小グループで聖書を学ぶ
13 直ぐな人の祝福が広がる(箴言11:1〜31)

「心の門を開いて」

 今や、大企業や官庁、老舗までもが不正やごまかしをし、己の利益のために汲々としている時代です。社会が混乱し、人々の心も荒んで来ています。このような世にあって、私たちは、どのように生きるのでしょうか。神の求められる生き方と祝福を御言葉から学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 社会で人の上に立つ人々が、不正やごまかしをし、己の利益のために汲々としているなら、社会は混乱し、人々の心は荒みます。でも、人々は、そのような者を批判し、混乱した社会を嘆くだけで、自分はどうか、どのように生きているかを考えません。神様は、私たちが人としてどう生きることを求めておられますか。
・1〜8節/


2 へりくだる者、直ぐな人、潔白な人、正しい人とは、神を信頼して、御言葉に聞き従って生きる者を意味しています。主が正しい量りやおもりを喜ばれるというのは、御言葉の基準で正直に正しく生きることを求めておられるということです。そのように生きるならば、どんな祝福や守りが約束されているのですか。
・3,5,6,8節/


3 箴言は、正しい者と悪者というように、対比されています。神様は、社会の指導者や責任ある立場の者が、不正やごまかしをし、己の利益のために汲々としていても、あるいは周りの人々が、自分勝手な者、自分の利益に執着する者、高ぶる者、よこしまな者だとしても、あなた自身は、主の前にへりくだる者、直ぐな人、潔白な人、正しい人でありなさいと求めておられます。あなたは、主の求めに対して、どう応えますか。



4 正直や誠実さのゆえに、神様は守ってくださり、祝福してくださいます。直ぐな人の誠実はその人を導き、その正しさによって救い出され、正しい者は苦しみから救い出されます。直ぐな人への神様の守りや祝福が強調されています。さらに、その祝福は、どのようになると宣言していますか。
・9〜14節/
・創世記28:14/

5 直ぐな人、正しい人として生きると、主の祝福が周りの人々に広がり、その人の生活の現場、コミュニティーが祝福されるようになります。だとすれば、職場や学校、家庭や地域において、クリスチャンがそこにいてどういう生き方をしているかが、大変重要になって来ます。信仰の生き方が、その生活の現場の祝福につながっているからです。その意識がありましたか。祝福の広がりのために、あなたのできることは何ですか。
・マタイ5:13〜14/


6 神を敬わない人、思慮に欠けている者は、むだ口をたたいて、うわさ話をするために、人々に争いや反目をもたらします。悪口やそしりは、コミュニティーをだめにしてしまいます。人を中傷する者は、余計なことを言って、人を痛め、苦しめます。あなたの気をつけるべきことは、何ですか。
・9〜14節/
・23節/

7 人々を助ける者はどうなり、人に施しをするとどうなると言っていますか。また、人への助けや施しを惜しんでも、どうなる者がいると言っていますか。それは、世の中の認識や常識と比べてどうですか。
・24〜26節/


8 自分の富に拠り頼む者は倒れ、主に頼る者は必要が満たされます。どうして、自分の富に拠り頼む者は倒れ、主に頼る者は満たされるのでしょうか。何を意識して働き、用いなければならないのですか。引用聖句を参照しましょう。
・28節/
・創世記1:26〜28, Tペテロ4:10/

9 救済は、弱い者や困っている者を助ける働きですが、お金を施すだけではありません。心と言葉を与えて、たましいを救うことが最も重要な救済です。イエス様を信じて、生まれ変わった人、直ぐな人は、人を助け、人に仕えることを喜びとします。人を助け、人に仕えることで、神様の祝福を受けます。イエス様は救われた人に向かって、どうしなさいと言われましたか。
・マルコ5:19, 16:15/

「命の実を刈り取ろう」

 救い主として世に来られたイエス様は、この暗やみの中で、絶望の中にいる者たちに光となってくださいました。イエス様は、十字架に犠牲となられて、貧困と絶望と苦しみの中にいる人々に生きる道を開いてくださった救い主です。福音を伝えることは、最も確かな最も素晴らしい助けであり、救済です。救いの恵みを受けた私たちから、救いの祝福が広がります。今日の学びで示されたことや悟ったことを分かち合い、そのために祈りましょう。使徒20:35。

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