節/
・ヨハネ7:5/

2 イエス様が家の中で人々に御言葉を教えているにもかかわらす、イエス様を外に呼び出しています。これは、イエス様の働きを妨害していることになります。彼らは、イエス様がしていることを理解しておらず、不満に思っていました。それで、イエス様がしていたことをすぐに止めさせて、ナザレに連れ帰ろうとしたのです。今日も、家族という美名の下に、無理解、独り善がり、身勝手がまかり通り、家庭が混乱し、家族が悩み、傷付き、苦しんでいます。あなたは、どんな経験をして来ましたか。
・マルコ6:3〜4/


3 人の心にサタンが入って罪を犯させます。サタンは、家庭の安定と平和を望んでいません。家族の間に介入して、お互いに争わせ、憎ませ、喧嘩別れさせながら、後には互いに没落させる。これがサタンの特性であり、得意技です。家族の真の交わりと平和のためには、分裂の霊であるサタンの力を防がなければなりません。どうしたら、よいですか。
・使徒16:31/


4 家族が探しに来ていることを知らされた時、イエス様は、何と答えられましたか。イエス様が言われたことは、決して血縁の家族を否定したものではありませんが、血縁中心の社会ではどんな者だと思われてしまいますか。あなたも、誤解されたことがありますか。
・33節/


5 その家には、人々が神の国を求め、御言葉を慕い求め、その家に集まってイエス様の話に耳を傾けています。イエス様は、彼らを見て、何と言われましたか。これは、どういうことを教えていますか。
・34節/
・ヨハネ1:12〜13,ガラテヤ4:5〜6/

6 イエス様は、今血のつながりの家族を超えて、新しい天の家族の姿を示してくださいました。イエス様を救い主として受け入れることで与えられる、完全で永遠なる新しい家族です。そして、実際の家族も、神の家族となることができます。その家族には、どんな特徴がありますか。
・エペソ5:22〜25/
・エペソ6:1/

7 原文では、35節の文頭には、「ガル、なぜならば」という接続語が記されています。34節の理由として35節を言われたことになります。どういう人々が、「イエス様の兄弟、姉妹、また母なのです」と言っていますか。
・35節/
・ヨハネ6:40/


8 家族は一緒に食事をすることが大切だ、必要だと言われます。それと同じように、神の家族は、同じ場所で礼拝し、同じ説教を通じて、同じ聖霊の導きの中で御言葉に養われます。一緒に御言葉を分かち合い、一緒に祈り、一緒に奉仕して、神の家族としての恵みを受けます。教会は、まさに神の家族です。神の家族とされている恵みを分かち合いましょう。
・エペソ4:16/
・Tコリント12:26〜27/

9 自分の家族に伝道する事は困難だという思いがあるでしょう。しかし、イエス様の家族も、最初はそうでした。イエス様を信じることができなかった家族も、後にはイエス様を信じるようになりました。弟の一人ヤコブは、初代教会の精神的指導者となりました。ですから、私たちもそのような恵みを期待することができます。家族から悪い噂や間違った先入観を取り除き、救いに導くためには、どうしたらよいと思いますか。
・使徒1:14/
・使徒15:13,21:18/

「命の実を刈り取ろう」

 信仰をもって望むなら、私たちの家族もイエス様の家族になることができます。そのために祈り、信仰をもって取り組みましょう。イエス様を信じて救われた神の家族になるより大きな恵みと祝福はありません。イエス様は、共に礼拝をささげている私たちに対しても、「わたしの母、わたしの兄弟姉妹、わたしの家族です」と言ってくださいます。大きな感動を覚えて、神のみこころを行う人となり、神の家族へと築きたいですね。きょうの学びを通して与えられた適用を分かち合い、祈りましょう。

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