小グループで聖書を学ぶ                  
復活の主とともに生きる (マタイ28:1〜10)

「心の門を開いて」
 
 人は、食べないで3週間、水なしで3日間生きられるが、希望なしでは生きられないと言います。人間は希望を食べて生きる存在です。絶望的な環境の中でも、心に希望があれば、人は生きることができます。人間に永遠の希望を与えた大きな出来事であるイエス・キリストの復活について学びます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 イエス様が十字架で殺されてしまい、主の弟子たちは、希望を失い、不安と恐れの中にいました。人々を恐れて、弟子たちは家の中に隠れていました。女性たちも、悲しみに沈んでいましたが、イエス様に埋葬の用意をしてあげたいと、墓までやって来ました。墓の入り口を閉ざしているあの大きな石を転がしてくれる人がいるかな、番兵たちが許可を与えてくれるかなと心配と恐れを抱きながら来ました。その結果、どんなことが起こりましたか。
・1〜4節節/


2 女性たちは、痛みや悲しみ、失意と落胆の多かった人生において、イエス様に出会ったことで、人生が変わりました。その恵みに応えてとった行動でした。人生において私たちは、恐れや不安に陥ると、何も手につかないようになってしまいます。失望し、悲しみに沈んでしまうと、何もしたくなくなるものです。恐れや悲しみを持ちながらも、イエス様に対する思いのゆえに行動して行った女性たちの姿をどう思いますか。



3 今日の箇所には、「恐れ、恐れる」という言葉が繰り返されています。人は、失敗を恐れたり、自分の非力を恐れたり、人から悪く言われるのを恐れたり、仕事の評価や結果を恐れたり、将来に対して恐れたり、病気や死を恐れたり、様々なことを恐れます。今何の恐れがありますか。どんな恐れや不安を抱いていますか。
・4〜5,8,10節/


4 恐れと悲しみの中にあった女性たちに、御使いは「恐れてはいけません」と言いましたが、なぜ、そのように言えたのですか。理由は、何ですか。
・6〜7節/


5 女性たちにとって、イエス様の復活の知らせは、嬉しい喜びであり、すべてを一変させるものです。なぜなら、イエス様の復活のニュースによって、恐れや不安が取り去られるからです。復活のニュースの特徴は、何でしょうか。
・Uテモテ1:10 /
・ヨハネ11:25/
・ヘブル2:14〜15/

6 イエス様は、十字架の死から復活されることによって、人々の罪を赦し、永遠の命を与え、悪魔に捕らわれから解放し、生活に望みのない人に希望を与えてくださいました。イエス様を自分の救い主だと信じる者は誰でも、イエス様とともによみがえる命を与えられています。何という幸いでしょうか。復活の命にあずかることは、生き生きと生きることができるようにされたのです。あなたは、復活の信仰にについてどう思っていましたか。



7 復活されたイエス様は、「恐れてはいけない」と言われたのですが、なぜ恐れる必要がないのですか。弟子たちの恐れを予想してイエス様が約束されたことは、何ですか。
・Tテモテ2:6/
・ヨハネ14:16〜17/

8 私たちは、人生を生きながら様々なことに出会い、恐れ、弱さを覚えます。そのたびに復活されたイエス様が自分のうちにともにおられることを思いだして、希望を持つことができます。思い煩いを覚えたらどうすることができますか。私たちの人生で起こるすべての問題について、復活の主の力を体験することができたら、どうなると教えていますか。
・Tペテロ5:7/
・ピリピ4:11〜13/

9 思い煩いを主にゆだねましょう。主が心配してくださいます。復活の力が私たちの人生に働いてくださるなら、どのような境遇においても対処できるようになる秘訣を得ていることになります。復活のイエスのおかげで、私たちは、どんなことに会っても、どんな人に会っても、恐れないでいることができます。どんな励ましが与えられていますか。
・ヘブル13:5/
・マタイ28:19〜20/

「命の実を刈り取ろう」

 イエス様は、私たちひとりひとりの罪のために、十字架死んでくださいました。そして、復活されて、死を打ち破り死に勝利されました。今は復活の主が私たちのうちおられ、ともに人生を歩んでくださいます。こうして、私たちはイエス様の愛の中で人生を享受することができます。復活されたイエス様が自分のうちにいてくださることを覚えて、復活のイエス様に拠り頼んで、イエス様と永遠に生きましょう。今日の学びで受けた導きを分かち合いましょう。ヨハネ11:25。                       

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