小グループで聖書を学ぶ
7 あなたの井戸から水を飲め(箴言5:1〜23)

「心の門を開いて」

 私たちは、普段様々な誘惑に出会い、試みを受けています。時には、誘惑に陥り、失敗や痛みを経験することもあります。きょうの箇所は、夫婦関係に対する誘惑を通して、誘惑の特徴と危険性、誘惑に陥らない方法などを教えています。御言葉の知恵を学んで、誘惑に対処しましょう。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 他国の女の誘惑について警告しています。「他国の女」とは、イスラエルの言う異邦の女ということで、他の訳では、「見知らぬ女」となっています。その見知らぬ女の誘惑の特徴は、何ですか。誘惑に陥ったら、どうなるというのですか。
・3節/
・4〜5節/

2 誘惑する者と言えば、サタンです。サタンは、騙しの天才です。ですから、見知らぬ女も、言葉巧みに誘惑し、騙します。見知らぬ女の誘惑は、誘惑に陥った者を破滅に導きます。なぜ、誘惑に陥るのでしょうか。誘惑の警告の前に命じられていることを参照しましょう。イエス様は、どのようにサタンの誘惑を退けられましたか。
・1〜2節/
・ルカ4:4,8,12/

3 神の知恵に心を留め、御言葉の英知に耳を傾けていなければ、分別がなくなります。分別がなくなると、誘惑に陥り、騙されるようになります。見知らぬ女の誘惑に陥らない方法は何でしょう。御言葉は、何と教えていますか。
・7〜8節/
・Tコリント6:18/

4 誘惑されても大丈夫などと不遜な愚かな思いは捨てて、誘惑するものから離れて、遠ざかり、誘惑を受けることを避けなさいと教えています。争いを誘惑する者は、言いがかりを付けて、論争をしかけて、争いへ引っ張り込もうとします。聖書は何と言っていますか。そのような誘惑に出会った時、あなたはどのように対応しましたか。
・テトス3:9/


5 世の中では、無駄話やうわさ話に引き込もうとする人々が多いです。学校や職場、地域でもそのような場面に出くわすでしょう。聖書はどう言っていますか。そのような誘惑に陥ると、どのようになる可能性があるのですか。あなたにも、そのようなことがありましたか。
・Uテモテ2:16〜17/
・イザヤ29:21 /

6 誘惑に陥らないために遠ざかり、近づくなというのに比べて、積極的方法が命じられています。「水ため」とは「湧き出た水が溜まっている所」のことです。井戸、泉と同じです。井戸や泉は、乾燥地域にあっては、非常に重要な生活の基盤であり、命に直結するものです。この例えが勧めている、誘惑に陥らない積極的方法とは、どういうことですか。
・17〜19節/
・Tテモテ6:6 /

7 乾燥地域にあっては、水は命に関わるものです。自分の井戸や泉を大切にして用います。そのように、自分が持っているもの、自分の手にあるもので満足し、大切にして、用いることが、誘惑に陥らない積極的な方法です。仕事や生活現場において、あなたにとっての井戸や泉は何ですか。あなたの井戸や泉をどうすることで、誘惑に陥らないようになると思いますか。



8 異性の誘惑に陥らないためには、自分の妻を井戸や泉、すなわち自分の命にかかわるものと思って大切にすることです。夫婦仲に満足するのは、相手が完全だからではありません。人は誰でも、欠けや弱さがあり、罪だらけです。しかし、その中心にイエス様がいる場合は可能です。イエス様の救いが中心となっている夫婦は、どのようにすべきだと命じられていますか。どうすることが可能なのですか。
・18節/
・エペソ5:24〜25/

9 妻は教会がキリストに従うように夫に従い、夫はキリストが教会のためにご自身をささげられたように妻を愛しなさいというのです。人には、神様が与えてくださった愛の感情があります。人がどんな環境で生きようとも、幸せを感じることができるのは、この愛の感情が充足される時です。しかし、人からの愛の感情を享受しようとすれば、必ず大きな責任を伴います。互いに犠牲を払う愛を交わすことができなければなりません。あなたが導かれた適用は何ですか。まず、どんな犠牲を払い、愛し、仕えようとしますか。


「命の実を刈り取ろう」

 「ローマ帝国衰亡史」を書いたエドワード・ギボンは、ローマ帝国が滅亡した主な原因として、家庭の崩壊を指摘しました。帝国の繁栄が人々の自分勝手と放縦を招き、家庭が破壊されて、帝国は崩壊へ向かったというのです。現代社会の危機は、家庭の危機が元だと診断することができます。現代社会の家庭の崩壊や破壊を食い止めるために、あなたのできることは何ですか。互いに分かち合って、祈りましょう。

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