小グループで聖書を学ぶ

11 小さな従順を用いてくださる神様(士師記6:14〜27)

「心の門を開いて」

 私たちが用いられたいと願う時、すぐに大きなことを考えるかもしれません。しかし、神様は、はじめから大きなものを与えません。まず小さな信仰でできること、小さなことを忠実に行うことを期待されます。神様が弱いギデオンに求められたのは何でしょう。私たちが奉仕や仕事をする時、信仰でどのようにするのでしょうか。

「御言葉の種を蒔こう」

1 神様は、弱い、臆病者のギデオンを主の働きに用いるために呼ばれましたが、どんな召しでしたか。
・14節/


2 「あなたのその力で行き、イスラエルをミデヤン人の手から救え」と言われました。弱虫、臆病者と言われるギデオン、誰が見ても、不可能です。こんな弱虫がどうしてできるのでしょうか。これは、ギデオンに自分の考えや勝手な期待を捨てさせるためです。できないと思うことについて、「あなたのその力で行け」という召しを受けたら、あなたなら、どう返答しますか。ギデオンの返答を見て、どうですか。
・15節/


3 召しを逃れようと悪あがきをしていると見えるかもしれません。しかし、ギデオンは弱い欠けだらけの姿を主の御前に告白したのです。多くの人は、自分の弱点を自分で見ることができません。それでいて、仕事や問題について、恐れや不安を抱きます。あなたは、ギデオンのように自分の弱さをよく知っていますか。自分の弱さを見て、主の御前にそれをさらけ出しますか。イエス様に救われた私たちの弱さは、どうなりますか。(参考/Uコリント13:4,12:9~10)


4 ギデオンの弱さを知っておられる神様は、「わたしはあなたといっしょにいる」と言って、彼を励ましてくださいましたが、ギデオンの反応はどうでしたか。
・16~18節/


5 弱いギデオンは、「いっしょにいる」と言われても、主の使いを通して話される方が主であることを疑い、しるしを求めました。弱いということは、不安も疑いも多く起こります。しるしを求めたギデオンに、神様はどう応答してくださいましたか。不信仰だと退けられましたか。それとも、その弱さに応じて何か示してくださいましたか。
・19~21節/


6 ギデオンがしるしを求めたのは、不信仰に見えるかもしれません。しかし、このように神様が彼の求めを退けずに、しるしを見せてくださったということは、彼の小さな従順、小さい献身にも応えてくださったということです。弱い者が、御言葉を聞いても、恐れや不安で一歩が踏み出せない時、踏み出す確信を与えてくださるように祈ることです。あなたは、弱さのゆえに、不安や恐れを抱く時、どうしていますか。



7 イスラエルを救い出すために召されたギデオンが、まず行うように命じられたことは、何でしたか。大々的に兵士たちを集めて、戦争をすることでしたか。
・25〜26節/


8 神様がギデオンにさせたことは、偶像を取り除くことと、神様を正しく礼拝することでした。これがまず必要なことでした。心を占めているものが霊的偶像です。あなたにとって、偶像とは何ですか。ギデオンはこの神様の命令に対して、どのように従いましたか。行動した時に注目してください。それは、どういうことをあらわしているのですか。
・27節/


9 ギデオンは、とても小心者だったので、昼間人が見ている前ではできませんでした。でも、弱いなりに命令に従いました。このことが教えているのは、神様は、小さい献身、小さい従順を用いてくださるということです。私たちは、自分が用いられることを求めますが、いざそのための行動を求められると、ためらい、恐れ、「私にはできない」と思い、退けてしまいます。あなたにとって、小さな従順、小さな献身は何ですか。


「命の実を刈り取ろう」

 多くの人が「私は祈りもできないし、御言葉もよく分からない」と言って、しり込みします。でも、本当に何もできないのでしょうか。主はギデオンに、「あなたのその力で」できることをしなさいと言われました。小さな献身と小さな従順を通して、神様は驚くべきことを成し遂げられます。職場でも家庭でも、用いられます。何か事を始めようとする時、小さいことから始めるものです。ヨブ記8:7。きょうの学びを通して導かれたこと、決意したことは何ですか。詩篇119:35〜37。

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