小グループで聖書を学ぶ

御言葉で育つ (申命記6:1〜9)

「心の門を開いて」

 ビル・ゲイツ、スティーブン・スピルバーグ、アインシュタイン、フロイト等、世界の有名な企業の創立者、近代の学者や芸術家等には、ユダヤ人が非常に多いです。ノーベル賞の1/4がユダヤ人です。世界人口の0.2%に過ぎないのに、あまりも多いです。その理由として取り上げられるのが、今日の箇所のような「シェマ(聞け)教育」(4節)と言われる教えです。私たちも、今日の箇所から学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 神様は、「聞け」(4節)と言って、聖書を信じる者たちが、子どもたちに対して、どんなことをするように強調していますか。神様が人々にそうするように命じられる理由は何ですか。
・1〜3節/


2 神様が人々に御言葉を与えられる究極の理由は、彼らに祝福を与えて、彼らの日が長くなるためでした。誰でも、子孫の長寿や繁栄を願うものです。神様は、神の御言葉が親を通して次の世代に伝えられることを望んでおられます。どんなことを教え、伝えるのでしょうか。まず一つは、どんなことですか。
・2節/
・箴言9:10/

3 信仰の人は、神様を恐れなければなりません。 恐れると言っても、怖いとか恐怖という意味ではなく、天地万物を創造し、すべ治めておられる神様に対する畏敬の念です。神様の偉大さが分かると、謙遜に神の前に生きるようになります。次に、教えなければならないのは、何ですか。この4節の「聞け」と訳されたヘブル語が、シェマです。心して聞くべき教えは何ですか。イエス様の言われたことを参照しましょう。
・4〜5節/
・マタイ22:36〜40/

4 心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」というのは、人が自分の全人格をもって神を愛するということです。このように神様を愛さなければならないというのは、なぜですか。どうして、隣人を愛さなければならないですか。
・ヨハネ3:16/
・Tヨハネ4:9〜11,19/

5 三つ目の勧めは、御言葉を子どもたちにどのように教えなければならないと言っていますか。
・7〜9節/
・/

6 7節の「家に座っているとき〜」と言うのは、いつもということです。「よく教え込む」という原語の意味は、「研ぐ」ということです。子ともたちが御言葉を覚え、守り行うためには、御言葉を繰り返し教えなければならないということです。あなたは、子どもや孫、次の世代の人々にどのように御言葉を教え、伝えたいと思いますか。
・マタイ28:20/(参考)
・Uテモテ3:15〜17/(参考)

7 イエス様に批判されたパリサイ人は、8~9節のようなことをしていました。パリサイ人は、何のためにそうしていたのでしょう。8〜9節のことばは、どうすることを求めているのでしょうか。
・マタイ23:5/
・ヨハネ14:23,Tヨハネ2:5/

8 世では、子どもの成績がよくて、出世して、収入が多くなることを望みます。子どもたちに本当に成功した人生を望むなら、子どもたちが神様の愛を知るようにしなければなりません。リンカーンの母は、彼が9歳の時に遺言を残しました。「毎日聖書を読んでください。人生の危機が迫る時は、もっと一生懸命聖書を読んでください。あなたの人生の基準を神の御言葉に置いて生きなさい」と言って息を引き取りました。この遺言がリンカーンを導きました。あなたは、子や孫にどんな言葉を残したいですか。



9 子どもたちに神様の御言葉を教えるためには、親たちにも必要なことがあります。神様の命令を子どもに聞かせる親たちに何と言われていますか。なぜ、そのように言っているのでしょうか。以前の訳も参照してみましょう。
・6節/


「命の実を刈り取ろう」

 申命記は、イスラエルの民がカナンの地に入る直前に、モーセを通してイスラエルの民に、教訓が与えられたものです。イスラエルの次の世代がカナンの地に入り、神の契約の民としてつかまなければならない重要なことが何であるかを教えました。申命記の重要な教えを一言で言うと、それは「神の御言葉通りに生きなさい」という言葉にまとめられます。今日の箇所を学んで、あなたは心に何が与えられましたか。どのように応答しますか。分かち合って、互いのために祈りましょう。申命記6:6〜7節前半。

戻る