小グループで聖書を学ぶ

24 卑近なことを用いて(士師記14:1〜20)

「心の門を開いて」

 サムソンは有名な士師ですが、これまでの士師とは違います。たった一人、型破りで無鉄砲な行動をするのですが、結局士師の働きをして行くことになります。これを通して、神様が私たちをどのように導き、用いられるかを学びます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ペリシテの長い支配の結果、イスラエルにはペリシテと戦おうとする思いすらありませんでした。そこで怪力で有名な士師サムソンが登場します。どんな活動を始めたのでしょうか。サムソンの活動において特徴的なこととなったのは何ですか。(参考/詩篇25:16,イザヤ63:3)
・1〜2節/


2 サムソンは、イスラエル人がそうならば、自分一人でペリシテ人の所へ行こうと、一人でペリシテの町を訪れました。そこでペリシテ人の娘と知り合いました。両親は、なぜ敵のペリシテ人と結婚するのか、と反対します。これは、どういうことのためだったのですか。何のための備えだったと教えていますか。
・3〜4節/


3 主は、私たちに対しても、何気ない出来事やマイナスと思われる事件を通して宣教の機会とさせたり、何かの備えとされます。サムソンのように、私たちのありふれた出来事や無鉄砲さも、主の摂理の中で用いられるかもしれません。そうであるならば、様々な出来事をどう受け止めるようになりますか。(参考/ピリピ1:12〜14)



4 そして、次には戦う備えが必要となります。サムソンは、一つの体験をすることになります。この経験は、これから大きな困難に直面する時、突然危険に出会う場合、何の武器もなしに戦う状況において、どんな備えとなりますか。
・5〜6節/
・Tサムエル17:37/

5 後日、サムソンが倒したライオンの死体の中に何がありましたか。それによって、サムソンのどんなことの備えとなりましたか。その効用を考えてみましょう。
・8〜9節,/
・箴言25:16,Uサムエル17:29/

6 ライオンを倒す経験をし、急速に力を蓄えさせる蜂蜜を食べ、一つ一つがペリシテとの戦いに備えられています。私たちも、このような獅子と蜜の体験をします。神様が私たちを導かれる時には、私たちに力を与えくださり、必要なものを備えてくださいます。これを知ってどんなことを思いましたか。
・詩篇31:19/


7 戦いのきっかけは、ペリシテ人との結婚式で起こります。そこでサムソンは謎々を出して賭けをします。賭けは良くないことですが、サムソンは、何のためにこんなことをしたのでしょうか。
・12〜15節/
・4節/

8 彼の浅はかな計画は、自分の愚かさのゆえに失敗します。でも、結果的には、神様のご計画はどうなりますか。神様が備えさせ、導かれることは、失敗すれば終わりになるのですか。
・17〜19節
・Uコリント4:8〜10/

9 失敗に終わらないで、「ペリシテと事を起こす機会」となりました。戦いは、そう簡単ではありません。徐々に進めなければなりません。こうして、日常的な出来事を通して、ペリシテとの戦いの備えが進められて行きました。サムソンの無鉄砲さも用いられ、愚かさゆえの失敗も用いられました。「愚かな者、取るに足りない者」でも、足りない所が備えられ、助けられて、失敗や愚かさも用いられた経験がありますか。(参考/Tコリント1:27〜28)


「命の実を刈り取ろう」

 私たちも、イエス様を信じて、御霊を受けて、神様に用いられる者となっています。私たちもまた、自分の思いで行い、愚かな行動をし、失敗する者です。でも、神様の導きは変わらない、こんな私を神様は用いてくださると確信し、引き続き御言葉に聞き従って、信仰の歩みと働きをしたいのです。サムソンという士師は、実に士師らしくない、表面的には無鉄砲で愚かで、罪も犯し、失敗もする人でした。しかし、神様は、様々な出来事を用いて、一つ一つペリシテとの戦いのための備えとさせてくださいました。あなたに対しても、神様は、この慈愛と忍耐に富む備えをしてくださるのです。どのように応えますか。

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