小グループで聖書を学ぶ

12 小さな従順に応えてくださる主(士師記6:28〜40)

「心の門を開いて」

 神様は小さな従順を用いてくださると学びました。それでも、まだ従って大丈夫か、結果はどうかなと不安や疑いが生じ、心配します。ですから、弱い信仰を用いられる神様は、その従順の結果を見せてくださり、不安や恐れを抱いてる者に確信を与えてくださいます。

「御言葉の種を蒔こう」

1 ギデオンは、神様が言われるのだから、と召しに従いました。人々を恐れて夜に行い、何とか言われた通り実行しました。この弱いギデオンの小さな従順の結果はどうですか。
・28〜30節/


2 人々を恐れて夜に実行したにもかかわらず、誰の仕業かが発覚してしまい、町の者たちが騒ぎ出しました。私たちが御言葉通りに、神様の召しに従って生きて行くならば、事はうまく行くだろう、いや行くはずだと思います。頑張ってやったのにうまく行かない時や、かえって問題が起こった時は、どんな思いになりますか。



3 恐れながら従ったギデオンの心に、不安が増したことでしょう。バアルの祟りを恐れた町の者たちが、ギデオンを殺せと、彼の父に詰め寄りました。彼の父の反応はどうでしたか。どういうことを意味していますか。
・31節/


4 父ヨアシュは、町の人々の間違いを責め、ギデオンは助かりました。父は迷信から抜け出し、その信仰が回復しました。偶像に縛られていた人々の目を覚ます指摘となりました。これが、ギデオンの小さな従順、小さな献身に、神様が応えてくださったことです。一人の小さな信仰の従順が、まず家族の中に影響し、広がって行きます。このような例があったら、分かち合ってください。



5 信仰改革、信仰覚醒の恵みが広がって行った結果、ミデヤン人たちが連合して、攻め込んで来ました。せっかく、ギデオンの小さな従順、小さな献身が人々に影響するという恵みが起こり始めたのに、どうしてこんなことが起こるのか…。私たちも、信仰によって仕事や問題に取り組み、恵みを感じ始めていた時に、大きな事件が起こったり、自分の働きを責める者があらわれたら、どうしますか。(参考/詩篇18:6)
・33節/


6 私たちは、一人では弱い者です。反対や問題が生じるなら、なおのこと共に集まり礼拝し、祈りをささげなければなりません。ギデオンの弱さを知っておられる神様は、この危機においてどんなことを備えてくださいましたか。何が起りましたか。
・34~35節。


7 ギデオンを主の霊でおおい、民を招集させました。すると、まず彼の属する氏族、つまり親戚たちが集まって来ました。ガリラヤ地方の諸部族も、戦いをするために続々と集まって来ました。彼の小さな従順の影響は、こんなにも大きく広がって行きます。これが、小さな献身に神様が応えてくださった影響力です。では、あなた自身の小さな従順は、どうされると思いますか。(参考/ヨブ8:7,イザヤ60:22)



8 ここで問題は、集まって来た大勢の民をギデオンが率いて戦わなければならないということです。弱いギデオンに、とてもそんな勇気はありません。戦いの経験もなく、指導力もありません。恐れと不安でいっぱいになったギデオンが、神様に懇願して見せていただいのは、何ですか。
・36〜40節/


9 繰り返ししるしを求めたギデオンは、神様を試みる不信仰な者ではないか、と見えるかもしれません。しかし、神様を試みるというのは、はじめから不信仰な場合です。弱いギデオンは、戦う前に、神様が一緒だという励ましと確信が必要だったのです。私たちも、御言葉に聞き従って生きたいし、信仰で仕事や問題に取り組みたいのです。弱くて、足りなくて、自信がなく、不安でなりません。その場合、どんなことができますか。


「命の実を刈り取ろう」

 私たちも、予想外の状況の変化、思いがけない人の助け、問題自体の変化などを通して、神様が共にいて守ってくださると確信できることがあります。神様は、疑い深い、信仰の弱い私たちたちに対しても、忍耐をもって取り扱ってくださいます。なぜなら、イエス様の身代わりの十字架という尊い犠牲において救った私たちを、最後まで忍耐をもって導いてくださるのが、神様だからです。マラキ3:6, ヘブル13:8。私たちが弱さを委ねる時、イエス様が働かれます。Uコリント12:9〜10。弱いこと、不安になることは、恥ずかしいことではありません。神様が、その小さい従順、小さい献身に応えて、守り、導いて、用いてくださいます。Uコリント12:9〜10。きょうの学びを通して受けた励まし、具体的な導きを分かち合いましょう。

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