小グループで聖書を学ぶ

13 私の主人、軍師であられる神様 (士師記7:1〜14)

「心の門を開いて」

 イエス様を信じて救われた者は、自分が人生の主人であるという考えから、イエス様が自分の人生の主と分かり、イエス様中心の価値観となり、イエス様と共に生き、イエス様に導かれた人生を生きるようになります。小さな従順、小さな献身をしたギデオンもそうでした。

「御言葉の種を蒔こう」

1 イスラエルの民がミデアン人たちと戦うために、3万2千人もの人々が集まって来ました。ところが、ギデオンがイスラエルの民を率いてミデアンと戦おうとしている時、神様が言われました。どういうことですか。
・1〜2節/


2 単に威張るなと言うのではありません。民も敵も、この戦いは神様の戦いであり、主人公は神様だと悟ることを神様は望まれたのです。また、民が偶像に仕えることを止めて、悔い改めて、神様に立ち返って来たので、神様が責任を取ってくださるというのです。では、私たちのことについての責任は取ってくださるのでしょうか。なぜ、そう言えるのでしょうか。
・Uコリント5:15,17/


3 イエス様の十字架を信じて救われたことで、私たちの人生は、イエス様を心の王座に迎え、イエス様を主として生きるように変わりました。今小さな従順、小さな献身をしたギデオンに、神様が彼の人生の主であり、人生を導く軍師となられたことを教えられたのです。戦いの指揮を執られる神様は、ギデオンの軍師として何を命じられますか。
・3節/



4 「ギルアデ山から離れる」とは、存亡をかけた天王山の戦いを放棄するということです。帰ってしまった人々は、自分がなぜ戦わなければならないのか、なぜ痛みを受けなければならないのか分からない人々でした。自分が何のために信仰生活をしているのか、なにゆえにその働きをしているのか、あなたは認識しているのでしょうか。


5 1万名の民が残りましたが、神様は、まだ数は多いと言われました。天候は暑く、喉の渇く季節だったのでしょう。神様は、ギデオンに民を水のある所に連れて行き、水を飲ませるように言われました。その結果、どんな人々がどれだけ残りましたか。
・4〜6節。


6 軍師である神様は、作戦のために少数を残されました。しかし、選抜の結果は、たった3百人しか残っていません。ギデオンの心はどうなったでしょうか。私たちは、状況がかえって悪くなり、先がどうなって行くか分からない時、どれほど恐れ不安な思いに陥るでしょうか。この時、軍師である神様は、ギデオンに勇気と確信を与えるためにどのようなことを命じられましたか。
・9〜11節/


7 敵情を探ることは、軍師ならば当たり前ですが、ギデオンは考えもしませんでした。まさに神様は軍師です。私たちも、自分の思いだけ考えて、自分の目の前のことだけ見て、不安や恐れ、否定的な思いに落ち込みますが、私たちの軍師である神様は、どうするように言われ、どうしてくださると約束されましたか。
・詩篇119:24/
・エレミヤ33:3/

8 ギデオンが部下一人と密かに敵陣に下って行くと、二人の兵士が夢の話しているのを聞きました。夢の内容とその解説はどういうことをギデオンに教えていますか。
・13〜14節


9 「大麦のパン」に注目しましょう。パンは小麦で作るものです。大麦で作ると、固くてひび割れ、ふくらみもない、見栄えのしないパンになります。ひび割れた土の器のようです。これこそ、ギデオン自身のイメージです。ひび割れた大麦パンのような自分は使い道がないと思い込んでいたところ、敵が自分を「ミデアンを倒す剣」だと言っているのを聞かされました。「ああ、私も用いられるのだ」と、どんなに驚いて、感謝したことでしょう。このことは、私たちに何を教えていますか。どんなことに気付かされますか。


「命の実を刈り取ろう」

 自分の人生の主はイエス様、神様が軍師となって私を導いて、戦ってくださる信仰生活となっていることを感謝します。イエス様の十字架によって救われた私たちは、ひびだらけの土の器ですが、神の器として用いられる尊い器とされています。自分の自画像がどうであっても、イエス様の十字架のゆえに「高価で尊い」とみなしてくださるのです。御言葉を引用しながら、受けた励まし、恵み、導き等を分かち合いましょう。
・Uコリント4:6〜7,イザヤ43:4/

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