小グループで聖書を学ぶ
21 成長させてくださる神(マルコ4:26〜34)

「心の門を開いて」

 友人の子どもと久しぶりに会うと、小さかった子が大きく立派になっているのに驚くことがあります。成長することの素晴らしさ確かさを覚えるものです。私たちの信仰生活もそうです。それが、どれほど確かなものか、どれほど成長するものであるか、2つの例えで教えています。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 種とは、無限の可能性を持った生命です。小さな種の中に、葉と茎と根の元があります。自分の固有のDNAも持っています。種は、地に植えられた後は、芽が出て育って、花が咲き、実を結ぶようになります。神の国がこの「地にまいた種」に例えられていますが、例えの特徴は何ですか。
・26〜28節/
・Tコリント3:7/

2 種が育つ過程は人の目には見えないのですが、確実に成長しています。成長するのは、人の力によるのではなく、土地と雨と空気を主管しておられる神に委ねられています。この例えのポイントは、種の成長と収穫は必ずあるという真理です。教会の歩みも、信仰生活も、私たちの仕事や働きにも、この神の国の例えが適用されます。信仰をもってしていることで、その過程が分からず、結果がすぐに表示されなくて、失望したり、不安に思ったりしたことはありませんか。



3 成長させてくださる神様を信じているならば、自分の人生を悲観的に見ることはできません。自分の力の範囲や限界以上は、神様に任せてください。私たちがすべきことは、恐れてはならないということです。私たちの様々な努力を通して神様が働かれます。作物の種を蒔き、水を与えること、熱心に祈って子を育てることは私達に任せられたことです。その結果、どうなりますか。
・29節/


4 農民は、種が育つ過程と実を結ぶ過程を見ることはできませんが、種蒔きの結果である実りを収穫することになります。このように、私たちが信仰で行うすべてのことについても、神様は結果を必ずもたらしてくださいます。私たちは祝福と報いを期待するなら、祈りの答えが遅くても、仕事の結果が早く表れなくても、どうすべきなのですか。
・ガラテヤ6:7〜9/

5 次は「からし種の例え」です。昔は調味料や薬、ハーブとして使われた植物です。この地のからし種には、どんな特徴がありますか。それは、何を例えていますか。
・31〜32節/


6 初めはからし種のような小さな取るに足りないようなものであっても、その結果は、想像することができない大きなものとなることを示しています。この例えをイエス様にあてはめるならば、どういうことが言えますか。
・ヨハネ12:24/
・マタイ11:28/

7 私たち一人一人がからし種のような小さな存在です。しかし、仕事や学びにおいて、今は小さくても将来的には大きな木になる夢を持つことができます。日本では、聖徒たちのほとんどが、その家族の中で初めて救われた者です。その家族に蒔かれた一粒のからし種です。あなたは、このようなからし種の例えの適用から、どんな思いを与えられますか。
・ピリピ1:6 /


8 この2つの例えにおいて、重要な点を忘れてはなりません。どちらも、「種を蒔く」ということが必要です。種は植えられるために存在します。蒔かれていない種は、何の結果も期待できません。御言葉を蒔くことは、福音を伝えることであり、御言葉で養われることです。あなたは、自分にどのように種を蒔いていますか。周りの人々にどんな種を蒔いていますか。
・26,31節/


9 自分に御言葉を蒔くことが必要です。そして、自分の働きのために時間と賜物と物質を蒔きます。どのように種を蒔かなければなりませんか。種蒔きにも、犠牲や労苦が伴います。どのような思いと信仰で種蒔きをしなければなりませんか。
・伝道者11:4〜6/
・詩篇126:5〜6/

「命の実を刈り取ろう」

私たちは、御言葉の種を蒔き、福音の種を蒔き、証しの種を蒔きます。仕える働きの種を蒔き、愛の種を蒔きます。仕事の種を蒔き、学びの種を蒔きます。どのように蒔くのでしょうか。信仰で蒔きます。大切なのは、成長させてくださる神様です。私たちのすることは、種を蒔くことです。その見えない成長を確信することです。私たちの小さな種を大きく成長させてくださる主を信頼することです。神様が成長させ、完成させてくださることを信じましょう。今日の学びを通して示されたこと導かれたことを分かちあいましょう。伝道者11:6。

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