小グループで聖書を学ぶ
16 穏やかな心、激しい思い(箴言14:1〜35)

「心の門を開いて」

 「知恵のある女は自分の家を建て、愚かな女は自分の手でこれをこわす」と言っています。誰でも家庭の一員であり、幸いな家庭を築くためには、御言葉の知恵を用いなければなりません。そうでないと、自分の家庭をこわすことになります。どのような知恵が教えられているのでしょうか。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 幸いな家庭を建てるためには、どのように働き、どのような心で仕えることがよいのでしょうか。牛がいなければ飼葉桶はきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる」とは面白い表現ですが、どういう意味なのでしょうか。
・1,4節/
・アモス4:6/

2 牛がいなければ手間も労苦もありませんが、牛がいる時のような収穫は望めません。歯磨きが面倒だから、きれいにしておくために食べないということはしません。家庭の仕事は、使っては片付けて、汚してはきれいにしての繰り返しです。掃除したり片付けることが面倒だから、使うな、汚すなという人がいるでしょうか。今日の仕事の現場や生活の現場でも同じでしょう。何か思い当たることがありますか。
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3 「民の多いことは王の栄え。民がなくなれば君主は滅びる」とあります。王の名誉と素晴らしさは、その民の存在と働きに依存しています。戦争や飢饉、抑圧や労役によって民が倒れたり、いなくなれば、それは王国の破滅を意味します。職場での仕事や家庭の姿の中に、このようなことはありませんか。
・28節/
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4 仕事が多ければ労苦が多いが、仕事は私たちの生活をささえてくれます。面倒見る人がいれば大変ですが、いてくれることに幸いがあります。勤労は、労苦があり、大変です。しかし、おしゃべりばかりして、楽しんでいたら、家庭はどうなりますか。どうすべきですか。
・23節/
・イザヤ58:9〜10/

5 愚かな者は、家庭を壊します。1節。家庭を壊す大きなものの1つは何ですか。どんな特徴がありますか。
・16〜17,29〜30節/
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6 現代人は、忙しく慌しく生きています。心の余裕がなくなると、些細なことでもイライラして怒りを発するようになります。不親切な対応に接したり、予期せぬ問題が起こったりすると、我慢できずに怒りを発してしまいます。計画通りに事が行われない、思うように事が進まない時、むしゃくしゃして腹が立つようになります。当然と思っている待遇や評価を受けられない時、冷遇された気になって、憤慨します。私たちは、どんなことで怒っているのでしょうか。
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7 「激しい思いは骨をむしばむ」と教えていますが、人が怒る時、体に毒素が出て、生理的変調を起こすそうです。怒りをぶつけられる人も、心が傷ついて、体にも影響を受けます。私たちは、簡単に腹を立てるのですが、怒ったら互いに悪い影響を及ぼし、後遺症があることを忘れてはなりません。怒りが全くないということはないでしょう。激しい思い、怒る心をどうしたら、よいですか。
・29節/
・ヤコブ1:19/

8 私たちは、イエス様の十字架の犠牲によって救われた者です。救いによって愛と癒しを受けたなら、どういう心になるはずですか。イエス様を信じる者は、義と認められた者です。人の怒りは、どういうことになりますか。
・30節,Tペテロ3:4/
・ヤコブ1:20/

9 知恵ある者は、主を恐れる者です。主を恐れる家庭は、幸いな家庭となり、恵みを受けて建てられます。主を恐れる信仰に伴う利点は、どのようなことがありますか。主を恐れないなら、何を恐れるようになるのでしょうか。
・26〜27節/
・ルカ12:4〜5/

「命の実を刈り取ろう」

 主を恐れること、主に対する畏敬の念は、平安な思いと穏やかな心を与えてくれます。そこには、主に対する強力な信頼があるからです。主を恐れないと、人を恐れるようになります。人に対する恐れは、人からの拒否と批判を避けることに没頭させます。人を恐れると、人の目を気にして、人の評価に囚われます。主を恐れる者は、すべてを支配しておられる神様を信頼するので、問題や苦難の中でも、平安と穏やかな心を持つことができます。今日の箇所で、あなたの目に留まり、心に導きを受けた節はどれですか。

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