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7.神の統治に用いられる者(詩篇47:1〜10)

「心の門を開いて」
 
 この詩は、おそらくダビデ王が敵を打ち破ってエルサレムに凱旋した時、国々を真理で治めておられる神様を褒め称えているようです。ダビデ王が敵を打ち破ることができたのは、神様が彼に力を与えられ、用いられたからです。この詩から、神様の統治と私たちの関係について大事なことを学びます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ダビデ王の軍隊が勝利して凱旋する時に、人々が歓喜して、手をたたいている様子が記されています。しかし、人々は、凱旋するダビデ王やその軍隊を万歳しているのではありません。何をしていますか。どうしてそうするのですか。
・1-2節/
・U歴代20:29/

2 「喜びの声をあげて神に叫べ」と言っているのは、神様の御手がなければ、その勝利はあり得ないからです。神様は、「全地の大いなる王」であり、すべての国々を統治しておられます。私たち長老教会の信仰は、この神様の統治、世の支配ということを重視しています。自分の人生も神様が統治しておられるということをわきまえて生きるのです。これが、救われた者に与えられた新しい人生観です。この人生観で生きていますか。どのような姿勢で生きなければなりませんか。
・詩篇22:27-28/
・Uコリント1:20/


3 神様が世を統治されるのに、神の民と信仰の王を通して行われました。ですから、戦いも神様の助けと力で行い、その勝利の栄誉も神様に帰さなければなりません。神様に
栄光を帰するというのが、私たちの原動力となります。神様に栄光を帰することを意識して生きておられますか。そうしないと、どんな生き様になると思いますか。(参考/イザヤ16:6,Tテモテ6:4-5)



4 これまで、イスラエルは弱い国で、自分を守ることで精一杯、他国の問題に介入することはありませんでした。しかし、神様の御旨に合った王がイスラエルの王となり、民も神の民らしくなりました。その時、神様は、イスラエルをどのようされると言われていますか。
・3節
・申命記3:22/

5 神様に用いられたイスラエルは、他国に影響を持つ国になりました。これは、私たちの信仰の変化と同じです。世に影響力のあるクリスチャンとして用いられるのです。私たちは、自分の信仰を消極的に考え易く、世の中では自分自身の信仰を守ることだけで精一杯だと考えてしまいます。しかし、それは信仰の一つの過程にすぎず、信仰が整えられて行くならば、神様は私たちを世に送り出されます。どのように用いられますか。
・エレミヤ51:20/
・マタイ5:13-16/
・Uコリント5:20/

6 5節は、イエス様が十字架の死からよみがえられ、人々の罪を解決された後、高い王座に上られることを意味していると言われます。イエス様を救い主と信じた者を通して、イエス様は世を統治されます。私たちが神様の栄光、神様の道具の器として用いられるためには、神様の御旨にぴったり合ったダビデのように、神様と周波数を一致させることが重要です。私たちの信仰の訓練も、ここに焦点を合わせています。あなたの生活の中でどうすることが神様の御旨なのでしょうか。信仰生活の焦点を神様に合わせておられますか。
・5節/
・ピリピ2:7-11/

7 神様は、イエス様を信じて救われた私たちをどのようにして勝利のために用いられるのですか。7節「巧みな歌」とは、知恵や技術の詩という意味です。歌が口から出て来るように神様から知恵が与えられるということです。8節「国々を統べ治めておられる」神様がしてくださるので、私たちは道具として用いられるだけだということです。9節「尊き者たち」として、「アブラハムの神の民」信仰の人として用いてくださるということです。このように、神様は、イエス様を信じるすべての人々をご自分の統治のもとに用いて守ってくださいます。このことを知って、どう思いますか。
・7-9節/


「命の実を刈り取ろう」

 私たちの神様は、全世界を統治される方です。世を治めるために私たちに御力と恵み、知恵を注いで用いてくださる全地の主をほめたたえ、ますます用いられる者になりたいですね。あなたは、きょうの箇所を学んで、新しい発見をしましたか。あなたはどのように主に用いられたいですか。

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