小グループで聖書を学ぶ

23 不思議な方の不思議な導き(士師記13:1〜25)

「心の門を開いて」

 士師の代表とも言えるサムソンの箇所に入りますが、まずはその両親について学びます。主が人をどのように用いられるのか、どのように人が応答するのかについて学び、私たちへの適用とします。

「御言葉の種を蒔こう」

1 その当時、イスラエル全体が、40年もの間ペリシテ人に支配されていました。イスラエル全体が沈滞して、復興の望みが完全に消えてしまった状態で、人々は無気力で、悲観的になっていました。そのような時、神様の御使いが一人の夫人にあらわれました。どんな女性ですか。
・1〜2節


2 当時、跡取りを産めなかった女性にとって、人生は辛く悲しいものでした。相続や家系の存続などで蔑まれ、ぞんざいに扱われました。神様は、そのような女性に驚くべき知らせを伝えました。なぜこのような不思議な選びをされたと考えられますか。
・3節/


3 この夫婦が、側女を迎えて子を産ませるなどの方法を取らなかったのは、神様に望みを置き、神様に拠り頼み、御言葉のつかんでいたからです。その期間、彼らを神様が尊く用いようとして、準備させておられる時だということができます。時々私たちにも問題が起こり、望みも持てなくて、辛くて憂うつになる時があります。でも、そのような時こそ、神様が私たちを尊く用いようとして、準備させておられる時だとしたら、どのように受け止めますか。



4 主の御使いは、マノアの妻に、これから生まれて来る子どもをどう育てなければならないかを教えています。どんな規定を命じていますか。それは、何のためですか。
・4〜5節/
・民数記6:2/

5 酒を飲まないということは、御霊の人となるためです。ナジル人として、御霊による奉仕をするためです。ここで見逃してはならないことは、マノアの妻が妊娠する時から、彼女自身がお酒を飲んだり、汚れた物を食べたりしてはならないと言っていることです。その生まれて来る子がナジル人になるためには、妊娠中その母もナジル人のようにしなければならないと言っているのです。このことを知って、何を思いますか。



6 マノアの妻は、御使いから聞いた知らせを、夫であるマノアに大急ぎで伝えます。話を聞いたマノアの反応に注目しましょう。どんな反応ですか。すぐにしたことは何ですか。何を知りたかったのですか。
・6〜8,12節。


7 マノアは、「生まれて来る子に、何をすればよいか、教えてください」と熱心に祈っています。大変信仰的な、理性的な人です。生まれて来る子どもを夫婦でナジル人として育てるためです。私たちは、様々なことについて悩み、揺れ動きます。そのような時、このマノアのように熱心に「主よ。どのようにすればよいのか教えてください」と祈っているでしょうか。



8 神様は、マノアの真剣な熱心な祈りに応えてくださり、再び御使いを送りました。子どもをどう育てるか確認した後、マノアは御使いに何を聞いていますか。御使いは何と応えていますか。そこに神様のご計画と御心がどう示されていますか。
・17〜18節/
・エレミヤ29:11, エペソ3:19〜20/


9 特に神様が行われることは、しばしば私たちの思いを越えるものです。確かに、私たちには神様のご計画が分からなくても、「それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのもの」と信じることです。その時必要なのが、マノアは繰り返し言っているような信仰の姿勢です。何と言っていますか。
・12,17節/

「命の実を刈り取ろう」

 マノアの信仰の姿勢は、御言葉の実現を願い、自分もそれに聞き従う意志をあらわしています。これが、神様のご計画に用いられる備えとなります。イエス様の十字架によって救われた私たちは、不思議な助言者であるイエス様に祈り求め、聞くことができます。イザヤ9:6。私たちはこの不思議なお方を礼拝し、御言葉に聞き、不思議な導きを受けることができます。「何をすればよいか教えてください」と導きを熱心に求め祈りたいのです。まったく先が分からないとしても、希望が見えないとしても、不思議な導きをしてくださる主に信頼します。今日の学びで示されたことを分かち合いましょう。エレミヤ29:11。

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