小グループで聖書を学ぶ

15 知恵の生活(箴言13:1〜25)

「心の門を開いて」

 箴言を学んで知恵生活をする人は、どう生きるのでしょう。今日の箇所を通して、知恵ある生活の基盤、知恵生活をする人の得る祝福、人に広がる知恵生活の恵みについて学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 知恵ある者は、もちろん御言葉に聞き従う者です。1節。知恵ある者の生活の基礎は、口をよく用いて、勤勉であり、正直であると言えるでしょう。2〜11節。まず、口についてどう言っていますか。
・1,3節/


2 私たちは、自分の口を見張ることをしているでしょうか。「唇を大きく開く」とは、何も考えず無責任に言葉を吐き出し、悪口雑言、誹謗中傷を言いたい放題ということです。舌を押さえて、悪を言わないようにしなければならないのに、口を開かないではいられないのです。どうすれば、よいですか。
・Tペテロ3:10/
・ピリピ4:8/

3 人を生かす言葉、感謝の言葉、関係を築き上げる言葉、肯定的な言葉は、夢と希望を与えます。教育心理学で「ピグマリオン効果」と呼ばれるものがあります。励ましや賞賛の言葉が子どもの学習能力や知的能力を高めることができるということです。励ましや賞賛の言葉は、失望落胆した人に勇気と希望を与えます。また、知恵ある者の生活基盤は、勤勉と富であると言われていますが、何が強調されていますか。何が大事ですか。
・4,7節/
・ピリピ4:12/

4 主の栄光をあらわそうとして勤勉であることが肝要です。そうしていれば、たとえ世的には貧しいとしても、精神的には富む者となります。中盤には、知恵を用いる人の姿が記されています。12〜19節。知恵を用いる人は、とりわけどうされると約束されていますか。それがないと、どうなってしまうと言っていますか。
・12,19節/


5 期待していたことから失望を感じることほど悲痛なことはありません。期待が高ければ高いほど、外れた時のフラストレーションは大きくなります。私たちの心が病むことのないようにするには、どこに希望を置いているのか、何に期待しているのかを点検しなければなりません。
・Uコリント1:10/
・Tペテロ1:3/

6 私たちは、御言葉を信頼して、望みを抱いて生きる時、その望みがかなえられることを体験しています。主の御力に拠り頼んで、とりなし祈る時、癒しを体験しています。望みや夢、ビジョンのために、私たちができることは、何ですか。
・ヨブ8:7/
・ローマ12:12/

7 最後の部分は、知恵を用いて生きれば、人にも及ぶことが記されています。20〜25節。20節のことは、どういうことを教えているのですか。誰と付き合うか、どんな人と交わるかということで、なぜ人生が決まるのですか。
・20節/
・Tコリント15:33/

8 22節の「ゆずりの地を残す」は、神様から与えられたカナンでの相続地のことです。私たちが残せるゆずりの地は、御言葉の知恵で生きることであり、救い主イエス様を信じる信仰です。23節の「貧しい者の開拓地に、多くの食糧がある」とは、貧しい者が、開拓地を労苦して開墾したので、収穫は多かったということです。この22〜23節のことを私たちの仕事や生活の現場に適用すると、どんなことが言えますか。
・22節/
・23節/

9 24節は、何を教えているのでしょうか。体罰教育を勧めているのでしょうか。後半の「愛する者はつとめてこれを懲らしめる」に力点があります。「むちを控える」とは、必要な懲らしめをしないならば、子どもをだめにするということです。愛しているから子を懲らしめ、叱るのであって、鞭打つなどするはずもありません。子どもたちは、愛で育てなければなりません。子どもが、多くの親から傷を受けて育ちます。子どもが神に従うまでは親のモデルが必要です。24節から気付かされたことや心に示されたことはありますか。
・24節/
・コロサイ3:21/

「命の実を刈り取ろう」

 知恵ある者は、その生活において御言葉の知恵を用いることが大切です。自分の目に留まった節やその節から示されたことを生活の現場に適用させて、生かしてみることです。13章の中で、取り上げていなかった節も含めて、あなたの目が留まり、心に導きを受けた節は、どれですか。分かち合ってください。

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