小グループで聖書を学ぶ
27 様子を知り、心を留める(箴言27:1〜27)

「心の門を開いて」

 箴言は、当時の生活習慣や環境を通して、生きる知恵を教えています。当時の神の民は、ほとんどが羊飼いでした。ですから、羊飼いの姿を通して、私たちがどう生きるべきかの知恵を教えてくれます。大切なことを教えてくれます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 羊飼いの心構え、態度について、まず、「群れの状態を把握し、心を留めるように」と教えています。これは、私たちに対してどうすることを勧めているのですか。
・23節/
・ピリピ2:4/

2 自分のことで精一杯、他の人には関心がないという世相ですが、聖書の教えは、私たちの周りにいる人々の様子を知り、心を留めなさいと言うのです。自分に任せられたことの状況を把握し、自分に委ねられた人々に心を向けなさいと勧めています。あなたにとって、「羊や群れ」とは何ですか。
・箴言24:27/
・Tテモテ5:8,ガラテヤ5:13〜14/

3 自分の様子に気遣ってくれて、大変な時の自分を知っていてくれて、辛い状況に心を留めてくれる、そんな人の存在はどれほどありがたいことでしょうか。そのような人の人生は、本当に充実しています。箴言は、なぜ羊の様子をこまめに把握し、群れに心を留めるようにと言っているのでしょうか。
・ヨハネ21:15〜17/


4 イエス様こそ、今日の御言葉を最もよく守られた方だと言うことができます。イエス様は、私たちにとってどういうお方ですか。私たちのために何をしてくださいましたか。
・ヨハネ10:14〜15/
・詩篇23:1〜3,イザヤ40:11/

5 イエス様は、この世に来られ、私たちの様子をよく知り、私たちの状況を把握し、私たちに心向けてくださり、私たちの救いのために、十字架にご自分の命を渡されたお方です。では、羊を世話する良い羊飼いの働きは、何ですか。放牧のどんな様子が示されていますか。
・25節/
・エレミヤ6:3/

6 草を見つけながら羊を導き、新鮮な草を与えるのが良い羊飼いであり、賢い羊飼いです。もし怠惰な羊飼いであるなら、新鮮な草を食べさせることなく、土地も荒廃させてしまいます。草は食べてなくなっても、再び芽が出て、丘の上に延々と草が育つことになります。羊飼いの働きは、羊を緑の牧場に導くだけです。私たちに任された働きや委ねられた責任について、どうあることが必要ですか。
・Tコリント4:1〜2/


7 人は、仕事や働きに関して、とかく先のことを心配しがちであり、自分の力の足りなさに悲観し易いものです。しかし、私たちは、「キリストのしもべ、神の奥義の管理者」です。その働きは神から任されたことで、管理する力や働きの完成のための約束があります。どんなことですか。
・Tペテロ4:10/
・ピリピ4:13/

8 羊飼いが、羊の状態を把握して、注意を払って群れに草を与えて、世話をしたならば、どうなると教えていますか。自分に任せられたことに忠実した時、どうなりますか。
・26〜27節/
・箴言22:9/

9 大量の毛は着る物になり、ミルクも与えられ、山羊を売って土地を買い、作物も作ることができます。羊飼い自身だけでなく、家族や僕までも豊かに食べることができるようになります。責任や労苦に重荷や徒労を感じることがあるでしょう。自分が犠牲を払っているのではと思うこともあるでしょう。でも、忠実に働く中で、神が必要を供給して、報いを与えてくださるのです。そのような体験があったら、分かち合ってください。



10 自分に任された事の状況をよく把握していたでしょうか、委ねられている人の様子や表情に心を留めていたでしょうか。振り返ってみましょう。どんなことを気付かされましたか。



「命の実を刈り取ろう」

 私たちに託された羊と群れが自分のそばにずっといるわけではありません。私たちの働きと責任がいつまであるかは分かりません。機会が与えられている今、様子をよく観察し、心を留めるように願います。今日の学びを通して導かれたことを分かち合い、互いのために祈りましょう。23節。

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