小グループで聖書を学ぶ
１2 信仰の勇士となって用いられる（士師記7:15～25）
「心の門を開いて」
弱虫ギデオンが勇士となり、精鋭300人を引き連れて、圧倒的な数の敵と戦い、勝利を収めます。どうして、そのようになったのでしょうか。それは、私たちが神様の御手によって、どのように用いられ、どのような人になるかを教えています。
「御言葉の種を蒔こう」
１ 大軍を前にイスラエル軍は、たった300人に減らされてしまいました。不安と恐れで、憂うつになっていたギデオンは、ミデアンの陣営で夢の解釈を聞かされました。ミデアンの天幕を倒す大麦のパンがギデオンのことだと敵兵を通して聞き、どのようになりましたか。戦いを前にしたギデオンにとって、何が必要でしたか。（参考/ヨハネ16:33, ヨエル3:10）
・14～15節前半/
２ 夢の解釈を聞いて、小さな献身が大きく用いられることを知り、確信を与えられたギデオンは、この時から勇士となりました。重要なのは、戦いをする前に信仰による勝利の確信が与えられることです。私たちにとっても、何か事にあたろうとする時、信仰による確信がなければ、どんなことになり易いですか。
３ 信仰の備えがない時、うまく行かないと、するんじゃなかったと後悔し、問題が起これば、自分にはできないと諦め、先が見えないとすぐに失望してしまいます。小さな従順・小さな献身でも、確信が与えられれば、進んで行くことができます。自分の自画像であった大麦のパンがミデアン人を倒すギデオンだと敵兵を通して聞き、大きな確信を与えられたギデオンは、感謝して、礼拝しました。ここで大事なこと、必要なことは何ですか。引用箇所も参照しましょう。（使徒16:10の「確信した」の原文は「共に確信した」です）
・15節後半/
・使徒16:6～10/
４ ギデオンが与えられた励まし、確信を仲間にもシェアーし、三百人が、圧倒的な数の敵との戦いに立ち上がって行くことができました。ギデオンが兵士たちに戦術について指示していますが、弱虫ギデオンは、どんな人に変っていますか。それを象徴する「空の壺」はどんなことを教えていますか。（参考/Ⅱコリント4:6～7）
・16～18節
５ 勇士たちは、空の壺と角笛と松明を持って、ミデアンの陣営に着くと、ギデオンの号令に従って、作戦通り行いました。理に適った戦術が行われています。どうして、ギデオンがこのような指揮をすることができるようになったと思いますか。
・19～21節
６ 兵士たちが熟睡している真夜中、三方から取り囲み、一斉に壺を割り、角笛を吹き鳴らし、隠しておいた松明を掲げたら、兵士たちは大勢の軍隊に取り囲まれたと錯覚し、パニック状態に陥りました。空いている一方から、逃げ出しました。名軍師の戦術のようです。背後で、誰が動いていましたか。それを知って、私たちは、どういう信仰を持つことができますか。
・22節/
・ローマ8:31～32/
７ 欠けだらけの土の器に過ぎない者たちも、神様に聞き従うゆえに勇士となりました。イエス様に救われた私たちも、信仰の勇士となって、人生の問題や仕事や学びに取り組んで、勝利するようになります。奇襲攻撃に勝利したギデオンは、追撃に際してどんな人々を召集していますか。それは、どういう意味を持ちますか。その人々にどんな思いを与えますか。
・23節/
・士師7:3,7/
８ 彼らは、始めに一緒に戦おうと集まって来たが、恐れのために帰った民、奇襲攻撃部隊から外された人々です。彼らは見捨てられた、役に立たなかった存在だということではありません。敗走する敵を追うことは、彼らにも十分できます。ここにおいて、離脱して意気消沈していた人々も、励ましと慰めを受けました。はじめに召集されなかったエフライム部族（中心的な部族）も召集されて、敵の王たちを捕らえます。これは、少数精鋭が教えられているのではなく、どんなことが教えられていることになりますか。（参考/詩篇133:1,ゼパニヤ3:9）
・24～25節/
・士師6:35/
９ 全イスラエルが一つとなってミデアン人と戦いました。先に戦った者も後に参加した者も、一つとなって共に戦い、勝利しました。私たちも、共に救われたいのです。共に信仰回復の恵みに欲したいのです。ともに教会活性化に従事したいのです。家庭でも、職場でも、学校でも、そして教会でも、どのようにして行くことが、神様が私たちに望まれることですか。
・エペソ4:13,16/
「命の実を刈り取ろう」
なぜ、信仰の勇士になれないのでしょうか。御言葉によって自我が砕かれていないからです。神様の御前に、自分が本当に欠けだらけの土の器だと認めていないからです。神様の御前に正直になるなら、欠けだらけの土の器が用いられるようになります。悔い改めて、自我という壺を割り、賛美と感謝の歓声をあげるなら、神様の御力のあらわれる新しい人生が始まります。Ⅱコリント5:17。きょうの学びで受けた励ましや慰め、導きや決心を分かち合いましょう。
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