小グループで聖書を学ぶ

初めの愛に(黙示録2:1〜5)

「心の門を開いて」

 人生の節目に歩みを省みることは、大切です。そうでなければ、日々起こって来る様々な出来事に翻弄されながら、月日は過ぎてしまい、これからの歩みを考えることをしないからです。設立記念は、教会の歩みと人生を省み、思いを新たにする良い機会です。

「御言葉の種を蒔こう」

1 私たちにその機会を与えてくれるのが、エペソ教会へのメッセージです。エペソ教会に対して何と言われています。どんなことが評価されていますか。
・2〜3節/


2 エペソは、エーゲ海の中心都市、パウロが最も長く滞在して、教会形成にいそしんだ所です。偶像と経済の中心地で、労苦と忍耐を持って歩んで来た教会でした。信仰を守ったことも誉められています。そのような教会が、叱責を受けています。どうしてですか。
・4〜5前半/


3 いつからか、信仰が薄れて、肉の思いになってしまったのでしょう。エペソ教会の聖徒たちが、救われた恵みを忘れ、自分たちの努力や成功を重要視し、自分たちの肉の思いを満足させることをもっぱら考えるようになったようです。とうぜん、信仰は形骸化し、信仰の喜びも失われ、様々な問題も起こっていたようです。では、何を思い出し、何を覚える必要があるのでしょうか。(参考/詩篇103:2〜5, Uコリント1:11)



4 救いの恵みを思い出さず、罪赦されて新しいいのちを与えられたことの感謝を忘れてしまうことが、信仰生活を形骸化させ、不平不満を生じさせ、肉の思いを増大させ、信仰の歩みから落ちてしまう原因となりました。あなたの信仰生活について、あなたの教会生活において、恵みを思い出し、感謝すべきことは何ですか。



5 私たちの教会が始まる前の状況は、辛く厳しいものでしたが、新しいあきる台BCとして始められたということは、神様の大きなあわれみでした。新しいビジョンのもとに形成されて来た教会に加えられたことは、恵みであり、感謝でした。あなたの人生において感謝すべきことは何ですか。家庭や職場や学校、人間関係などについて思い出すべきことはなんですか。



6 エペソ教会は、感謝を忘れたことで、叱責を受けるような状態になっていました。神様を知っていても、イエス様を信じてはいても、その恵みを覚えず、感謝をしない時、そのようになります。そのままだとどうなると警告されていますか。
・ローマ1:21。
・5節後半/

7 私たちが感謝を忘れると、すべてのことを当然のことと思い、不平不満ばかり言うようになります。その思いは空しくなります。救われた恵みを忘れていないでしょうか。あきる台BCに加えられていることはたまたまでしょうか。家庭や職場があるのは当たり前ですか。自分の思うようにならないことで、不満を抱き、呟いていませんか。自分の過ごし方、言動を顧みて、どうすることが必要だと言われていますか。あなたにとって、具体的にはどんなことですか。
・5節/
・Uコリント7:9〜10/

8 イエス様が十字架で流された血は、私たちの醜い罪をきよめてくださいます。それを知っている私たちが、感謝を覚え、恵みを思い出すだけで、罪の思いや肉の行動を悔い改めずにいられるでしょうか。私たちが謙遜に悔い改める時、神様が新しく驚くべきことを始めてくださいます。教会が悔い改める時、神様は以前にはありえなかったほどに恵みを注いでくださいます。感謝し、悔い改めたなら、私たちがどうするように命じていますか。
・5節前半/


9 「初めの行い」と言えば、あきる台BCがはじまった時、みな純粋な感謝と大きな恵みを覚えて、熱心に歩み出しました。あきる台BCに導かれて、新たな教会生活が始まった時、新鮮な喜びと感謝を感じていたことでしょう。結婚した時、相手をいたわり、配慮する初々しい思いがあったはずです。仕事に付いた時、勤勉に誠実に働き始めたことでしょう。そのことを4節では「初めの愛」と言われています。これは、どういうことですか。
・Tヨハネ4:9〜12/

「命の実を刈り取ろう」

 イエス様の救いの福音は、罪のうちに死んでいた者にいのちをもたらすだけでなく、福音の恵みが消えかかっている者にも、新たないのちを与えてくれます。思い出して感謝して、悔い改めて、初めの愛を行うということを学んで、導かれたことは何ですか。どんな初めの行いをしようと導かれましたか。

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