小グループで聖書を学ぶ
24 主の前に生きる(箴言22:1〜29)

「心の門を開いて」
 心理学者が提唱する「フロー理論」というものがあります。フローとは、ある事に精力的に集中して、没頭して、夢中になっている状態のことです。仕事も家事も勉強も、本当は楽しめる。大切なのは、何をするかではなく、どのようにするかだというのです。信仰生活は、まさにそうではないでしょうか。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 フロー理論によれば、楽しく暮らすには、目標をもって、情熱的に生きて、楽しむことです。そのために、神の民は、何を選択して生きて行くことが勧められていますか。「望ましい」という言葉の原語は、「選択」という意味の言葉です。
・1節/


2 富とは、世の欲が求めるものの象徴ですが、人の欲が求めるものよりも、神に認められ、神の愛と恵みを受けることを選択するとどうでしょう。神の名誉と愛顧を選んだ生活は、満足と充足感を与えてくれます。生活の中に楽しさとわくわくする思いをもたらしてくれます。人生は、選択の連続です。人は、毎日何かを選んで生きています。あなたは、どんな観点で選択をしていますか。



3 人は、楽しい暮らしを求めます。私たちも、祝福や恵みを求めることには慣れています。しかし、苦難と痛みが迫って来るときは、不平不満でいっぱいになり、失望することさえあるのではないでしょうか。神の恵みと祝福を受けて、楽しく暮らすためには、どんな条件が必要ですか。恵みや祝福を受ける保証は何ですか。
・4節/
・/

4 神の前に謙遜であり、神を褒め称えるなら、自分の不足を認め、神に聞き従って行くようになります。ですから、その結果として富と名誉といのちを褒美として受けるのです。反対に謙遜でないということは、どういう姿になりますか。そうなることがありますか。
・箴言16:18/
・Tテモテ6:4〜5/

5 私たちが神の前で自分自身が罪人であることを告白して、私のために十字架にかかられたイエス様を私の救い主と信じる時、神様と私たちの間を隔てている罪と裁きの壁が崩れます。その結果、赦しと恵みが与えられて、私たちは喜んで神の御前にいくようになれるのです。イエス様からどんなことを教えられますか。心に感じることは何ですか。
・ピリピ2:5〜8/
・/

6 フロー体験とは、チャレンジとスキルが釣り合う状況でものごとに没頭する体験であり、生活にわくわくする楽しみをもたらし、人生を充実させると言います。人々がチャレンジとスキルをもって没頭して、集中するのは、どんな姿ですか。
・29節/
・ローマ12:11/

7 「じょうずな仕事をする人」とは、仕事に熟練した人、精通した人という意味です。そういう人は、尊敬される立場の人となって、軽く扱われないというのです。やり甲斐やわくわく感があり、喜びや楽しさがあります。  あなたの仕事や生活は、どうですか。どんな気持ちで仕事や学びをしていますか。どんな心で責任を担っていますか。



8 宗教改革者たちは、職業を「ベルーフ、召し」と呼びました。職業を神の召しと考えたからです。私たちが生活し、働く場所がどこであっても、そこが、神が私たちを遣わしてくれた所、その働きや責任に召してくださったのです。私たちが置かれている状況の中で、神が私たちを用いてくださるのです。そうであるならば、私たちはどうする必要がありますか。
・Tコリント4:1〜2/
・エペソ6:6〜7,コロサイ3:23/

9 私たちは、主が見ておられることを意識しながら、主の仕事をするように誠実に働き、学び、仕えます。神から与えられた使命の現場で働いている人は、自分を通して神の栄光が表されることを願い、利益に関係なく、小さなこと一つ一つにも最善を尽くして誠実に仕事をします。そうするなら、心に喜びややりがいを覚え、生活がわくわくし、楽しみを感じるようになりませんか。あなたは、どう思いますか。


「命の実を刈り取ろう」

 私たちが生活し、働く場所がどこであっても、そこが、神が私たちを遣わされた所です。ですから、私たちが職場や家庭で働き、学校で学ぶことも、神の仕事をすることになります。私たちが家族や職場の人、友人や隣人に仕えることも、神に仕えることになります。私の仕事で神の計画は何だろうかと考え、主の御心が私の人生を介して行われるようにと望みます。そうして、私たちの生活に楽しさやわくわく感が与えられますように願います。適用を分かち合い、互いのために祈りましょう。

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